『外国人ドクター』

本日は、あるドクターと会談

海外から日本にやって来た
目的は、日本で医者をやる事

母国で臨床医の経験はある
さぞかし優秀だった
幼少期から必死に勉学に励んだ

日本に興味を示したのは
アニメ
「エヴァンゲリオン」
日本語をカタコトで独学した

それで
ある時に思いついた
そうだ
日本で医者をやろう

簡単にはいかない

家族を説得する
そして勉強
母国でドクター出来るのに
日本を目指した
確信よりも夢が優先された


まずは、かつての認定試験
いまは、予備テスト
実際の診察形式

それに合格すれば
日本の
医師国家試験の受験資格を
得る事ができる

合格すれば
前期研修だ
彼は考えた

臨床経験を積める
地域の基幹病院がいい
日本の救急医療や小児科や
産婦人科を学べるところがいい
当直は月に8回
月の収入にもなる
手取りで1年目から45万円
前期研修が終われば

保険医になれる

後期研修は

経験を積める数こなしの
病院はもういい

経験を、ベースにした
診断と治療ではない

求めるものは、
エビデンスに基づく
診断が学べる病院がいい
大学病院やそれに准ずる病院

よく考えていると
感心した

日本には
夢がある
彼はいうが
意外な事も口にした

「交通費がとにかく高い」
タクシーなど
母国では1時間乗っても
2千円
電車も高い
百貨店で購入する衣服も高い

なるほど

日本の希望とは
よくわからないが
臨床医に留まらずに
医療ビジネスを目指すのかも
しれない

希望とチャンスと
自由があるのが日本 

彼の目には
近い将来のビジョンが確実に
見えてると推察される

どこの国も
9割はただのワーカーで
どんなに必死に働いても
生活するだけです
家族を抱えて

彼は母国の
家族に仕送りをしているという

礼儀正しく
腰は低いが
目は笑ってはいない

只者ではない
でもギラギラは表向きは
してないが
内に秘めたるものは
ギンギンにビンビンに
感じた

でも日本で生きてると
ごく普通ですよ
夢と希望がそれほどあるとは
思えないしチャンスはあるかも
しれないが別にごく普通に
生活はしています
極端な稼ぎたいとかはほぼ
幻想に近いとは思いましたが
口には勿論出しません

それぞれのひとが
それぞれの価値観で、精一杯
生きてる
それだけでいいと
思つてます



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