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感情を先取りする

嬉しい気分、悲しい気分、楽しい気分、悔しい気分、怒り、感動、諦め、など、人が生きていく上では様々な感情がその人の心の中で常にうごめいていて、変化し続けています。

これらの感情を無くして、目標に向かってただ淡々とやるべきことをこなしていけるなら、それがおそらく目標達成の最短距離と言えるでしょう。

しかしながら、私たち人間は機械ではないので、感情を無くした状態で生活することは不可能です。

感情といかにうまく付き合っていくかということは目標達成のためにはとても重要な問題です。

ところで、今そこで起きたことに対して湧き上がった感情とは、誰のものでしょう。

あなたが何かに怒りを感じたとして、それはどこから湧き上がった感情でしょうか?

改めてよく考えてみてください。
あなたは「怒りたい」と思って怒ったわけではないはずです。

心の底から勝手に出てきた「怒り」という感情をあなたが受け取って、それを表に出している。というのが、実のところだと思います。

つまり、あなたは「受動的に」、「怒らされている」と言えます。

本当のあなたは、怒っていないのです。この「受動的な」感情に振り回されるのは時間の無駄です。

得策なのは、本当のあなたが、「能動的に」感情を出すことです。

そこで、「感情の先取り」という考え方が重要になります。

具体的に何をするかと言うと、目標や夢が叶った状態を想像して、それが叶った時の感情を表現していくということです。

言うまでもなく、これには旺盛な「想像力」が必要です。

朝起きた時や夜寝る前など、夢が叶った状態を書いておいたものを読み、その状態を強くイメージします。

そうすれば、その時にあなたが幸せな感情、嬉しい感情などを感じると思いますので、日々それを忘れないように意識的に能動的に感じていきましょう。

脳の奥底にある潜在意識は、現実と、まだ起きていない未来のことが区別できないため、あなたが感じているその感情が現実のものと勘違いします。

すると、潜在意識は、その感情に見合ったものを見つけ出します。

あなたは、無意識のうちに「導かれるように」夢が叶った状態に近づいていくということです。

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