『銀座 有賀写真館物語』ストーリー紹介

『銀座 有賀写真館物語』とは

銀座の一角にある「（旧）有賀写真館」で、その創業時の大正時代にタイプスリップし、そこで自らも撮影されながら起こる物語を体験するという、写真館ならではの体験型イベントです。

舞台は取り壊しが決まっている銀座のビルの一角。
長年、有賀写真館がたくさんの人々の写真を撮ってきた場所で、最後の物語が語られ、最後の撮影が行われます。

本作品は、客席に座って鑑賞する形式の舞台作品とは違い、観客のみなさまが物語の登場人物として、ご自身の意志で物語を生きるような体験ができる作品です。演者と同じ空間に入り込み、登場人物と会話をしたり、手助けをしたり、おそらく観客の数だけそれぞれの特別な物語が存在することになるでしょう。
そして、舞台は写真館です。もちろん、お一人お一人のお写真をプロのカメラマンが撮影いたします。タイムスリップした先の、大正時代を彷彿とさせる衣装に身を包み、歴史を刻んできた場所で撮影する特別な写真です。

写真は人生の物語を切り取るもの。

あなたが手にする写真に何が写っているのか、ぜひ、ご自身の目で確かめてください。

ストーリー

（有賀写真館…ここかな…？）

一枚の古ぼけたチケットを手にしたあなたが銀座の古いビルの前で立ち止まると、ひとりの人物が話しかけてきました。

「お待ちしておりました。時間旅行社タイムツアーガイドの雨宮です。
　チケットをお持ちのあなた様には、これから時間を超えた旅をしていただきます。
　旅先で未来から来たと怪しまれるといけませんから、当時の流行服に着替えていただいてから出発しましょう」

あなたは用意された衣装に身を包み、時間旅行に出かけます。
向かう先は、1918年の銀座。

時は大正時代。季節は秋です。
この頃の日本は、明治時代に始まった近代化の流れが、社会的、文化的に円熟してきています。洋服、電話、映画といった新しい技術が人々の生活に登場し、女性の社会進出も進み始め、大正ロマンの風が銀座を中心に流れていました。
しかし、一方で列強国からの排斥の危機に立たされていた日本政府は、国家統一を目指し、国策への批判精神と運動に対する弾圧を活発化させていました。そしてシベリア出兵が行われ、太平洋戦争へと突き進んでいきます。 

世界が自由で煌びやかに広がっていくようにも思え、
世界が窮屈で無為に滅びていくようにも思えた時代。

大正時代がその中に抱える、相反する二面性は、そこに生きる人々の運命を翻弄することになります。

有賀写真館は、そんな時代のただ中に創業を開始しました。

現代と違って、写真を撮ることがまだ特別であった時代。
有賀写真館には、人生の特別な瞬間を写真に残そうと、連日多くの人々が訪れています。
結婚や卒業といった家族の記念日のために訪れる人々、そこには時代を代表する人物の姿もありました。

写真師の新城守は、アシスタントの玉木弥生と、今日も写真を撮っています。

彼は、文化への理解に厚い両親に育てられ、かつては小説家を夢見ていました。彼のその夢に多大な影響を与えたのが、芥川龍之介です。

二人はお互いが小学生の頃に出会い、その交流を深める中、新城は、芥川や第一高等学校時代に出会った菊池寛らの才能を目の当たりにして、「彼らこそが次代の文芸を切り開くであろう」と小説家への道をあきらめたのでした。
その後、家族写真を撮りに訪れた有賀写真館で、「写真は一枚の物語を綴じるものだ」という写真の持つ可能性に感銘を受け、新城は写真師の道を進むことになります。

それから数年、久しぶりにと盟友芥川が有賀写真館に新城を訪れたその日、悲しい運命の歯車が動き始めて―。

「……赤紙が、届いたんだ」

時間をさかのぼった先で出会う人々と、一枚の写真。
そして、登場人物の一人となった、あなたが紡ぐ物語。

チケット情報

プレイガイドにより、チケットを取り扱っているイベント時間帯が異なりますので、ご都合のお時間に合わせてプレイガイドをお選びください。

■Peatix(ピーティックス)
取り扱い時間帯：12:00 / 13:10
https://peatix.com/group/7223867/events

■イープラス
取り扱い時間帯：14:20 / 16:20 / 17:30 / 18:40 / 19:50
https://eplus.jp/arigasyashinkan/

注意事項

〈時間、人数について〉
※想定所要時間は1時間半～2時間程度です。お買い求めいただくチケットの種類により着付け等の違いがあり、所要時間が異なります。
※ 1公演当たり、他のお客様も含めて12名でお楽しみいただくイベントとなります。その為、チケットの販売枚数が少なくなっております。

〈お楽しみいただける方について〉
※推奨年齢は12歳以上です。
※お子様や外国人の方は、小学校高学年レベルの日本語でのコミュニケーションができる方でしたら、ご参加いただけます。
※小学生以上はチケットが必要です。また小、中学生以下のお客さまのみでの参加はお断りさせていただきます。ご参加される場合は、必ず20歳以上の保護者の方がご同伴ください。
※未就学児はゲームの性質上、ご参加できません。予めご了承ください。

〈お貸出する衣装・お荷物について〉
※S/Aチケット購入のお客様は、サイズ等の指定をいただく関係で、お一人様に付き1枚のお申し込みをお願いいたします。
※身長149cm以下のお客様は、ご用意している衣装のサイズの関係で、S・Aチケットの購入はご遠慮ください。
※衣装は、男女共にS・M・Lサイズをご用意いたします。
※Aチケットをご購入のお客様は、男性は革靴、女性はスニーカーや高いヒール以外でお越しください。
※お客様のお荷物はご自身で管理していただきます。進行に支障をきたす場合は、クロークをおすすめする場合がございます。お預かりできる数に限りがございますので、公共のコインロッカーなども併せてご利用ください。荷物は少なめにしてお越しいただくことをおすすめいたします。
※クロークは1回500円でご利用になれます。S・Aチケットをご購入のお客様は、クローク利用料がチケット代に含まれます。
※S/Aチケットをご購入の女性：キャミソールや首の大きく開いたインナーを着用ください。
※S/Aチケットをご購入の男性：首の大きく開いたインナーを着用ください。ステテコなどをお持ちでしたらご持参ください。
※Sチケットをご購入の方で、和装肌着をお持ちの方はご持参いただけるありがたいです。
※Sチケットをご購入の方はライトメイクでお越しいただくことをオススメします。
※敏感肌の方は、ご自身の化粧品をお持ちいただくか、スタッフまでお声がけくださいませ。

〈チケットについて〉
※本イベントへのご参加には必ずチケットが必要です。参加される人数の専用チケットをご購入いただき、当日は忘れずにお持ちください。
※チケットは券面、もしくは専用画面に記載された日時にのみ有効です。
※チケット購入後、各種変更(公演日、公演時間の変更、代金の払戻し、券種の変更など)は一切お受けできませんので予めご了承ください。購入の際、お支払前にもう1度よくご確認ください。
※営利目的のチケット転売は、いかなる場合にも固くお断りいたします。
※早割チケット発売期間で完売した場合は、通常・当日チケットの販売はございません。

〈その他〉
※会場内にはお手洗いが1つしかご用意が無いため、できる限り来場前にお済ませください。
※これからお楽しみいただくお客さまのために、内容をブログやSNSなど、インターネットで公開すること、また配布物を譲渡や転売することは固くお断りいたします。
※本イベントは屋内での開催となるので雨天決行ですが、荒天、その他の事由により主催者が止むを得ず開催を中止する場合がございます。イベントの中止に伴う、会場までの旅費等(キャンセル料)の保障は一切いたしません。
※必ず事前に指定された時間までにお越しください。お越しいただけない場合には、準備の関係でイベントスタート時間前であっても入場いただけません。
※原則、イベント中の入退場はできません。緊急の場合等に限り、お近くのスタッフに再入場の旨をお申し出ください。

＜参加制限＞
チケット購入前に下記の参加制限を必ずご確認ください。
・参加可能な年齢：6歳以上(小学生以上)
・参加推奨年齢：12歳以上・椅子に座ることができない方：✕　
・階段の上り下りができない方：✕　
・閉所恐怖症、暗所恐怖症の方：✕・目の不自由な方：✕　
・手の不自由な方：✕　
・耳の不自由な方：✕
・足の不自由な方：✕（義足等で歩行がある程度可能な方は可）
・車椅子の方：✕　
・心臓の弱い方：✕・首や脊髄に異常のある方：✕　
・精神障がいをお持ちの方(本人またはお連れの方の申告によって認定します)：✕
・泥酔している方：✕　
・妊娠中の方：✕

＜会場での感染予防対策について＞
本イベントでは、以下の感染予防策を徹底し、細心の注意を払って運営に努めさせていただきます。
また、お客様自身におかれましては、発熱を含む風邪のような症状や、その他体調不良の際にはご来場をお控えいただき、感染拡大防止にご協力くださいますようお願い申し上げます。
■スタッフの手洗いうがい、手指の消毒を徹底いたします。また、マスクを着用したままでの接客対応をさせていただく場合がございます。
■出勤時に必ず体温チェックを行い、発熱しているスタッフは出勤を取りやめます。
■お客様が触れるアイテムなどには除菌・洗浄を施し、感染防止に努めます。
新型コロナウイルスに関しまして、大変ご不安な思いを抱かれていることと存じますが、有賀写真館物語スタッフ一同、お客様のご不安を少しでも軽減し、イベントを楽しんでいただけるよう、精一杯努めてまいります。
なお、新型コロナウイルスの感染拡大状況や、政府発表等により予定が変更となる場合がございます。
今後変更がございましたら、随時本ページ等にてお知らせいたしますので、ご来場の前には必ずご確認くださいますようお願い申し上げます。

参画プロジェクト
CANBIRTH
-解体前の銀座のビル１棟まるごとキャンバスに-
https://birth-village.com/canbirth/

協賛（敬称略）
銀座ボーグ・ふりふ・三松・株式会社やまと・SUITBAR代官山

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〈主催／企画制作〉
有賀写真館物語実行委員会