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歌詞

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2023年12月の記事一覧

クソみたいだな

あれじゃないこれじゃないって全てが
嫌になってゴミ箱に捨てた言葉
愛がない恋がないって感情に
文字を付けるのを辞めてしまえ

使い捨てする歌ばっか増えて
なんか生理用品みたいだな
使い古された歌ばっか伸びて
なんかジーパンみたいだな

曲ばっか作っているうちに
いつの間にか曲がってしまった
曲がりなりにもこの世界で
間借りして生きてる

アホみたい子供みたいって全てが
嫌になって消しゴムで消した言

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じゃなかしゃば

じゃなかしゃば

始まりが紡いだ音を
忘れては思い出していく
終わりが描いた結末を
嘆いては受け止めていく
一期一会て言葉じゃ
伝えられないけれど
君と出逢えた奇跡を
感じられたらな

カラスが鳴くカラスが落ちる
突然奪われた日常
猫が舞う猫が踊る
狂ってしまった

君と出逢えた幸せを感じるには遅すぎた
何かを手に入れて失っていく悲しみがあって
君と出逢えた喜びを抱きしめて生きれたらな
憎しみも力に変えて僕は生きて

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消えない夜

消えない夜が今年も訪れる
木々が騒ぎ 風が囁き
貴方の居ない長い夜

消えない夜に願いを叶える人たちが
ふたご座流星群を
探して眺め祈る調べ

僕の声は聞こえますか?
ちょっとフラットがかった
ピアノは沈んでいく

消えない夜に願い事をひとつ
夢で会って言の葉を
伝えに行きたいと謳う

僕の声は届いてますか?
ちょっと壊れかけた私の
歌は沈まないで

貴方に会いたい
死にたい夜に
貴方の便りが届い

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春が廻る

「恥の多い生涯を送ってきました」って
あの文豪が綴ってたみたい
香水の匂いで僕をかき消す
伸びた前髪で僕をかき消す
消えたって消えてない僕の澱み

春になれば蝶は舞って
春になれば花が咲いて
春になればスピカが光って
僕は歪んでく

春が廻る
日々が変わる
春が廻る
日々を変える

夕暮れの中走る僕は
何かを見つけては見落としてく
あれそれこれどれ
どこにいくのかも分からないまま
初めて作って喜ん

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