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新たにコミュニティへ一歩踏み出した人へ

最近、オンラインサロンとかオンラインコミュニティに参加するようになって、コミュニケーションをとることにがんばっている人も多いでしょう。
オンラインでなくても、転職や引っ越し、プライベートの幅を広げる、などで新たなコミュニティに参加することは、私たちの人生において時折発生することです。
そんなとき、何だか今まで生きてきて得てきた価値観とはちがう、自分の考えとは相容れないことがある、コミュニケーションのペースが合わない、そんな違和感を覚える人もいるかもしれません。
実はそれ、正解なんです。
それでいいんです。

新たなコミュニティに参加するということは、新たに人と出会っていくということ。
これまでの生活の単なる延長戦では出会わなかった人と交わるということです。
そこには予想外の出会いがあって当然で、何ならそれを経験するために新たな場所へ飛び込んでいくのだといっても過言ではありません。

私たちは、特に何も変化のない生活をしていると、今ここにある環境が世界の、世間の縮図だと考えてしまいがちです。
でも、実際は社会はもっと多様な価値観で構成されているはずだし、自分にとっては未知の判断基準で物事が決定されて動いていることだってあるはずなんです。
だから、一つのところに留まり続けているということは、知らず知らずのうちに自分の解釈や価値観に柔軟性が失われている可能性があるのです。

例えば、私は今、Skillmeという在宅ワーク養成講座を経て、その卒業生や周辺の人が所属しているWemakeというコミュニティにいます。
そこでは、リアルな世界では出会わないような趣味特技を持つ人に出会うこともあるし、自分が疑問を抱き続けてきたことをいとも簡単に解決してくれたり、自分が悩んでいることを掬い上げてくれる経験が少なからず訪れます。
そして、私が私であることには変わりないのだけど、私という人間をいつも見られているのとは別の角度から見てくれる仲間にも出会って、私自身を再発見することにもつながっています。
こういう体験を経て、私は少しずつ物事を見る幅が広がっているような気がしています。
物事を測るものさしが長くなったような感じです。
これまでは、身の回りしか見えていなかったけれど、もう少し外の世界まで見渡せるようになった、視界が開けたような感じとも言えるかもしれません。

これまで培ってきた価値観や判断基準はきっと間違いでもないし、駄目なものでもありません。
けれどそこに、新たな物の見方や考え方のバリエーションが増えると、自分の価値観や判断基準はしなやかに、そして強くなるのです。
これまでは、自分のいるところの価値観や判断基準がストレートに自分の価値観や判断基準になってしまっていたけれど、新たな出会いを経ると、いろいろなことを知って、聞いて、見て、その上で総合的に複合的に組み合わせた自分なりの価値観や判断基準を持てるようになってきます。
これこそが、新たにコミュニティに参加することの醍醐味とも言えるのではないかと思うのです。

新たにコミュニティに参加してみて、ちょっと戸惑いを覚えたり、違和感を感じているならば、もう少しだけコミュニケーションをとりながら観察してみませんか。
それは、あなたの考え方や生き方を少ししなやかに変化させるきっかけかもしれません。


(もちろん、どうしてもそこにいることが自分の倫理観に反するとか、そういうことであれば抜けるということも選択肢の一つですので、くれぐれも無理せず、そのことは覚えておいてくださいね。)


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