「ファンタジーってこんなに素敵なものだったっけ!」

「今夜、ロマンス劇場で」という映画を見ました。


非常に、素敵な作品でした。
素敵という言葉で片付けられないけれど、語彙力のなさはご了承くださいませ。。。


もともと見たかった映画で、見ずにここまで来てしまい、仕事も休みだし時間も有り余っていたので見たのですが、心あったまる作品。
よかったポイントでまとめて感想を書いていきます。


①キャスティング
まず、キャスティングがとてもよかった。
主演の牧野健司役は坂口健太郎さん。頼りない青年だけども、夢を目指して助監督にひたむきに打ち込む姿がとってもぴったりでした。あの可愛らしいルックスがなんとも言えないですね...!
ヒロインの美雪役は綾瀬はるかさん。まさに!お姫様!清純なお顔立ちだし、ドレス姿がとっても綺麗でしたー。流す涙も美しいし、演技もとても好き。
ハンサムガイの北村一輝さんも、昭和のスターのような濃い顔立ちなので、あの時代にいてもおかしくないような配役でした。
ロマンス劇場の支配人?本田役の柄本さんも、なんか「映画好きで劇場にいる人」のような雰囲気がとってもぴったりで、見てて内容がすーっと入ってきました。


②ストーリー
映画の中のヒロインに恋をして、そのヒロインが出てくるっていう設定が、ファンタジー好きにとってはたまらないものです。時代設定も、昭和なのかな?レトロな感じが好きなので、とっても楽しかった。
社長令嬢の塔子に、健司のなぐさめかたを伝えてるシーンがとっても切なかった。本当は美雪も想いを寄せているのに、目の前で塔子にあんな表情をされたら...自分の立場を考えると伝えて消えたいって思っちゃうよなあ。純粋なラブストーリーなのもキュンキュンしちゃって、乾ききってるわたしの心にどばどばときめきが流れ込んできてつらかったです(笑)


③美術センス
やっぱり着眼点がこの3点になってしまう...(笑)
時代背景が昭和?とのことで、レトロな衣装にも注目しました。カラーリングとか、アクセサリー、ジレやサスペンダーを使ったファッションがたっくさん出てきて、本当にウハウハでした...たまらなかった...
モノクロの世界から飛び出してきた美雪に、たくさんの色を教えに様々な場所に2人で出かけるのですが、風景が綺麗なところとか、色が鮮やかな場所に連れて行っていて見てるわたしもとっても楽しかった。お祭りとか藤棚とか、まるで私も一緒に出かけているみたいで...この状況下の中で見れて良かったなと。笑
序盤の美雪の衣装が、原色を使っていて、現実世界を楽しんでるんだなあと見てて思ったのですが、後半ちょっと切ないシーンが増えるにつれて美雪の服装も暗めの配色が増えていって、美雪の心情を衣装でも表しているのかなあと思いました。


あの時はたくさんの人に見てもらった映画だけど、今となっては見返さない、誰も見ないなんて映画はたくさんあると思う。でも、何年の時を経て何回も見てくれるっていう人は、映画の中の人は本当に嬉しいんだよなあ。私ももっと過去の作品掘り出してみようかな。昔の映画からお気に入りを見つけたい。もっと映画見てみよう。


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