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SCRAP生放送 『きださおりの体験ジャンキー 番外編』オンラインイベントレポート

こんにちは!きださおりです。

ライターのよこやま まどかさん(noteTwitter)が、2020年4月24日にSCRAP公式チャンネルで生配信した『きださおりの体験ジャンキー 番外編』のレポートを作成してくださいました。

よかったら読んでみてください!

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今回は緊急事態宣言下の自粛期間中の4/24にYouTubeのライブ配信を使って行われた番外編のレポートをお届けします。
といっても、SCRAP公式チャンネルにイベントアーカイブ動画を保存しておりますので、詳しくは動画を見てください。このレポートでは特に、新型コロナウイルスの対応で体験型のコンテンツ全体が大ダメージを受けているなかで、今後に向けてきださおりさんやゲストの方々が今何を考え、何を行っているかをメインに記録しました。

まず、「体験ジャンキー」とは?

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こちらの画像にもあるように、普段はリアルイベントとして、世界一謎があるテーマパーク・東京ミステリーサーカス内のヒミツキチラボ365というスペースで開催しているトークイベントです。
日々体験型イベントを作り、自らも体験すべく足しげく通っている自他共に認める“体験ジャンキー”のきださおりさんが、「最近であった面白い体験」をレポートし、その中でいくつかの体験を掘り下げ、製作者や関係者に制作秘話などをインタビューする企画です。

0.ゲスト紹介

リアルイベントと同じく、前半はきださんが出会った面白体験のレポート、後半は「その体験どうやって作ったの?」というゲストインタビューという構成です。
この日は、リアルイベントができない状況のなか、オンラインでの番外編の放送となりました。オンラインということで、リアルイベントではなかなかお呼びできない、関西、九州のゲストに来ていただくことができました。

福岡で人狼ゲーム専門店「人狼ヴィレッジ」の店長を務めつつ、マーダーミステリーを作るじゃんきちさん、そして、大阪で「Escape Osaka」という脱出ゲームのお店を営みつつ、マジシャンとしても活躍するBen Daggersさん。クリエイターとしても活躍される一方、現在新型コロナウイルスの影響を大きく受けている体験型イベントの実店舗を抱えているということで現状やこれからについてもお話を伺いました。マーダーミステリー、謎解きゲームが好きな方には必見の回です!

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1.きだが出会った「面白体験ダイジェスト」

まずはきださんの好きな体験のタイプの定義はこちら。

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そしてきださんの印象に残っている昨年の体験がこちら。

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この中からいくつかの体験についてお話いただきました。
話していただいたのはこちらの3つ。(詳細はアーカイブ動画にてご確認ください)
①Sherlock「The Game is Now」(ロンドン:謎解きゲーム)

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②「老奶奶的猫」(上海:マーダーミステリー × 謎解きゲーム)

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③「Shanghai 1943」(シンガポール:マーダーミステリー)

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海外に行けるようになったら体験してほしいからとネタバレに配慮して話された内容はそれでもワクワクするような魅力的なものでした。
この3作品に共通するのは、世界観の作りこみとドレスアップです。これらによって参加者が自然に作中の人物になりきれたり、謎解きに没入することができるということがわかりました。

これらの同時期、きださんご自身が企画していた『銀座 有賀写真館物語』という作品がありましたが、これも大正時代を舞台にドレスアップをして物語に入り込んでいくという体験でした。(残念ながら新型コロナウイルスの影響で中止となり、現在新たな場所を探して再企画中だそうです)

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きださんのレポートの3作品はすべて海外作品でしたが、国内でも面白い体験があるということで後半のインタビューに進みます。

2.「その体験どうやって作ったの?」じゃんきちさんインタビュー

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じゃんきちさんプロフィール
じゃんきちこと佐藤倫さん
人狼ゲーム専門店「人狼ヴィレッジ(福岡天神)」の店長。
マーダーミステリー「ランドルフ・ローレンスの追憶」や新しい人狼ゲームのジャンルである「パンドラの人狼」などを生み出したクリエイターでもある。
前職はソーシャルゲームのプランナー。マジックザギャザリングでも活躍。人狼ヴィレッジHP:https://jinroubar.com/

「パンドラの人狼」についてのお話をはじめ、きださんも体験された「ランドルフ・ローレンスの追憶」についてお話いただきました。

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”複雑に物語が絡みつつさわやかな読後感がある”ときださんが感想を抱いた「ランドルフ・ローレンスの追憶」について
・発想のきっかけ
・自分を追い込んで1週間で制作した裏話
・実は初めて作ったマーダーミステリー
・たった一人でゲームマスターとして90公演開催。5時間/回
・参加者の満足度を最大にするために大切にしているルール
・マーダーミステリー作家と「人狼ヴィレッジ」店長との切り替え
などについて教えていただきました。(詳細はアーカイブ動画にてご確認ください)

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「今の厳しい時期をどう過ごしているか」という質問についてじゃんきちさんは
お店を閉めているが、今やれることは作品を作りためて、自粛が明けた時に来てもらえる準備をすること。そして、自粛期間だからこそ人と会いたい、つながって遊びたいという気持ちが強まっている事を感じ、オンラインのイベントなどでもそれを満たす新しいものを作りたいという気持ちでいるとお話されていました。

最後に、次回作についても少しお話いただけました。

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『VOSTOK ボストーク』
国際宇宙ステーションISSを舞台として9人の登場人物が描く物語です。詳細&続報はじゃんきちさんのTwitterをチェックしてみてください。

配信中のチャットでいただいた質問については「SCRAP FUN CLUB 少年探偵SCRAP団」限定の動画でお答えいただきました。
「SCRAP FUN CLUB 少年探偵SCRAP団」についてはこちらから!

3.「その体験どうやって作ったの?」Ben Daggersさんインタビュー

続いては大阪からBen Daggersさん!

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Ben Daggersさんプロフィール
ロンドン出身で来日11年目のマジシャン。
そして2年半前に作った体験イベント店舗「escape osaka」の代表であり、クリエイター。
これまで公開された「暗黒の座禅」「欲望のダイヤモンド」には全国から多くのファンが集まり人気を誇っている。
escape osaka HP:https://www.escapeosaka.com/

それぞれの作品についてお話をしていただきました。お話いただいた項目を列挙します。

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『暗黒の座禅』
・弟に誘われて作ることになった初めての謎解きゲーム
・ロンドンで当時一番人気の謎解きゲームを体験したその夜に作った
・まだ謎解きゲームをよく知らなかったからこそ面白いものが作れた
・ヒントの出し方などに徹底したこだわり

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『欲望のダイヤモンド』
・アイディアのすべて詰め込んだ
・作品を作るときに大切にしていること
・内装へのこだわり
・客観的に考えられる理由
ギミックの裏側も見せていただきました。(詳細はアーカイブ動画にてご確認ください)

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「escape osaka」も営業自粛中ですがその間にやっていることについては、「第3作を作っている」という力強い回答が返ってきました。

『欲望のダイアモンド』の上の階に3作目『FOR QUEEN & COUNTRY』を製作中というBenさん。

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『FOR QUEEN & COUNTRY』は、イギリスのスパイを題材にした作品で、謎解きゲームの「謎を解く」という行為への違和感を極力なくし、自然とスパイになり切れる作品を目指しているということでした。公開時期は非公開。続報はEscape OsakaさんのTwitterをチェックしてみてください。

そのほか、コインやトランプを使ったマジックでも楽しませてくれたBenさんでした。じゃんきちさんと同じく質問は「SCRAP FUN CLUB 少年探偵SCRAP団」限定の動画でお答えいただきました。

ゲストのじゃんきちさんもBenさんも、そしてきださんもライブ配信を見ている人々を楽しませようとしてくださる心遣いを感じられるあたたかなオンラインイベントでした。

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今後もSCRAPでは、オンライン・リアル・手元に届く特別なもの…日常をもっと楽しくわくわくできるエンターテイメントを引き続きお届けしていきます。

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体験ジャンキーのリアルイベントも詳細は未定ですが、必ず開催をしますので、開催日やゲストについては発表をお待ちください。

▼アフロマンスさんをゲストに迎えて開催した『きださおりの 体験ジャンキー』第1弾のレポートはこちらから


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ありがとうございます。面白い体験を作ることに還元していきたいと思います。