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2023年10月の記事一覧

風よりも軽く

風速2〜3mの涙
軽く僕の頬に触れる
秋風が僕らの時間を停めた
足枷が僕らの距離を離した
繋がらなかったコミュニケーション
この関係はコンプリケーション?
終わりにするのを諒するには
僕にはまだ難しいみたいだ

コスモスが秋を迎えにくる
僕は君を迎えたい
おかえりお風呂が湧いてるよ
君への歌詞を書いてるよ

停止線を越えて君に逢いに行こう
まだ遠いけれど
換気扇を閉じて愛の煙だけが
部屋に篭ってい

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公園と傷

公園のガードレールの外で
少年がレンガと石で自分の足を傷つけた
酷く痛そうなその光景に
ニートの僕は言ってしまった
自分を苦しめてはダメと

鍵がないといった少年と
お母さんが来るまで待っていても
少年わざと怪我をするばかり
ニートの僕は分かってしまった
僕ら愛され方を分かってないんだ

偽善者ぶった僕ですが
何か問題はありましたか
偶然の出来事でしたが
何か出来ることがありましたか

世界は見な

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フォーマルハウト

一等星の少ない秋だから
死にたくなることもあるのだろう
君が消えてから1年が経った
僕はただ、あの星を眺めるしかない

彼岸花が迎える秋だから
失踪することもあるのだろ
君と会ってから1年が経った
僕はただ、日々を送るしかない

一緒に歩いた新宿のあの繁華街では
星なんか見当たらなかったね
僕ら2人なら何でもできると思った
なんてよくあるセリフだうるせえな

あの一等星を掴むように君を見つめている

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