dance with ワイ

33日目(11月9日)

アァ、ワイもう疲れたンゴ。疲れて疲れて疲れタンゴダンス踊っちゃうンゴねぇ。
きっしょい始まり方の日記ですみません、でもまあまあ疲れてます。この日記はまたもや電車内で書かれており、ただ今東京駅に向かっています。私がなぜ疲れているのか、なぜ電車に乗っているのか、ちゃんと説明する必要がありそうですね。

ちなみに部活ではない。部活というより塾だ。勉強じゃなくて絵を教えてもらう塾、画塾といったり美術予備校といったりするやつだ。私はその画塾に模試を受けに行っていた。もちろんその模試も勉強ではなく絵のほう。二日間でちょっと大きい絵を描くというもので、今日はその1日目だった。試験時間は朝9時〜夜8時で、多分考えた人は何も考えてない。「ちょい多めにしといたろ」くらいしか考えてない。途中1時間休憩が2回挟まれるので、実働時間は9時間くらいになるのだが、別にそんなの関係ない。日の光がほぼ無い部屋(臭い)で11時間拘束される(参加したのは私)のはなかなか精神を蝕んでくる。俺は今日昼間の太陽を見てない。画塾から出たら既に沈んでいた。
しかし受験成功のために必要な事なので真剣に取り組まなければならない(金も払ってもらってるし)。模試の内容は、与えられたテーマに沿って自由に絵を描くというもので、学生一人一人が全く別の絵を描く。私もその中の一人なので制作の準備をもくもくと進める。たまに周りの学生がどんな事をしているか見てみるのだが、これが多種多様で面白い。まず私の前に座っていた人は、キャンバスに七色の絵の具をのせたかと思えば、それを全部黒で塗りつぶしていた。2枚目描いてる?と思ってしまった。後ろの席からはザリザリ…ザリザリ…と何かを擦る音が聞こえてくる。のぞいてみると、真っ白なキャンバスをヤスリがけしていた。こればっかりはどゆこと?私の知らないことはまだまだ沢山ある。(当然)
当たり前だが、それらは全て制作の為に真剣にやっているものなので学生一人一人の意図がある。私が全然分かってないだけなのだ。そんな彼等が作業に打ち込んでいる時、私はというと折り紙で鶴を折り始め、途中でやめていた。いや、真剣に取り組んだ結果ね?

制作途中、強烈な睡魔に二度襲われたがなんとか切り抜けた。あまりにも頭がこっくりこっくりするので、「お前は赤べこ野郎かッ!!」と試験官に頭をぶっ叩かれた。これは嘘。でも体にもたれる疲労は真実。みんな、明日も頑張ろう。1日の終わりに、タンゴを踊ろうな。赤べこ野郎との約束だぞ。







#日記 #受験

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