見出し画像

こんにちは。
OPEN AIR LAB学芸員の松本です!

本日6月4日は虫の日!
虫の日は漫画家で昆虫愛好家で知られる手塚治虫先生などの昆虫愛好家たちが中心に日本昆虫クラブが制定した日だそうです。語呂合わせではありますが、実際5月・6月は様々な虫たちが活発に活動する時期なので、虫の日にピッタリですね。ということで、今回は2024年5月に大学周辺で観察した虫たちを紹介したいと思います。


チョウ類

大学周辺で5月に飛び始めるチョウと言えばウスバシロチョウ(ウスバアゲハ)です。日当たりのいい草地を活発に飛び回る大きくて白い蝶はとても目立ちます。今年もよく見られました。

ウスバシロチョウ

他にもトラフシジミやイチモンジチョウなど比較的日当たりのいい場所で見られるチョウを観察しました。

トンボ類

大学ビオトープ池やブリコラ屋外水槽で越冬していたクロスジギンヤンマヤゴの羽化し始め、特に5月中旬の屋外水槽では毎朝どこかしらで羽化が観察できました。晴れた日にビオトープ池に行くと池周辺を飛び回る様子も見られます。

クロスジギンヤンマの羽化

他にビオトープ池では、4月から出現していたホソミイトトンボや、5月中旬からはシオカラトンボ、ショウジョウトンボが観察できました。また、近くを流れる鶴川の支流に行くと、ミヤマカワトンボやアサヒナカワトンボなど流水性のトンボも多数見られました。

ハチ類

4月によく目にしていたクマバチはあまり見なくなり、代わりにブリコラの日よけの簾に集まるドロバチ類をよく観察していました。

小型のドロバチの一種。簾に営巣している

アミメカゲロウ類

ウスバシロチョウと同じく、5月に入ると日当たりのいい草地に飛び始めるのがキバネツノトンボです。今年も大学周辺の草地で多数観察できました。黄色い後翅がとても美しく、飛んでいるときも目立つので意識してみると比較的簡単に見つけられます。

キバネツノトンボ

土壌生物

今まで紹介した虫たちのように季節性があるのかは分かりませんが、5月中に土壌生物観察をしてみたところ、カニムシやトビムシ、ヌカカ幼虫と思われる一種などが見られました。

ヌカカ幼虫と思われる一種

おわりに

虫の日ということで、5月に観察した虫を振り返ってご紹介しました。これから6月は夏の虫たちがどんどん増えてくる季節です。ぜひお近くの環境で虫観察をしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?