クリームソーダ

昼下がりの午後。
食後に飲むのはコーヒーかそれとも…

後悔するのはわかってる。でもどうしても今じゃなきゃダメなんだ！！そんな瞬間が少なからずあると思う。 “ダメ”と言われると余計に好奇心が刺激されてしまうあの感覚。人間誰しも“禁断の果実への欲求”を内に秘めているのかもしれない。

僕の心を惑わす“禁断の果実”は、ふらっと立ち寄った喫茶店のメニュー表に書いてある「クリームソーダ」という文字。喫茶店のあのレトロ雰囲気と、どこか懐かしさを感じさせる“クリームソーダ”という言葉の響きの絶妙な組み合わせたるや。もはや喫茶店でクリームソーダを頼まない理由は存在しないのだろうか。

しかし僕は躊躇する。シンプルにクリームソーダは(僕の舌には)“甘すぎる”という理由から。甘味料の集合体といってもいいメロンソーダの上にアイスクリームまで乗せてしまうなんて。。 2人が混ざったら最後。この世の終わりすら感じてしまう(なんて誇張してみるが)、溶けきったかき氷のほぼシロップ状態のあのラスボス感なんて一瞬で払拭されるくらいの破壊力はあると思う。

メニュー表片手にそんなことがひたすら脳裏をよぎっていた。

・
・
・
・

ご馳走さまでした。