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風邪もひけないこんな世の中じゃ

おだやかに(?)ウィズコロナ生活を続けていたわが家ですが、ついに息子が発熱とのことで午前中に学校から呼び出しが!

保健室に行くと案外元気にしていた息子ですが、養護の先生からは「お医者さんにアドバイスを受けた方がいいと思います」と言われました。

要するに「受診して診断もらってきてください」ということです。

今の世の中、自己判断した陽性疑いが何事もなかったかのように勝手に社会復帰されると何かあったときに困るじゃないか、という空気に満ちています。

でも別に規則があるわけじゃないのでこういう微妙なニュアンスの言葉となって伝えられることになるんですけどね。

さらに親(=濃厚接触者)が所属する組織としての会社も、家族に発熱者がいて休んだ場合は聞き取り調査したりしますから。

どのみち受診するしか選択肢はないのです。

学校から歩いて1分くらいのところにかかりつけの診療所があり、そういや発熱の患者は先に電話で相談しろと言ってたなと思いだしたので電話してみると、

「発熱の患者さんは予約制にしてます。○時に来てください」

・・・って、それ50分後じゃないの。

いったん帰るしかないけど昼ごはんどうするのっていう微妙な時間。

ちょうどお昼になるところで商店街を通り、スシロー行きたいなどと言う息子を説得していったん帰宅。

コンビニで買った簡素な食事を済ませて同じ道をまた戻ります。

ちなみに、こうして時間ずらしてでも診てくれる診療所は良心的で、別で聞いた話では複数の診療所に断られて結局保健所に聞いて判断を仰ぐしかなかったという例もあります。

検査はしませんでしたが症状的に「ただの風邪」ということで風邪薬を処方してもらい帰ってきました。

本人は思ったよりは元気にしてましたが、「だるいのに疲れた!」と言って残りの一日はずっとゴロゴロしておりました。ごゆっくり。

しかしこの動きは完全に

「発熱者が社会復帰するなら医者のお墨付きをもらってこい」

という社会と

「発熱者はなるべくかかわらないでほしい」

という診療所の板挟みでこうなってるわけで、これもう少し本人がぐったりするような症状だったら、振り回すだけ本当にかわいそうですよね。

体調不良はまず身体を休めることが大事だろうに、ウイルスそのものではなく大人の事情に振り回されてるだけですからね、これ。

状況的に仕方ないのはわかるんですが、おちおち風邪もひけない世の中になっちゃったのねとしみじみ思います。

有資格者(この場合は医師免許)のお墨付きって欲しいのはわかるんだけど、社会がそれに依存しすぎじゃないですか?

だいたい陽性ならともかく陰性証明ってあんまり意味ないでしょ。

※という報道がまさに出てましたね。

うん知ってた。

結局それぞれの立場で「ちゃんと対応してましたよ」っていうアリバイづくりみたいなもんにしかならんと思います。

組織や枠組みごとに知恵を使ってストレスないフローを考えていければいいのだけれど・・・うーん、あんまり思いつかないので悔しい。

「コロナ怖い」そのものをみんなで手放せるときがくるしかないのかな。

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