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GoToの特典は麻薬

突然ですが、ついにGoToトラベル全国利用停止、そしてクリスマス以降年末年始ステイホーム要請ですね。

まあ私は費用負担関係なく旅行もパーティーもできる状況ではないので「フゥーン」で終わりですけど!

GoToイートも食事券の販売停止と利用の自粛。

こちらは紙の食事券(東京都版)を購入済みで、コツコツとひとりランチに使う予定だったんですが、これまで結構な確率でお店の人に使い方を戸惑われております。

事前の食券を買うところで使うと非常にランチ時のお店に混乱をきたすことも理解しました。(笑)

要するに、お店の人との会話が増えるんですね。

平穏な時期ならそんなやりとりもご愛敬となりそうですが、こんな時期ですので他のお客さんの神経を逆なでしやしないかとこちらも不安になります。

やっぱり身の安全のためにも自粛がいいんですかね。

正直なところ、最低限の経費範囲の感染対策しかしてない会社の自席で昼メシ食ってるよりもきちんと感染対策してるお店でしっとりひっそりひとりメシしたほうが安全な気がするので、食事券使わずに行ってきましょうか。(ほんとは前払い分なので使いたい)

というように

「食事券使わずに」

とか

「割引使わずに」

行くという余地は残されてるんですけど、

「そこまで深刻な状況なら」

という倫理的なブレーキだけでなく、いざ特典が使えないとなると

「権利行使できないならいらねーや」

というブレーキもかかるのがこういう特典付与で人の行動をコントロールする代償ですよね。

行動経済学でいう「ナッジ」のとてもわかりやすいものがこういう金銭インセンティブなんですが、特典なんかなくても利用していたものに対して特典をつけ

「好きなことやって報酬までもらえる!」

と喜ばれていたにもかかわらず、あるとき急にその特典をつけるのをやめるとそれまで好きで利用していた人もなぜか利用しなくなってしまうという現象があります。

こちらも行動経済学ではすでに指摘されていて、これを

「アンダーマイニング効果」

といいます。

今回のGoToキャンペーンも利用停止によってその影響は出るでしょう。

今は感染拡大防止という目的があるからいいんですが、ワクチンや処方薬が一般流通したりしてGoTo再開し、本当の終了後のほうが気になります。

特典ないと旅行しなーい、外食もしなーい、みたいな。

経済のブレーキはそっちの方がヤバそう。

急に止めるわけじゃないので気付かないうちにゆでガエルのように日本が死んでいかないといいのですが。

うーん、死にそう。

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