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個人事業主・従業員5名以下のスモールビジネス専門コンサルタントの太田亮です。
ご覧いただき、ありがとうございます。

思うように売上が伸びない時、行う施策として「価格を下げる」ことがあります。

これはスモールビジネスでは、絶対にやってはいけません。

1円でも安く商品を販売している店にお客様を誘導することは、大企業・チェーン店が行うことです。

大企業・チェーン店は、資本力を武器に大量仕入れが可能です。

大量仕入れにより安く仕入れることが可能となり、他社から価格競争を仕掛けられても、多少の値下げでは痛くもかゆくもありません。

スモールビジネスは、仕入先の言い値で仕入れていることが多いでしょう。
そのような状態では、価格を下げて販売してしまったら利益はほとんど残りません。

価格を下げると一時期よりお客様は来ますので、売上が立ち、施策は上手くいっているかのように感じがちです。

しかし働く時間の割には利益が出ず、疲労と虚無感だけが残ります。

安い価格で購入したお客様は、価格だけを見ていらしたお客様ですので、他に安い店が現れれば簡単にそちらのお店に移ってしまいます。

価格だけで勝負している限りは、せっかく苦労して獲得した新しいお客様が、固定客になることは難しいでしょう。

スモールビジネスが行うべきは、他社より一円でも安く販売する価格競争ではなく、他社との差別化を徹底して行い、極力高い価格で販売することです。

高い価格ではお客様が逃げてしまいそうですが、こちらについては長くなりますので次回の記事で紹介致します。

スモールビジネスでも、大企業・チェーン店に恐れず立ち向かっていただきたいです。

今回の記事が少しでもお役に立てましたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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