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【猪突猛進の人生】目標が決まると一直線に走ってきました

こんにちは。Webライターの冨田裕子(とみたひろこ)です。

最近は気持ちが定まらない。

あっちも気になるし、こっちもやってみたい。
気持ちがそぞろでフワフワしている。

そう、自分でも自覚している。

そんな感じだから1日はあっという間で、結局今日は何をした?と疑問をもつ日もあり。

あれ?わたしは何がしたいのだろう?
どうやって生きてきたかな?

自分という人間を知っているようで、分からなくなる。

ということで、過去の自分を振り返ってみよう。ヒントは過去にあるはず!

【中学3年生】勝手にライバル意識をもっていた姉と、同じ高校を受験することにした

わたしには2歳上の姉がいる。

姉には、勝手にコンプレックスを抱いて生きてきた。

姉は小学生から勉強ができて、スポーツ万能。
クラブ活動をしていないのに、運動会では毎年リレーのアンカーをつとめていた。
性格も正義感にあふれて、人から慕われていて、非の打ちどころがなかった。

そんな姉の存在がプレッシャーだった。

母から比較されたことはなかったけれど、勝手に比較していたのは自分だったのだ。

「絶対に負けたくない」

姉への負けず嫌いに後押しされて、小学生のころから予習と復習を繰り返してきた。

おかげさまで勉強が好きになり、成績も上位に。

その後中学校に入学し、高校受験へ。
姉は県下トップ校に合格。

意識しないわけなかった。
でも同じ高校を選びたくなかった。

勝手に比較されるのでは?と怖かったから。

だから、私は違う高校に行こうと考えていた。
姉が通う高校の文化祭に参加するまでは・・・


あれは中学3年生のころだっただろうか。

受験に向けて、いろんな高校の文化祭に友達と参加して、様子を見た。

「制服がかわいい!」
「大人っぽい!」

などと、分かりやすい外見の新鮮さに、友達と騒いでいた。
その流れで、姉のいる高校にも参加することに。

参加して衝撃が走った。

正直、色眼鏡で見ていた自分をガツンと殴られた感覚があった。

いい意味で自立していて知性にあふれているお姉さんたちは、自信をもった顔つきでキラキラしてみえた。

学生の主体性に任せている校風にも惹かれて、即断即決で受験先を決めた。

姉がいるとか関係ない。
あの環境の中で過ごしたい!
いや、絶対に過ごす!

そう決めると早い。
無我夢中になって勉強に励んだ。
そして、運命の結果発表の日。

父と母と車で高校に向かった。

発表をこの目で見るのが怖くて、車中でお腹が痛くなってきた。
力は出し切ったけど、もし落ちたら・・・

高校に着くとお腹の痛さはピークに達した。
足取りも重い。

見かねた父と母が私を気遣う。

「お父さん、私の代わりに見てきて」

そう頼まれた父は、足早に合格番号が張り出されている壁に向かっていった。

群衆から戻ってきた父は、腕を頭上に掲げ、頭の上で大きく〇と示してくれた。

「えっ?!!!!!」

お腹の痛さを秒で忘れた私は、全速力で駆けていった。

「あった・・・」

私の番号が光って見えた。
桜が咲いた24年前の光景。

【大学受験】文系から理系へ転換。どうしても学びたかった環境問題

晴れて入学できた高校生活は、とにかく勉強の毎日だった。

月に1回はテストがあり勉強も難しく、四苦八苦していた。

女子高だったので、ドロドロした友達付き合いになるのでは?と心配していた私の不安は杞憂に終わった。

とにかくサバサバした子が多く、自分の意見をもっている子ばかりだった。

自分の意見を堂々と伝え、人の目を気にしない。いい意味で我が道を行く。

でも、お互いを尊重する雰囲気。

とにかく居心地がよかった。
理知的な彼女らと青春を過ごせて、本当に幸せだった。

いまだに付き合いが続いている彼女らの生きざまは、いつでも私の刺激になっている。

そして、月日は流れ高校2年生になると進路分けされた。

当時のわたしは方向性を決めきれずに、文理混合のクラスに属していた。

学問の中では英語が好きだから、英語の道かな
などと、ぼんやりと考えていた。

あるテレビ番組を見るまでは…


それは、夜11時から放映されている、テレビ朝日の「素敵な宇宙船地球号」だった。

森林伐採により、アマゾンがどんどん切り拓かれている。
その映像が衝撃すぎた。

のほほんと日本で暮らしていたけれど、地球の反対側ではこんな状況になっていたとは…

それからは毎週のように、食い入るように見た。

ときには、海洋汚染だったり
ゴミ問題であったり

地球を取り巻く問題が深刻化していることを知り、もっと学びたくなった。

よし!大学では環境問題を学ぼう!

高校2年生で理系に転向し、進学先を探した。

ときは、高校2年生の夏。
友達も進学先を決めるため、オープンキャンパスに参加していた。

私も友達とともに、いろんな大学を見た。

その中で、気になったのが静岡大学だった。

降り立った静岡駅では、関東では聞きなれない「クマゼミ」が威勢よく鳴いていた。
故郷の栃木よりも日差しがまぶしいように感じた。

キャンパスまではバスで30分。
見慣れない風景が好奇心をかき立てる。

父と2人で参加していた。

「海が見えるぞ!」

興奮気味に言う父が指し示す方を見ると、そこには太平洋があった。
少し黒みを帯びた海。

「うわぁぁ」
声にならない声がもれ出る。

栃木は海なし県だから、海が見られることが日常にはない。だから感動もひとしお。

絶対にここに通う!

神の啓示のように、突然思った。
決めると猪突猛進が発動される。

理系だから、当然数学が必須になる。

わたしは教科の中で、数学が大の苦手。

担任の先生からも、
「こんな成績で入れると思っているの?」
とお𠮟りをいただいたけれど、現状を受け入れて、努力を重ねるしかない。

とにかく無我夢中だった。
時間のすべてを勉強(数学)に注いだ。

そして、合格発表の日。
大学のホームページから閲覧ができたので、家のパソコンの前に陣取った。

見たい気持ちと見たくない気持ちが混じり合う。
同じ部屋に母が息をひそめて座っていた。

受験番号と照らし合わせて見ると・・・

「あった!!!!!」

歓喜の瞬間だった!

母と号泣しあい、急いで高校へ。

そして担任に報告。
先生も泣いて喜んでくれて、2人で抱き合った。

そこから、全力の4年間が幕を開けた。
今から21年前の肌寒い春だった。

【就職試験】悩んだ末に決意した、地方公務員への道

大学4年生は本当に濃密で、忘れられない。

財産というべき素晴らしい友達に恵まれたからだ。

ものすごい熱量のある活動と学びをし、さてと考える。

わたしは社会に出て、何がしたいのだろう・・・

「環境問題」といっても、ピンとくる職種がなかった。
製紙、水質管理など分野を狭めないと取り組めない印象で、わたしは領域をしぼりこめてなかった。

環境問題というより、人の暮らしを支える何かに携わりたい。
わたしの直感が伝えてきた。

考えて、調べて、先輩方から話を聞いて、行きついたのが公務員だった。

自治体であれば、社会課題を解決に向けて取り組めるのではないか?
魅力を感じたら、わたしは早い。

決めたら一心不乱。
地元に恩返しがしたくて、地元の自治体に決める。

そこからは全力で勉強。
まずは試験を突破しなければならない。

そこ以外には行きたくなくて、1か所しか受けなかった。

わたしの決断に周りの人は心配したが、それ以外に行っても後悔しかないから、希望は揺るがなかった。

当たって砕けろだ!
私の想いを伝えれば、伝わるはず。

そう信じて、面接を受けると
「うち以外受けなくて大丈夫?」
と心配された。

「はい!もし落ちたら、来年も受けます!」
と元気に答えたら、面接官も苦笑いしてた。

退路を断っていたのが功を奏したのだろう。

面接は全然緊張しなかった。
面接官と談笑する自分に、俯瞰する自分は驚いていた。

無事に合格したときには、安堵のため息がもれ出る。

今から17年前の春。
世界は光で満ちていた。

そして、現在

ライターとして無我夢中に取り組み、半年が経過。

自分はどの方向に進みたいのだろう・・・

またもや迷走中。

ライターとしての経験は私の今後を後押し、身につけたスキルは助けとなるだろうとぼんやり考えています。

ただ、衝動ともいうべき閃きが訪れていません。本丸が見えないと発動されない、わたしの躍進力。

早くあの没頭期間に入りたいのだけど、なかなか見えなくて足踏みしている。

もどかしいけれど、今はそういう時期なんだ。

そう思って、目の前のことをコツコツと取り組む。

いつかそのときが来たら、猪突猛進に一直線に進むのだ。今までの経験があるから大丈夫!
私なら進んでいける!

来週はどんな出会いがあるでしょうか。
笑顔で過ごせますように!

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