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あえて数字から降りる働き方 個人に繋がる生存戦略 尾張和啓

目的

なぜこれからの数字を降りることが必要なのか。なぜ個人の時代も言われているのかを深掘りするため。

思ったこと

生き方にフォーカスする人生の方が圧倒的に楽しく、心を豊かにできると感じた。
自分自身「この努力は正しいのか」という指標で、色々なタスクをこなすことがたまに有る。
しかし深堀してみると、それは「自分が好きだからやっている」という感情になっていた。
「誰かのために何をするのか」
その点に着目し判断すると、
「周囲環境を取り囲む人々に笑顔になってもらうため」
が今の自分の一番の幸せだと思う。
今は人と違うことをしていることが多い。
しかし、それは、自分がやりたいからやっている。
その気持ちを持ち「続ける」ことに1番価値があると思う。
自分が幸せになるために、誰かを幸せにするために、ライスワークとライフワークの関係を考え、もっと質の高い人生にしたい。

これから

・目の前の患者様のニーズを聞き出し、最適な提供をする。
・『信用』ではなく心からの『信頼』をクライアントと築く
・毎日、教養を身につけ、他者にアウトプットする。(やっている)

読書メモ

あなたが誰にとって何者かになることから始めよう。
役に立つ人から意味がある人になる。他の誰かではなくあなたに仕事を頼みたい。小さな「ありがとう」を言われることが「意味のある」行動になる
自分の知り合いに有益な情報になることを20人に毎日メールしている。
自分のことばかりに一生懸命になり、数を追い求めてしまう。それよりも目の前の人にフォーカスしてみれば?ありがとうの物々交換。特定の誰かに意味のあることを積み重ね、「意味のある人」となる自分を見つけよう。
多数に依存先を増やすこと。
組織から個人の時代に必要なこと。
インターネット、テクノロジーの発展で、より個人が主体が成立する世の中になってきた。そのため、企業の寿命が個人の寿命よりも短くなり、いい会社に入れば一生安泰という言葉を使えなくなってしまった。経団連が終身雇用はもう続かないと言っている。肩書き会社、肩書学歴、肩書経済はもう必要ない。テクノロジーに打って変わってもあなたが好きだから、あなたにしかできない、信頼できるから、という人材であることが好ましい。
「バトルテスディット」とはなにか。肩書カードのこと。その肩書きによってより多くの「実践」をこなしてきた人材が信用される。肩書き以上にそのなかで積み上げてきた経験が必要。
自分のアカウントのフォロワー数を伸ばすことにはあまり意味がなく、結果的にフォロワーが増えていくということが大事。自分の勝ち筋をフルに活用して、どこの場面で、どういった年齢層に、どのようなものを提供できるのかを把握して、ターゲットをより細かく絞ってアプローチする。知ってもらう。フォロワーの数というのは、信頼を積み重ねようという努力の上の数字。ということ。
自分自身が提供できる意味を考えよう。
余力で相手を助ける互助。みんなで助け合う共助。日本人はこの二点を思い出すべき。
今回のコロナショックに限らずそれらのつながりを持つことがいかに個人が作っていけるかが大事。
人を疑うことこそ1番無駄なコスト。圧倒的に早くアウトプットするなら、そもそもから信じ切る。日本人は相手に対して「迷惑かな」と思い、悩む時間が多い。
人を信頼することで自分の可能性を広げよう。
2種類のギブ。一つ目は、人にありがたいと思われること。二つ目は相手の視点に立って自分の外側にあるものに自分の思いを乗せてギブすること。本書でのギブの定義は二つ目。
相手視点に立つギブは普段ならしない、花屋に行くという行為によって自分を変化させる。多くの人は、女性ならグッチ、花が好きだから薔薇を贈ろうでは自分の考えを元にしているに過ぎない。相手の視点から始めることが大事。
何者論の勘違い?
目の前の誰かにとっての何者かになることを幾通りも繰り返すことによってみんなにとっての何者かになれるということ。
プレゼントが上手い人は誰からもモテる。
相手はまず何を必要としているのかを理解する。相手はきっとこういうのが知りたいんだろうな。
相手の傾向を
論理型か感情型
新規型か権威型
トレンド型かタイムレス型
相手が思う価値観のツボに「きっとこういうのが知りたいんだな」と感じた事を相手にギブしていく。
地頭の良さとは、常に物事をゼロペースで疑問を持ちひたすらグルグル考え続ける事。
帰納法と演繹法
日本人は演繹法の思考が多い。なぜなら、「答えが決まっている事」が日本の教育の傾向だから。縛られた制約条件の「思い込み」でもある。
演繹と帰納の間にある考え方が「abduction」少数のデータから帰納法で仮説を立て、演繹法で異なるグループに転用し検証する事。
イノベーションの先行領域を見渡し、どこに転用できるかを考え、新しいビジネスを作る。
自分にとっての当たり前は、居場所を変えれば誰かの「ありがとう」につながる。
それは面白いか?
それは意味をなしているか?→自分に関係あるか
夢中になれているか?または夢中になっている人はいるか?
人々がエンパワーされているか?
良い習慣
朝の1時間で情報収集し、この情報は誰にとって有益かを見定めて、面白い記事はURLをコピーし、「あなたはこういう視点でこのニュースを見ると面白いと思う」と一言添えて送信する。
これは1番有益な状態なのは、自分。20人に仮に送るとしたら、3トピックスのニュースを20通りの見方(モチベーション)をすることができる。相手の視点にとってのギブを行う。
数を追うことと何者かになることは違う。
他人の視点を学ぶことは、自分を錆びさせないための学びになる。
信頼と信用は何が違うのか?
信用はリスクが低いということ。信頼は「この人じゃないとできない」というプレミア感のこと。信頼があることによって、疑うことへのコストも減るため、スピード感を保ったまま、変化の時代を勝ち抜くことができる。
会いたい人に対してアプローチするなら、その人の好きの傾向を理解して、相手を知ることの解像度を上げる。相手のことを知って何を提供するのか。
ちょうどいいご近所さん感を自分で設定する。
リアルでいきなり距離を縮めるよりも、ネットで細やかに距離を縮める。ネットを介した程よいコミュニケーションをどう設定していくか。
自信がない人ほど、「情報の上流」に立つべき。
自分が情報を投げる時、どう投げれば受け止めてもらえるかを工夫しよう。
そのためにはインターネットを使うことがいかに大切かを理解できる。インターネットは同調意識の塊。自分のした表現に賛同してくれる人は必ずいる。
好きを発信することで、自己肯定感が生まれる。
人と違う「好き」を理解された時、受け入れられた体験があれば今度は人と違う「好き」を持っている人にも優しくなれる。
好きや熱意だけでも自分をアピールできる。
お互い様で人間関係の構築を更新する
いいお願いをし合えているか?
いい質問と同じ原理。相手にとって、しょうがないなぁ俺にしかできないんだろ?という感情を起こさせること。
言語化が得意な人がいるなら、その言葉を伝えてみる。
「君だから頼みたい」とリスペクトを提示。人に依頼する際は、「尊敬」を言葉にして伝える。
信念と柔軟に向き合う方法
人間は自分の必要「優先的」な情報目が行きがち。
これが「価値観」で済めば良いのだが、より力を持つ、「主義」「信念」に引っ掛かると、つい怒りを暴走させてしまうことがある。自分の場合、「気持ち悪さ」と伝えられない「残念さ」を感じる。
自分の信念や価値観を正しく理解して、他人に押し付けず、かと言って否定もしない。常に「ニュートラル(中庸的)」に保つ。
こうする「べき論」は自分の信念だ。
地頭がいい人は苦手な人がいない、抽象度を上げ下げし、共通点を探すのが得意。
またフットワークも軽い。=先入観がないから、全員を仲間だと思えている。
第三章オンラインファーストの時代に自分の武器を見つける。
生きがいで食べていく人生マップ。ワークライフバランスという言葉に違和感を感じる。なぜ仕事と人生を分けるのか?「ライフワークバランス」の時代だと言いたい。「ライフワーク=自分が好きだったり、得意だったり自然とやりたくなること」の伸び率を増やしていくことで、生きがいで食べていく状態を作り上げること。

好きなことで生きていくとは、一見「あなたが好きなもの」に当てはまる。しかし、好きなことはやり続けるのが苦にならないから「得意なこと」に進化する。好きで得意なことをやると、他者から喜んで対価を払ってもらえる。これは「対価を得るに値するもの」それはイコール「世界から求められているもの」この四つの交点が重なると、生き甲斐がどんどん増えていく。これが本当の意味の「好きなことで生きていく」である。
ライフワークとライスワークを切り分ける。ライフワークは最低限の生活をするための仕事、最初は皆この段階である。稼げるようになって、ライフワークに切り替えればいい。
あの仕事は彼に頼もうと言われるのは、ある程度の地位を築くことができた人=年数を重ねた人。
新社会人の場合は、ライフワークで生きることはなかなか難しい。目の前仕事に誰よりも熱意を持って没頭し、これならお金を払ってもいいと思えるものを作り上げることに集中した方がいい。生きがいで生きていくためには、信頼される人物であることが最も重要。
誰もがやりたくない仕事を率先して、やっていたらそれで信頼は生まれる。自由に動けるようになれば、より自分の得意な作業を任せられる。
自分のライフワーク期間、ライフワークに切り替える時期を今の仕事で考えてみよう。
何をギブしていけばいいか?
「努力することを娯楽化」できているものを探す。
時間を忘れて没頭すること。
読者は議事録を修正修正して、いいものを作り上げるという努力が好き。なぜ好きなのか?誰かの言葉をよりわかりやすい言葉でまとめることが、本質的な好き。
ストレングスファインダーを年1でやる。
非常時こそ、自分の役割を効率的に探す。
フューチャリストよりも「ナウイスト」
ナウイストとは、社会の需要に対して瞬時にイノベーションを起こせる人。今ここで想像できるナウイストになる。今自分が貢献できる物事を探そう。
潜在スキルを見つけるBBQ理論
日常でアドリブを生かしてみる。自分が好きでなくても、得意なことにフォーカスすることで自分自身の価値は高まる。
好きを見つける起業家メソッド
そもそも何が好きかわからない。
エフェクチュエーションとは、繰り返し手段を変え、ゴールを上書きしていく循環を作っていくための柔軟な思考プロセスの理論のこと。
過去のマーケティングは「ゴールを定めて、手段を設定する」だったか、変化著しい時代には、「一度定めたゴールを何度も上書きする」必要がある。
手の中の鳥の原則。手の中にある魅力に自分で気づき、言語化して、端的なキャッチコピーを作ろう。
許容可能な損失の原則。安全な道からちょっとはみ出してみる
レモネードの原則。失敗作を発想の転換で考え、機会をチャンスに変える。
クレイジーキルトの原則。自分のアイデアで繋がる人脈に、発信して、その相手の観点とマッチさせる。
好きを見つける旅
好きは他人から認められなくてもいい。SNSの普及で、自然と共感者は集まる時代。だからこそ、自己アピール等で、承認欲求を満たすことにフォーカスするのではなく、自分自身の「好き」を掘り下げていき、自分が夢中になれる理由だったり、好きなものの再発見へと繋がる。
「無菌室(誰もいないところ)」で「好き」を探す
好きをギブに繋げる
相手の好きな部分の「見えないところ」にギブをしてあげる。
抽出。拡大。表現。
人はなぜギブすることが怖いのか?自ら属しているコミュニティから外されることの恐怖と、外側から攻撃される恐怖。「批判されるのが恐怖」という得体の知らない恐怖の正体の一つ。
ある程度のリスクを負ってでも、成功体験と同時に、失敗もしてみること。この両方を経験することで、ちょうどいい「中間機能」の役割を果たすのがインターネット。
みんな同じを再定義。
日本人は同調意識が強い。その同調を逆手に取り、「チャレンジするのがカッコいい!」といったことを当たり前にしてみてもいいのでは?これは鴨頭嘉人のオンラインサロンで取り入れられている。
変化の中で自分らしい生き方を設計する
今の時代は地図がなく正確な道をみんなが歩んでいない。どちらに向かうかではなく、自分らしい道を歩けるかという「コンパス」を持つことが大事。
コンパスをより研ぎ澄ませるためには常に学習し続けることが必要。テストに合格し、ゴールが決まっていればいいが、ゴールが変化し続けている時代に「教育」は無効となる。教育ではなく「学習」つまり、自ら学んでいく姿勢が必要なのではないか?
スティーブ・ジョブズは学び方を学ぶ天才だった。常にこのやり方が大丈夫と安心するのではなく、失敗からも貪欲に学び、仲間で支え合うことが必要。
過去の成功方程式を意識的に捨てる「アンラーニング」が、予測不可能な時代には必要。アンラーニングを楽しもう。おすすめは
数学や物理、科学の歴史を勉強してみる。自分の持っていた常識を覆すようなことを日常的に落とし込んでみる。変化を恐れるのではなく、むしろ楽しむ。
クリエイティビティ至上主義の生き方を「ジョバティカル」という。プログラマー、エンジニアがこの働き方をよくしている。PCさえあればどこでも仕事できるから。いつでもどこでも成長し続けることができる。
ライフワークで食べれなくてもいい。会社だけが人生の物差しじゃない。会社以外の物差しを持ち、自分を測ってみる機会を多く得る方が、自分の成長ポートフォリオをより鮮やかにできる。
1番大切な視点は、自分にとってそれが楽しいかどうか、幸せかどうか。初めから「好きなことで食べていく!」と意気込む必要はない。複数の自分の幸せの物差しを持つこと。
仕事を作り直して「天職」にする方法
社会的交流の質や量を見直す。
仕事の意義を広げる(目的を大きな範囲から見直す)
仕事の内容に手を加える(課題を変える)
→仕事は少し不安になるくらいが丁度いい。
物事に没頭している人は人を惹きつける。
転職を見直す
転職は人生の分岐点というわけではない。自分は好きでやってるから、無料でも手伝いたい。自分の成長のために、転職をしたとしても、転職前の職場で仕事を任されても「やってくれ」と言われたらやれるくらいのスタンスでいるべき。
知る、わかる、できる、している。
①客観的事実②主観的感想③一般化④適応(③を検証するためにすぐやることの宣言)
身体を使うことが「やってみる」こと
失敗するのが恥ずかしいと言って「イノベーションを起こす」「顧客第一」とスローガンを掲げている会社は多い。
自分自身との議論はやめてはいけない。ありきたりの言葉にしては、誰も得をしない。自分の中で考え続けた結果を相手にギブする。
対談
信用を貯める。
信用を可視化する。
信用を資本主義文脈、つまり社会と換金する
メタ認知をすることが1番大切
YouTubeはメタ認知の宝庫である自分を客観的に認識する能力を身に付けることによってフィードバックを自ら行いズタズタにされながらも自分自身でダメ出しができる人ほど大きな夢につながっている
マッキンゼーはなぜサンクスレターに命をかけていたのか
当時の尾張さんの社会人時代ではアタッシュケースの中に機密情報と固くて平らなケースを作り代わりにして帰りのタクシーで手紙を書くものを入れていた。翌日手紙をすぐにお客様に投函できるようにまたご縁をいただけたら全力でお付き合いさせてくださいと挨拶するためにそれらの行いをしている
ありがとうと言う言葉はあらゆる人が時間や知恵をいただいてその循環を止めないために行っている。「なにがダメになったのか」と言うフィードバックを相手に渡すことで相手との好循環を回す。
「ありがとう」とは「有ることが難しい」に由来しますが自分がありがたいと感じたのかを言葉にすることでそれを見聞きした人に自分の見識をシェアすることができる。
そういう強かなギブを自然とできるようにしたい。僕らはまだまだインターネットで革命を起こすことができる自分なりにネットコミュニティーの力を試し冒険し日々バーベキュー形に意味を育んできた旅路の結果。
これからも旅路が続く。数字から降りることを大切にしよう。


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