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「趣味」を「仕事」にするために、ライティングを学びたい

あと一歩が踏み出せない。誰もがそういう経験があるでしょう。これは、ぐだぐだと趣味で小説を書き連ねていた私が、「可能性」を「現実」に変えていくための決意表明です。

私の中にある「好き」という気持ち

私は小さいころから本を読むことが好きでした。人付き合いが苦手で、友達が少ない私の心を満たしてくれたのは、自分を想像の世界に連れて行ってくれる本だったからです。

私の「本が好き」という気持ちは、いつの間にか「小説家になりたい」という気持ちに変わっていました。

でも、「文章を書きたい」とただ思うだけで、実際に行動できたのはつい最近のことです。趣味で短い小説を何本か書き、少ないながらも感想をもらって満足する日々。

だけどまだまだ足りない、もっと勉強したいという気持ちが自然と湧き上がってきました。

「今まで独学で突っ走ってきたけれど、やっぱりちゃんと勉強したい」
「ただの趣味ではなく、仕事として文章を書きたい」

それが私がライティングを学ぼうと思ったきっかけです。

時間を言い訳にしても、書くことはやめられない

「小説家になりたい」とぼんやり思っていた私の今の仕事は、スーパーで魚を捌くこと。

なぜスーパーに就職しようと思ったのかと言えば、1つは単純に自信がなく、アルバイト経験のあるスーパーに安心感があったから。2つ目はあわよくばポップやポスターを作ったり、キャッチコピーを考えたりしたいと思ったからです。

実際にポップの作成は自由にさせてもらえています。とはいえポップ作成はそれはメインの仕事ではないですし、持ち帰りの仕事になってしまうのであまり数は作れずにいます。

入社して1年が過ぎ、仕事にも慣れてきて……なんとなく妥協しながらも、それなりに満足した社会人生活。ですが、日を追うごとに労働時間が長いことだけが許せなくなってきたのです。

絵を描くことと文を書くことが趣味の私は、いかに時間を作るかに頭を悩ませることになりました。絵を描くのにはどうしてもちゃんとした環境が必要です。でも文章はスマホひとつあれば、いつでもどこでも書くことができました。

私は通勤電車でも昼休憩中でもコツコツとスマホに文を打ち込んでいきました。それが苦ではなく楽しいと思えたのは、文章を書くことが好きだからです。小さなスマホのメモ帳にびっしりと書き連ねてある文字を眺めては、満足感に胸が膨らみました。

本当は、もっと多くの人に読んでほしかった

趣味の小説は、完全に自己満足の世界です。

書きたいことを書きたいところだけ。読みたい人が読んでくれたらいいし、読む人がいなくても構わない。ただ自分で自分の世界を書き切ることができさえすればいい、そんな世界です。

とはいえやっぱり多くの人が読んでくれたら嬉しいですし、自分が書いた文章で少しでも心を動かしてくれたら物書きとして冥利に尽きます。

「読みやすい文章とは?」
「引き込まれる文章とは?」
「想像を掻き立てられるような、感情移入できるような文章とは?」

そんなことを考えながら書く。でも基本的には自己満足なので、自分が書きたいことを優先してきました。それが仕事となるとそうはいかないのは重々承知しています。プロの方はきっと、きちんとターゲットを設定したり、明確な目的に沿って文章を書くのでしょう。

自己満足の井戸を飛び出して、ライターの海を目指す

私にはまだ仕事として文を書くノウハウはないですし、そういった文が書けるようになるかは分かりません。でも、それができることもやってみないと分かりません。

やってみた結果、できなかったとしてもそれは前進だと言えると思います。「やればできる」というふわふわした「可能性」の状態から早く脱却して、「現実」の私と向き合ってみたいのです。

これはキャリアスクール(SHElikes)のライターコース受講前課題をリライトしたものです。


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