方眼ノートが、人生の優先順位を明らかにしてくれた

朝起きたら、方眼ノートを書く。

音声配信しているスタエフのお題を書き込むと、寝起きの頭がゆっくりと集中モードに入る。

朝の5時台は世界も目覚めてなくて、静けさと新しい空気に満ちている。

外から聞こえる鳥の鳴き声が耳に響く。
そんな朝のひと時に、方眼ノートを書き出す。

自分と向き合う大切な時間。

朝食前までに書き終える。
時間にして15〜20分だろうか。

ごちゃごちゃしていた思考が、収まるべき場所に整頓される感覚。絡まった思考による脳の消費量が軽減するから気持ちがいい。

あとは録音するだけ。
タスクが1つ減り、清々しい。
私の朝のライフハック。

3ヶ月前の私だったら、あれもこれも気になり手をつけて、結局どれも終わらず消化不良を起こしていた。

感情ばかり焦って、エネルギーが漏れて効率よくやるべきことに取り組めていなかった。

それが、方眼ノートを取り入れてから、自分でも見違えるほど思考がアップデートされている。

どんな変化があったか、記しておきたい。

人生の優先順位が決まる

今までは仕事も、家族も、人間関係も、健康も、お金も全部大切だった。

特に、仕事と家族は同率1位。
仕事に力を入れると、家族との時間が疎かになり休日を過ごすのが億劫になった。

本音を入れば、もっと仕事ができるようになりたかったし、稼げるようになりたかったのだ。

そうすると、家事も子育ても全部後回しになり、家の中は乱れた。夫との関係も悪化し、必要最低限しか会話しない関係に落ちていった。

そんなときに、前から手がかかると思っていた息子の発達に指摘が入り、支援センターに行くことに。

息子担当の先生をつけられるか幼稚園と交渉したり、小児科に行ったり、時間がとられるように。

息子もイヤイヤ期真っ只中で、場面を切り替えられず手が出るように。それは先生にも及ぶようになってしまった。

そんなとき、方眼ノートに悩みを書き出した。
黄金の三分割により、事実・解釈・行動を書き出し、自分の想いを言語化。

すると、同率1位だった仕事と家族にテコ入れが必要だと判明した。

書けば書くほど、私がやるべきことが定まり、腹が決まった。

そう、答えは出ていた。人生の優先順位1位は家族であったことに。

仕事を理由に、息子の成長から目を離したくない。今だからできることを、芯から後押ししたい。

そんな本音が見えてきた。

腹が決まったことで、どんなに心が楽になったか。

息子のサポートにより、仕事をセーブせざるえない状況に憤りを感じずにすんだ。むしろ、柔軟に動ける在宅ワークの仕事にありがたい気持ちが湧いてきた。

さらに、私の仕事を受け入れてくれた夫にも感謝の気持ちが湧き、素直に言葉にできるようになった。すると、夫との会話も増えて、談笑するまでに改善。

優先順位があるべきところに落ち着くと、私の心は平穏と幸福で満ちた。

すると、あんなに問題行動していた息子が落ち着いてきた。もちろん、幼稚園の配慮や先生との相性も功を奏したのだろう。

それ以上に、息子が大好きで、安心できるママでいられるようになったのが嬉しかった。抱っこしてと言われれば抱っこし、一緒にくずぐりあって笑って、お風呂に2人で入って。そんな当たり前の時間を取り戻せた。罪悪感ゼロで。

息子が懸命に話してくれる言葉を幸せな気持ちとともに、熱心に聞いてあげられる。

こんなに幸せがあるだろうか。

ずっと腹落ちできずに、仕事にしがみついていた。

でも、気持ちを言語化し、思考を整理したら、本当に大切にしたいものが見えた。

方眼ノートはセルフコーチのツール。
自分1人で、感情を仕分けできる最高のアイテム。

私は方眼ノートに書き込むことで、もっと進化していきたい。

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冨田裕子(おーつー)
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