![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/147633300/rectangle_large_type_2_9670a4db42b4716d473667f85bb760b2.jpeg?width=1200)
ギリギリまで考え、こだわり抜く、ストイックの美
今回紹介する本はこちら👇
『こころを動かすマーケティング__コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられる』
![](https://assets.st-note.com/img/1721235001318-ZlaCHn3ShK.jpg?width=1200)
著者:魚谷雅彦
出版社:ダイヤモンド社
ジャンル:ビジネス・自己啓発・自伝
発売日:2009年8月6日
サイズ:13.8×19.5㎝/238p
魚谷雅彦とは
同志社大学を卒業後、ライオンに入社し営業マンとして実績を積み、日本コカ・コーラに入社。39歳にして日本人初の取締役上級副社長から始まり、1994年から13年間、社長を務めた人物である。
著書について
この本は、魚谷氏が起用されてから会長に退くまでの11章に渡るストーリーテリングである。大手飲料業界ならではの課題に立ち向かう流れを追いながら、マーケティングの秘訣や戦略も学べてしまう。なぜ「ジョージア」のコーヒー缶は人気を博しているのか。なぜ既存の爽健茶に「美」を入れた「爽健美茶」として売り出したのか。今では当たり前に店頭に並べられている商品の誕生秘話を知ることを通して、彼のまっすぐなブランドへの愛を理解することができるだろう。
刺さった言葉
著書に散りばめられた魚谷氏の信条の中で、読みながら心拍数が上がった言葉がこちら。
「ギリギリまで考え、こだわり抜く。現実的な時間がある中では、最後まで妥協してはいけない。」(109頁)
納得がいくことしか行わず、納得がいくまで追求し続ける。たとえ実行が目前であっても、デッドライン当日の朝であろうとも、少しでも違和感があれば計画を破棄する。始めは怒りを覚える社員らも、気付けば彼のストイックさを賭け、協力しているのである。
マーケティングに必勝法はない。確かに、データ分析から売り上げを伸ばすことは可能であるが、結局はいかに1人でも多くの「こころ」を動かせるかにかかっている。大企業の成功例からマーケティング論を学ぶつもりが、気付けば人間の在り方を考えさせられている。
まずはあなたが、この本から、
こころを動かされてみないか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?