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BTS 推しへのチャレンジで見えてきたこと V編 「甘えたい人」


V: 僕は牛乳配達してました。みんな牛乳配達のバイトしたことないんですか?
1時間目が終わったらするんですよ。

JIN: やー、それバイトじゃないよーw

J-HOPE: それは牛乳当番www

(アメリカンハッスルライフ Ep.7より)



え!テテちゃんが牛乳当番?!



このnoteはT-Crownさんの推しへのチャレンジをやってみた前回のJIN編の続きになります。

心理テスト どの席を選ぶ?


私の左隣の席はテテちゃん。


Vは「あなたが甘えたい人」

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先月のCDTVにおいて、ありがたいことにメンバー 一人一人の紹介がありましたね。
BTSを数十秒で紹介するなんて、至難の業だったことでしょう。スタッフの皆さんお疲れさまです。

ただ「V=2017年世界で最もハンサムな顔100人で1位を獲得。その端正な顔立ちが大人気」と紹介された時、なぬ?!いやいやテテちゃんは顔だけじゃなーーーい!!と鼻息を荒くした私。


でも自分の過去のnoteを遡って気が付きました。


私はちゃんと顔から入っています。
彼らの美しさだけで沼の入り口に立ちました。
大事なことだから何度でも言います。
きっかけは全員のルックスと声でした。
そうです。
「どの口が言う?」とは正にこの事です。


入り口なんてどこだって関係ないさ!
見た目から入ってもいいじゃないか!
(急に大声で言ってみる)


ただ敢えてお顔に触れなくてもね。端正なお顔立ちは見れば分かる。テテペンの皆さんの憤りはそこでしょうね。見れば分かることを紹介せんでもよろしいと。ごもっともです。
でもスタッフさん達もお気の毒です。彼を見たら語彙力は飛んでいってしまったのでしょう。これはもう不可抗力です。

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・・・・・・

えーと、何の話だったか。(記憶も飛ぶ)

そうだ思い出した。(正確にはスクロールした)
この紹介で「ふむふむ。これが世界一位のお顔か」と見惚れながら沼へと踏み出したとして、テテちゃんの魅力がそこだけではないと気付くのはあっという間でしょう。

私もそうでした。

最初のイメージ

キラキラを通り越してギラギラに輝くテテちゃんはそれはそれは美しい。その華やかな美しさゆえ、初見でキャラを決めつけてしまいがち。

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①注目されることに慣れてるから、周りが騒いでいても気にならない。
②パーティーは主役より目立ってしまうのが申し訳ないが大好き。
③何でもこなせるけど力仕事はムリ。
④出来ないことがあるとすれば、このオーラを消すことだけ
・・・というイメージ・・・


そのイメージをガラガラと壊したアメリカンハッスルライフの例の一コマ。


牛乳当番してたの…?
力仕事だね…


しかし、これは小学生の頃のお話。
もしかしたら紙パックですごく軽かったのかもしれない。(問題をすり替えてみよう)
けれども私はその後Run BTSを見て、また衝撃を受けることになる。

天使さまの存在


わちゃわちゃしている少年団がハイスピードで話す中、彼はゆっくりと自分のペースで話をしていた。時間の流れが彼だけ違う。ジャンケンをする時に天使さまに確認する姿も、少し戸惑った表情で考えている姿も、彼が何かをする時はおっとりと優しい時間が流れる。

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この後ジンくんが「天使に呼びかけられたら 死んじゃうんじゃないの? 呼びかけたって言わないで。ささやいたって言って。」とみんなに言い直しをお願いしてるのが可愛すぎました。
天使に呼びかけられてもいない私が死にそうに悶絶しました。あっちにこっちにソッチニ危険がいっぱい!


私は悶絶しながら悟った。
テテちゃんはギラギラなイケメンパリピじゃなかった。そして天使さまがついてらっしゃる…。

ところで色んな機関から様々な角度で研究されている少年団ですから、テテちゃんの天使さまについても研究が進んでいるかもしれませんね。論文が発表されたらぜひ拝読したいです。


そして、この衝撃を上回る衝撃がこの後も私を襲います。(語彙力はどこへ?)


まさかのボーカリスト


昨年、夢中で観たドラマ『梨泰院クラス』
出来の良いドラマはOSTも良い。主題歌のSTARTは今聴いても胸が熱くなるし、ポイント毎にかかる曲たちもストーリーの盛り上がりに花を添えている。

そして13話の序盤で流れた曲

V  “Sweet Night”

この曲が流れるシーンを軽くまとめてみました。さほどネタバレでもありませんが、これから作品を観る予定の方は読み飛ばしてください。


主人公のセロイが人生を賭けている飲食店”タンバム” 前の歩道橋で、体調を崩していたヒロインのイソを待って迎える。

2人がお互いの姿を確認したところでOn my pillow〜 Can’t get me tired〜とSweet Night が流れる。

とろけるようなセリフはない。
イソが上手に甘えるのに、
自分の気持ちに気付かない
不器用なセロイの不器用な言動。
近付かない2人の距離が
じれったくて微笑ましいやり取り。

そして韓国語で”甘い夜”という意味の店名”タンバム”という文字と月のイラストが描かれた看板がぼんやりと映り、徐々にフォーカスされる。


特別に何か起こるわけじゃない。
むしろ何も起きないからこそ、この時の主人公たちが愛おしくて何度も巻き戻したシーン。
そのたびに流れた曲。

甘い大人の男性ボーカル

ささやくような低音から入り、力を入れ過ぎず優しく切なく喉を震わせるような声がNight、Nightとフェードアウトしていく。
主役の演技はもちろんのこと、この曲がもたらす艶やかで、まったりとした空気感がこのシーンを支えている。

この歌は誰だろう?

後で調べようかな、いやOSTを買えばいいか、などと考えていた。英語だったし、まさかこれがBTSのVくんだなんて。
私の推定では《30代後半男性ボーカリスト》だったんだから。

しかもBTSにハマってからも全く気付かず、あの曲を作ったのも歌ったのもVくんだったと知った時







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この状態になりました。
文字にも起こせないほど震えました。

この曲はitunesで記録を作っているようですね。何ヵ国かで1位を取ったアジア初のソロアーティストだそうです。

ちなみに、この曲は最終話のラストシーンでも流れます。


まさか、こんな曲を作れるなんて。


ギラギラなイメージを拭い去った後は、君を少し幼い男の子を見るような気持ちでいたのに。


もう少し早く気付いてもよかった。


普段の言動はかわいらしくて無邪気でも、よく聴けば 「テテちゃん」なんて気軽に呼べないほど、その声は成熟した大人の色味を帯びている
このバリトンボイスは確かに天性のものだけど、彼独自の感性のフィルターを通すからこそ、よりドラマチックなのに。


それにしても、どうしてこんなに魅力的なんだろう?


牛乳当番をアルバイトだと思っていたテヒョンくん。彼にとってはお仕事だった。そこにお給料が発生しなくても、それは人のための大事なお仕事。

欲を持たない彼はいつだってまぶしい。

Vであっても、キム・テヒョンであっても。
だけど時に本来のキム・テヒョンではなく、Vとしてだけ見ている人もいる。

それは人間関係に悩むアミへ「分かります」という言葉とともに綴られていた。

人が大好きで沢山のお友達を作ったけれど、多くの人が自分をキム・テヒョンではなくVとして見ていたという。このために彼は多くのことを変えたそうだ。

BREAK THE SILENCEで話していた「キムテヒョンはVを見せることが出来ない」 という言葉はここに繋がっているのかもしれない。

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私の勝手な想像だけれど、人の欲というものを目の当たりにしてしまったんじゃないだろうか。

彼は無邪気であどけない少年のようだけど、本当は何もかも、本質的なものを感じとっている気がする。

見えないふりをやめたんだろう。
沢山のがっかりした気持ちを抱えて。


人は傷ついたらその部分を忘れようとすると思う。自分の中の傷の原因は悪だし、うっとうしくて憎い。それが人を成長させるなんて都市伝説かよ、とひねくれた私は思う。


だけど彼はすべて受け止めるのだ。

振り返ってみて
大変だったあの日々も
僕にとって大切なものだったと
思えるようになりました


画面の向こう側
笑顔がいつもより少ないだけで大騒ぎされるVくんは、過ぎてしまった沢山のことを全部宝物にできるテヒョンくんでもある。



Vの感性と こころの美しさ



2021年6月6日
ちょうどこの日にウィバースをウロウロしていた私はリアルタイムでこのメッセージを読んだ。

 u are goat 🐑🐏🐑🐏
 I’ll keep an eye on you.
〈あなたは最高です。見守っているよ。〉

『17 and Lost Memories』という動画のリンクとともに投稿されたメッセージ。(動画は現在非公開)

テヒョンくんがこれをシェアしてくれたのはアミへのメッセージもあるのではと思いすぐにリンク先へ。すると、あらビックリ全て英語!日本語字幕無し!(当たり前) そうだ、英語で良かった。韓国語はもっと無理だった!例のごとくメモを取りながら視聴した。


この動画の主、Matthew Chunくんはカメラに向かって話をしていた。それは視聴者へというより、未来の自分に話しているようだった。
彼は友人と訪れたスキー場で、忘れてしまっていた家族との思い出がよみがえり感慨深かったそうだ。


彼の話は私の琴線にも触れるものだった。
日本で平凡な毎日を送っている私にも、小さな発見や感動が訪れることがある。“きっとこの瞬間は忘れられない” そう感じたはずなのに、それはいつの間にか日常に溶けていってしまう。寂しい気もするし、だけど仕方がない気もしている。全部を抱えて生きるには、疲れを感じるほどに大人だから。

違うな。
大人だから?
あきれるほどダサい。


Matthewくんは違う。今までもこれからの事も出来るだけ記憶に留めたいと話していた。その為に色んな思い出のアイテムを取って(撮って)おきたいという。それらは自分の人生を彩ったものを思い起こす助けになると考えているからだ。
彼はこの翌日に17歳になる。年齢のせいでは無いのでしょう。この感性は彼のもので、きっと大人になってもずっと持ち続ける。

テヒョンくんがどうやってこの動画に出会ったのか明かされてはいない。Matthewくん本人もアミから殺到した応援コメントで知り、ただただ驚いて感謝していた。色々な方面への配慮から動画を非公開にすることにしたけど、メッセージへの感謝の気持ちは変わらないと後日話している。


Matthewくんの想いに触れて感動したテヒョンくん。ずっと本当に見守るんだろうな。


人間関係を整理することを覚えて
その過程も全て受け入れられるほどに
器の大きい君は
その声と同様に
どこまでも深くてあたたかい。


いろいろ理解した今だって
人を大好きなんだろう。


なぜ彼がこんなにも眩しいか。
わたしがどこかへ置いてきてしまった大事な”何か”を失わずに持っていそうだから。

だからわたしは甘えたい


メンバーにとても甘やかされているテヒョンくん。メンバーだけじゃなく、出会う人みんなを虜にして、とろけさせてしまうけど、実は君がいちばん人を甘やかすのが上手なんだと思う。


眠れない日
少しだけツイてなかった日
不安な日
どこかモヤモヤして
原因も分からなくて
小さな事で傷つく昨日の自分にも
踏ん張れなさそうな明日の自分にも
自信がなくて疲れてしまう
そんな時は


君の歌に寄りかかりたい


V  “Sleep”

静かな夜が 僕を訪ねてきて
ぼんやり窓を見上げると 雲は今も 歩いているね 
寝返りをうつ 布団の音はだんだん
小さくなって 小さくなる夜
あたたかく ふかふかになる夜

一緒に眠ってもいいかな 今夜
君に体を預けてもいい?
また別の 僕のお話を聞きに 行ってくるね

君に身を任せてもいい? 今夜
昼も夜も君を想うよ 僕の夢で





ここで1つ告白。



テヒョン君がいつか自分自身に贈った言葉は、私のひねくれた心にも刻まれました。

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私もそんな階段だけ登ろう。







Special Thanks for 



お気付きでしょうか。
なんと5000字を超えたようで…(削りました😭9/6 )
長いと読まれないよね?と聞きたい人ランキング第一位ゆんぎさんについては次回。
お付き合いいただけたら嬉しいです。





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