見出し画像

離婚して良かったことばかりだった自分|マンガ投稿で収益いくら?⑬

全体的に貧乏なので、若い人が結婚しなくなっています。
男性の場合は、「家族を養える収入がない・相手が居ない」といった理由が多いのではないかと思います。
だが、女性の場合、収入があったら結婚を選ばないのではないでしょうか。
結婚したくない女性って、多いのではないかと思います。
さらに、離婚後、「離婚しなければ良かった」って思う女性も、多いと思います。


いきなりストレートな発言でしたでしょうか。
まあ、自分は貧乏してても「離婚して良かった・たのしい」な方でしたので、わたくしの場合はってことで‥
では今日のマンガどぞ〜

今日のマンガ 思ひ出のリコン

以前もご紹介しましたが、昔『本当にあった愉快な話』という雑誌で連載していた『オフレコアワー』というマンガで、今日のマンガは
「離婚特集を組むので何か描いてみてくれませんか?」と声がかかり、描いたものでした。
リコンしてから数年は経っていたものの、別れるときは大変でしたので、そんなに大層な武勇伝はありませんでしたし、担当の編集さんも、
「描きにくかったら断っても大丈夫ですよ」と言ってくださいました。

しかし、カラーだとね‥原稿料がアップするんですよ‥‥
やっぱりみなさん、普段言えないようなことって見たいのはあるでしょう?
下世話なネタが受けるって、そういうことなんですよね‥

描いたネームを見て、担当さんは、「もっとこう‥」みたいなニュアンスのことを仰っていたので、きっと、普段からあっけらかんとリコンの話をしているので、もっとドロドロしたエピソードもサラリと描けるのではないかと思われていたのでしょうけども、それ描くと自分も精神やられますので、
「コレでダメだったら掲載はあきらめますわ~」
と言ったところ、コレでもオッケーとなりました。

自分の中でそっと癒していたアレコレの感情をほじくり出すって作業は、墓をほじくり出すようなもんですので、ついマンガの冒頭にも書いてしまいましたが、仕事だったとはいえ、編集さんも言いにくいネタは承知で企画にしているわけで、だから読者さんに受けるのでしょう‥

離婚原因人それぞれだが‥

しかし、離婚の話、ゴシップネタという観点だけでなく、経済的な要因が絡むこともあれば、DVがあったり、世間体が悪くてリコンできなかったり、社会的な立場が脅かされるため現状維持の方も多く居らっしゃると思われまして、貧富を問わず裾野の広いテーマとなってますよね。

そんな中、「金があればリコンする」「金があるなら結婚選ばない」って言う女性は、やっぱり多いのではないかと思うの。

なんでかって言えば、家庭内の雑多な仕事を毎日やっているのが、やっぱり女性が多いからだと思うし、「男が外で稼いで、女は家のことをする」って感覚は、未だに根強いですし、家父長制が強くて女性が社会的に活躍できないジェンダーギャップ指数が先進国中最低レベルジャパンならではの風潮となってるのではないでしょうか。

マンガの中のエピソードは、ほんとうに些細なことのようで、こういった些細なことが積もり積もって結晶化して行った先に「離婚」があるのですよね‥
あとはキッカケを待つばかり‥

離婚してガマン激減

そりゃ、一緒に暮らそうとまで思ったのですから、相手にだって良いところはあったんです。
それをかなぐり捨てても、「この生活続くのヤダ。貧乏でもいいや」ってなってしまったキッカケがあって、まあ、自分らの場合、同棲の頃から
「あ、こういうの合わないな‥」っていうのはお互い感じてたはずなのですよね。
まあ、どこのカップルでもそんなのはありますよね。

そんだけど、別れる話し合いをしていたときに、相手が
「おまえならガマンできる!」って言ったんですよ。
いや、俺ガマンしたくねえから。ってことで、もう話すことないなと思って。
「俺はガマンしてる!お前はワガママ!」って言われても
いや、ガマンやめていいよ。自分もガマンやめるから。
ってことで。
お互い違う環境で育っているのだから、そりゃあ一緒に生活するなら、お互い譲れるところは譲りましょうっていうのは確かにあります。
だが、ガマンを前提で結婚するのは、やっぱりそりゃ、ガマン前提では、しないほうがいいんじゃない?
いまならお互いまだやり直しきくんじゃない?って思ったのですが、相手がそうは思ってなかったので、少しこじれました。

離婚の原因は、隠れてトマトやピーマン食べるのが嫌だったからではないです。
マンガで言いたかったのは、それとは逆で、別れて暮らして改めて
「あー自分、トマトもピーマンもずっと堂々と食べてなかったよなあ‥」
とか、生活の中での些細なガマンが全部なくなったことに気づいたことですね。

トマトやピーマンの件が、無意識にガマンしてたことの象徴として描いていただけで、その先にある色々なことも想像して頂こうと‥

まあ、食べ物の好みって、よほどではないけど全部いっしょ!って人はめったにいませんし、相手が苦手なものは好きな人同士で食べるようにするとか、結婚生活続けてる人らは、お互いそういうとこは適当に流して暮らしてるのですよね。

離婚後の母の姿を見た娘

私は両親も離婚してるんですが、昔は自営業しておりまして、経営が難しくなって経済的なことで親が衝突するようになってしまったんです。

そして、専従者の母が外に働きに出ることにしたのですね。
母は結婚前は、床屋さんで仕事をしていましたので、もともと働くことに抵抗はなく、しかも家事なんて一斉やらない父でしたので、家のことも店の手伝いもして、給料はもらってなかったって後に語っていましたので、自分で自由にできるお金が手に入って、「なんでもできる!」という感覚が、母を若返らせたのでしょう。

その後、両親は離婚しました。
母はしばらく、自分だけで生活を支えることになりました。
私も学費や成人式の着物などは自分でレンタルでまかなったりと、お金を親に頼るのが気おくれするようになりました。
しかし、何かから解放されてイキイキしちゃった母を見た娘としては、
「結婚って何だ?」感がムクムク沸いてくるのでした。

両親のリコンまでは、自分も、片思いの人などもいたし、
「恋人ができたら結婚してシアワセにくらしてー」みたいな漠然とした未来を夢見ていたこともあった気がします。

「レンアイと結婚は別だから」って言葉も、昔は
「エ〜?そうなの~?好きな人がいてこその結婚じゃないの〜?」
なんてことを感じていました。

しかし、自分がその年齢になって、相手もできたとき、思ったのは
「一夫多妻制の4番目の妻ぐらいでいいや。夫の世話しないでたまに相手するぐらいで、あとはマンガ描いていたい。」
でした‥

結婚をするには経済的にも精神的にも落ち着いてなかったのですね。

それなのに、相手の両親は家父長制の残る地域の方でしたので、
「もう23なんだから早く子供生んでおかないと‥」
とか言ってきて、
「いやー私子供なんて30過ぎてからでいいと思ってますよ!」
と言ってお互いの価値観に驚愕するありさまでした。

ああ、この環境下で育ったのだったら、合わないな‥
っていうのは、うすうす双方思ってたはずなんですよね。

まさに
♪育ってきた環境が違うなら〜すれ違いはしょうがない〜
ですね。

「結婚は、ガマンできるかどうかで、ガマンできないと分かった時点で終わり」
って言う方もおられました。
まさしく、まさしくそうです。

ピーマンやトマトをコッソリ食べるのは、まだガマンできてたことなんですよね。

結婚は否定してません

これを読んでいる方は、離婚しようかどうしようか迷ってる方が、つい読んでしまったってこともあるのではないでしょうか。
離婚、大変です。(笑)

私は離婚するにあたって、自分で感じて言い表した表現が気に入っているのですが、離婚とはトカゲのしっぽ切りに似ています。

「ハア〜?トカゲのシッポぉ〜??」
って、トカゲ詳しくない方は思うかもしれませんが、トカゲって、自分の命がヤバい!って思う時、シッポ切って逃げますよね。

あれ、簡単に切っているようで、実はかなり肉体にはダメージあるのだそうです。

だって、自分の身体の一部を切り離すわけですから。
ニンゲンだって、小指一本、足一本の身体の一部を切ったら、痛くてしばらくはつらいですよね。

何年も一緒に暮らして、自分の人生の数年の中の歴史として存在していた人物を切り離すって、心の一部を切り離すような感覚に見舞われます。
自分は、でしたけど。
イヤな思い出を切り離すと同時に、一緒に色んなものを切り離すんです。

シッポ切られたトカゲは、回復までに時間がかかります。
また簡単に生えてくるわけではないんですよね。

前回のサザエさん症候群についての記事も、おそらく、自覚のなかった感情が出てきてしまったのではないかと、今では思うのです。

別れたいけど、離婚は大変だから‥っていう気持ちも、すごくよくわかります。
自分の中で、「もうガマンできない。このままでは壊れる」ってなった時が別れ時じゃないかと思うのですが、人によっては、それに気づかないまま壊れていく場合もあるかもしれません。

キツイなってときに、別居するとか、実家に戻ることができれば、それも選択肢のひとつとして持っていると強いかなっても思います。

あと、自分はまだ子供がいなかったので、それほどのダメージにはなりませんが、子供が居る人はまた別の悩みも色々ありそうですね。
私の母は、娘がせめて高校卒業したらと思っていたようです。
結局は私の高校卒業前に大喧嘩になり離婚していた気がしますが‥

その後、経済的にはかなり大変で、母も身体をこわして入院していましたので、今思えば、離婚でイキイキしていたけども、ハイテンションと不安との表裏一体だったのかもなあと。

父親と別れたのも、当時、店の経営がうまくいかず、父親もまったくヤル気をなくして仕事をしなくなっていた時期もあったので、結婚を続けていても自分が働くだけになってしまうのではと思ったのもあるかもしれません。

なんつうか、色々厳しかったです。

母が
「別れようと思う。ガマンできない」
と言った時、今までの母を見ていて、私も姉も
「それなら仕方ないんじゃないかな」と言いました。

娘らは娘らで、
「もう親に頼る年齢でもないから‥」と思っていたのですが、
まだ20歳前後で世間知らないですから。

すっごい年とったあとで、あーキビシイなあ
親が別れてなかったらどうだったかなあ〜
って、少しだけ思うこともありました。
やっぱダメだったかもなーとも思いました。(笑)

男女ともに経済的に自立していて、お互いに尊重し合って、価値観を押し付け合わないでいられる関係性が持てる人でしたら、結婚も持続できるでしょうか。

男女ともに「安心」が続く結婚であれば、望ましいですねえ。

そんでは長くなってしまいましたが、昨日の報告いきまっしょい。

14日目のアクセス数

ここから先は

1,091字 / 2画像

応援プラン「よろこび」

¥1,000 / 月
このメンバーシップの詳細

よろしければサポートお願い致します。 いただいたサポートは、漫画制作運営に活用させていただきます。