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私の高低差に流れる冷たく硬い水
早朝、目覚めて、ぴんと張り詰めた冷たい空気を、お湯を沸かし、カレーを温めて、ゆるめる。
いつも淡々と飄々と生きたい私と、自己肯定感の低いもう一人のモンスターの私の高低差に流れる冷たく硬い水。跡を残しながら蒸発して、結晶化したミネラル。それは甘く塩っぱく苦い。それは涙になり、詩になり、愛になり、夢になる。
どうか誤解しないでほしい。モンスターは切り離せない私の素肌、血、目の奥の光、咀嚼されてない才能。いつか光を浴びて、傷口から花が咲く蕾。
誰のものでもないひと時を、分かち合いながら生きている。螺旋階段を登るように、同じところをぐるぐる回りながら、上ったり下りたり。
いつか訪れる死は安らぎでありますように。愛する人と共に二人四脚で歩み寄りながら、歩調を合わせながら歩めますように。
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