女だけどスキンヘッドにしてみた感想
ストレスが溜まりすぎてやっちゃいました。
1、どこでやってもらえるか
ホットペッパービューティーで女性も行きやすい理容室を探し、予約して行きました。
剃る作業は理容室でないとできません。ほとんどの美容師さんはカミソリで剃るための資格は持っていません。
訳アリの女だと思われるとお店の人に気を遣わせてしまうので、個人的にプチ出家するのだと言っておきました。
私が行ったお店では、カット、剃髪、顔そり、マッサージ、シャンプーまでやってくれて4000円でした。
理容室は初体験でしたが、美容室より心地よかったです。
熱いおしぼりをじわ~と顔に当ててもらうのが気持ちよかったです。肩たたき肩もみも上手くて効きました。
美容室は逆に肩がこる空間だから、男性はいつもこんないい思いしてるんだな~と羨ましくなりました。
女性はあまり知らないのですが、スキンヘッド(剃髪)と坊主は別物です。坊主はバリカンで短く刈って終わりですが、スキンヘッドはその後、残った毛をツルツルになるまで剃ります。
私はまだ若くて髪質が固いので、剃ってもジョリジョリでした。尼さんみたいな綺麗なツルツルになるには、髪質も考えないといけないようです。
想像してたよりは寒くなく、頭皮もデリケートではないです。
たいていの人は、吹き出物ができてたり、垢が溜まってたり、リンスなどの残留物が頭皮に付いているそうです。
剃った後にガシガシとシャンプーされましたが、痛くなく逆に気持ち良かったです。
きっと髪がある時には落とせない汚れがしっかり付いてるんでしょう。髪が伸びないうちに汚れ落とししておこう。
2、剃った後のケア
今は冬なので、ニット帽などを深めに被っていれば、特に目立つこともバレることもありません。温泉に行くときは丸出しになるけど。
日々のケアはとても楽になりました。
お風呂では、洗顔料で頭も首も洗います。
気を付けたいのは耳の後ろです。耳の後ろも丸見えなので、垢や臭いが出ないようにゴシゴシ洗う必要があります。
洗った後は、スプレー状の化粧水で保湿します。私は皮脂が多めなので、保湿力の高い化粧水だけで、クリームはつけません。
朝は特にすることがないので、そのままニット帽をかぶります。
意外だったのは、頭皮から出る皮脂がけっこう多いことです。顔よりも頭皮の方が多いかもしれません。吸収してくれる髪がない分、帽子や手に付きます。
髪があるころ、頭皮臭で悩んでいたのですが、髪がなくても頭皮臭はあります。問題があるのは外側のケアじゃなくて、体の内側みたいです。
3、感想
そんな感じで、思ったよりは心地良くないなーと私は思います。
日々のケアは楽だけど、体質によってはジョリジョリだったりベトベトだったりします。
尼さんみたいなかっこいいツルツルにするのは、年を取ってからの方がいいかもしれません。
それになんだか、なぜだか分からないけど寂しい気持ちになります。
「髪」という漢字は「長い友達」という字からできているとよく言うけど、本当に人間にとって友達みたいな存在なのかもしれません。
それと、一旦全部捨ててみたら、自分が本当にやりたいことが自然と頭に浮かんできました。
たぶんそれが深層心理にある未練なんでしょう。
現実でやったら浮くかもしれないけど本当はやりたい髪型が、1つだけ浮かんできました。
どうせ一回きりの人生なので、髪が伸びたら今度はそれをやってみます。
頭皮の汚れと深層心理を洗い出すために、たまにはスキンヘッドにしてリセットするのもいいんじゃないかと思います。