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カケルの『自己犠牲』と高橋大輔の生き方

またしてもとっ散らかっている。 言いたいことは山ほどあるのだがなかなかまとまらないといういつものパターンである。 カケルの『自己犠牲』について考えている。 高橋大輔が「カケルは自分とは違う」「自己犠牲がテーマ」というのが、公演を見ても、もうひとつピンと来なかった。  下敷きになった『銀河鉄道の夜』でカムパネルラは友人を助けて溺れて死んでしまうが、カケルの死はどちらかといえば自爆だ。『死』は自己犠牲を伴っていない。ではなぜ高橋大輔は『自己犠牲』と口にしたのだろうか。 病気で

    • 氷艶2024

      氷艶、あっという間に終わってしまった。 楽まで見て、初演の印象とは大分変わった。高橋大輔は例によって観客のエネルギーを取り込んで『化けて』いき、バディである大野拓朗さんもまた変わっていき、4公演とは思えぬほどの進化(深化)を見せた。 実を言うと、初演を見て、微妙にモヤるお🐟はそれなりにいた。 なぜお🐟はモヤったのかという話から始めようと思う。断っておくが、お🐟全員の意見ではない。しかし私の周りは微妙にモヤる人が結構いた。ゆずファンや大野拓朗さんのファン、つまりこれまでほとん

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