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タカラベルモント株式会社×OoO

インタビュー

私たちOoO(おー)は、様々なトレーニングを通して相互理解をし合える環境を作り、”自立した個として活躍できる人を増やす”ことを目指し活動しています。

今回の記事では、執行役員11名を対象に「エグゼクティブサークル」を立ち上げ、幹部社員が学び合う環境づくりに取り組まれる中、OoOにコンテンツプロデュースをご依頼いただき”ビジネスパーソンのためのオンラインコミュニケーション”〜エグゼクティブ向けオンラインマネジメント〜を導入して下さいましたタカラベルモント株式会社 執行役員 東京本社管理部 部長 上村 洋介さまにお話を伺います。


タカラベルモント 東京本社に展示される化粧品部門の商品

01  なぜOoOにご依頼していただけたのですか?

岡田)この度は企画の段階からご一緒させていただき、ありがとうございました。

上村)こちらこそありがとうございました。こちらが何がやりたいのか漠然としたイメージはあるものの具体的には見えていないところから相談に乗って頂いて、二転三転しましたけど・・・

岡田)あの段階から聞かせて頂いたからこそ、今回の企画ができたと思います。むしろ沢山ミーティングの時間を頂けて、感謝の想いでいっぱいです。

上村)OoOさんに依頼をしたきっかけは、社内で「このような企画を行いたい」と話していた際、社員を通して「こんな会社がある」と紹介してもらったことがきっかけでした。

当時、構想はあったものの「自分のやりたいことが周りに理解してもらえるだろうか」という部分で自信がなかったんです。

なので、あのように2回、3回とミーティングを重ねて形をつくっていきましたが、ミーティングの段階を踏むことによって確信というか、イメージが固まっていきましたし、頼んでよかったと自信がつきました。

タカラベルモント株式会社 執行役員 東京本社管理部 部長 上村 洋介さま

岡田)ありがとうございます!
もともと、このエグゼクティブサークルはどのような経緯で始めようと思われたのですか?

上村)そうですね。弊社は大きく分けると4つの事業部がありまして、それぞれ異なるマーケットの中でより専門性を高めて、新しい価値を創造していくにはいわゆる「縦割り」であることも非常に効果的なことなのですが、”1つの会社としてどうなのか”と考えたときには改善が必要な課題もありました。

その中で、事業の責任を負っている事業部長、執行役員がもう少し連携を強くしたらいいのではないか、と考えていて。

また、タカラベルモントの社員の共通の価値観やカラーというものが、あるのですが、それが上手く言葉で整理されていないところもあって。

もう少し分かりやすく可視化などできたら良いのではないかと考え、トライアルで何かやってみようと思ったことがきっかけでした。

田中)思い立たれたのはいつ頃だったのですか?

上村)去年の今頃(2022年6月頃)でしょうかね。

田中)そうだったのですね!それまでは、こういったものは全くなかったということですか?

上村)そうですね、今まではなかったです。

田中)構想を練られていた段階で、”何をどう実行するのがいいか”と考えられていた時に、私たちはお会いできたということですね。

上村)はい、そうなんです。

メディカル事業部の機材

02  トレーニング開始前と終了後に変化はありましたか?

上村)そうですね。やっぱり共通の言葉と言いますか、これは感覚かもしれないですが、「想いが通じる」ということを感じられる場面が多々あって。表現は難しいですが、変わってきたなと思います。

田中)実施するコンテンツについて、最初に「こんな感じでどうですか」ご提案差し上げた時、すぐに「これで大丈夫です」とおっしゃって下さったと思うのですが、実際に企画書の段階でイメージされていたものと、やってみたことで印象は違いましたか?

上村)そうですね。
”資料を文章でいただいたとき”と、”実際に受講させていただいたとき”では、印象がいい意味で違っていて、ゲームではないですけど非常に楽しめましたよね。

私はどちらかというと”ホストの立場で参加”と思っていましたが、一方でゲスト的に一受講生としても参加させて頂いて、結果、非常に楽しかったですよ!時間が本当に短く感じられました。(各回60分〜90分、全3回のプログラム)

OoO founder 岡田

岡田)嬉しいです!
実践ワークを盛り込みすぎて、「なんだこのハードな感じは」と思われてないかとヒヤヒヤしました。笑

田中)特に執行役員の方々は、トレーニングという機会を設けられることも少ないとの事でしたし、お忙しいと思いますので、その中で皆さんのお時間を預けてくださったということ自体が、とても嬉しかったです。

岡田)参加者の方もとても素晴らしくて。
例えば、こちらが何かを問いかけて意見が出ない時も「じゃあ、私が言おう」と率先してご発言をされるる方が毎回いらしたじゃないですか、あれは、実はなかなか難しいことだと思うんですよね。そういった部分はタカラベルモント様の社風なんだろうなと感じています!

上村)参加者は講義を傍観するのではなく、トレーニングに主体的に関わり、発言する場面が多く見られました。
自分を含め、執行役員は管掌業務の範囲外のことに手を伸ばすことにはどうしてもためらいを感じることが多いと思いますが、今回のトレーニングを機に良い方向に変わればいいなと思っています。

田中)参加者のみなさんが本当に積極的に取り組んでくださったのも、上村さんが事前に参加者の方にしてくださったご説明が、とても丁寧だったんだろうなと感じていました。

事前にOoOについてもしっかりご説明頂いていたから、当日も最初からスムーズに受け入れて頂けたんだろうと思います。

デンタル部門の機器

上村)今回の参加者は月に3回から4回ほど、会議で顔を合わせるメンバーなんですね。会議では、各事業部の責任者や取締役、そして経営トップが、さまざまな案件について協議しています。
その場のコミュニケーションは、基本は一対一で進めていくことが多いんですね。なので、執行役員同士の横のコミュニケーションが、もっとあってもいいのではないかと思っていました。
だから今回のような執行役員同士の相互理解の場を作るということがすごく良かったです。
特に好評だったのは、zoomのブレイクアウトルームを活用した執行役員同士の実践ワークでしたね!あれは本当に良くて、1対1で「自分はこう思う」「普段こういうことを心がけている」とか、普段話すことがないテーマについてお互い話せたし、聞けたということが非常にいい体験でした。すごく評判が良かったですよ!

岡田)ありがとうございます!
OoOのトレーニング全体を通した考え方として、みなさんスキルはすでに持っていると思っていて。

更なるスキルをインプットすることももちろん重要ではありますが、それ以上にみなさんが既に持っているものをお互いに出し合ったり、意見を話し合ったりする場こそ、価値があるものだと感じています。

そのような場を創出できるように意識をして、ブレイクアウトルームを活用した相互理解を行うための実践ワークを設計したので、それが一番良かったと言っていただけて本当に嬉しいです!

上村)例えば、ちょっと前だとタバコを吸う方が喫煙所で割と本音で話すようなことができたりしたんですけど、そういったコミュニケーションにも近いとも感じましたね。

田中)なるほど!OoOの実践ワークは、ある意味強制的に「話す場」を設ける仕組みになっているので、そういって頂いて安心しました笑

上村)社内の会議とかでもなかなか無いですしね、そういう機会って。いままで見たことないタイプの研修で、とてもいいと思いましたね。

田中)そうですか!
例えば社内で何か議論をされる際などでも、「自由に意見を出して下さい」とアナウンスしてもなかなか難しいと思うんですよね。

そこでブレイクアウトルームを作ると、割と気軽に会話ができるところがすごく良いですし、執行役員の方が率先してそのような場を活用しようと考えてくださるようになると、社内の活性にもつながると思います。ぜひどんどん使ってみて頂きたいです!

OoO co-founder 田中

03  どのような方々へ向けたトレーニングでしたか?

上村)今回は執行役員11名が対象でした。
会社の推進力って言うんですかね、事業執行の中核である執行役員が強くなると会社が強くなると考え、コミュニケーションの活性化や連携・連帯を強めていきたいというのが狙いでした。

「このワークショップ、他の階層の人たちにも展開していくといいんじゃないか。」という参加者からの意見もありましたね。

田中)それは嬉しいです!ぜひ!笑

04  トレーニングのなかで、印象的だった体験やエピソードは?

上村)やはり、先ほどの話にも出ましたブレイクアウトルームです。

お題をもらって、それに関して”自分はどう思うか”を話すということ。時間は短いですけど、”どれだけ意見を交換できて、深掘りできるのか”。その時に組んだ相手と、それをやるということが非常に良かったですね。

岡田)私がすごく印象的だったのは、『自分の好きな持ち物を共有してください』というお題の時に、ある参加者の方がブレイクアウトルーム内で「このイヤフォンがすごくいい」とお話しされていて。終了後に全員がいる場でもシェアしてくださったタイミングで、コミュニケーションが更に1歩前に進んだ気がしたんですね。

上村)ありましたね。

岡田)あと、それぞれが普段の業務で実践されていることをシェアしたときも、ブレイクアウトルームを出た後に、「ペアの方がこう言っていた」と他己紹介のような形で、全員がいる場で共有してくださって。

些細なことですが、みなさんの中で自然に情報を共有するようになられていましたし、参加者全員でワークショップを作っている感じがして、すごく良かったですよね・・!!

上村)確かに。ブレイクアウトルームから出てきて「何か質問ありますか?」と問いかけてもらった時も、ほとんどシーンとしてる時間がなかったですね。挙手ボタンで手をあげたり、それぞれが積極的になってましたし。真剣にやっているなという印象でした。

田中)ランダムにペアが組まれるブレイクアウトルームの中も、どうなっているのかすごく気になっていたんですけど、みなさん入られた直後はどのような感じだったんですか?

上村)”あ、どうもどうも。”って感じでしたよ。笑
毎回違うとワクワク感もありますしね。1回や2回だったら、そうはならなかったと思うんですが、あれを何回もやっていくとそうなりましたね。

田中)全部を通して10回はありましたっけ?

岡田)いや、もっとありましたよ!笑

田中)そうでしたね、お題は小さなテーマだけど回数はかなり多い 笑

岡田)ルームを出た後に「このテーマは難しかったよ!」と言ってくださったりして、私たちともコミュニケーションをとってくれている感じだったことがとても嬉しかったですね。

田中)講師と受講生、という立ち位置が割と普通だと思うんですけど、極力そのようにはしたくなくて。参加して下さった皆様に、まさに理想通りの場を一緒に作り上げて頂いたなと実感しています!!

 理美容部門の機材

05  今回のトレーニングをぜひ薦めたい人はどんな人でしょうか?

上村)そうですね。今回のトレーニングは取締役や部長などの管理職にもぜひ体験してほしいと思いますね。

岡田)ありがとうございます!

上村)そうすると、やっぱり会議ひとつにしても活性化すると思います。

田中)確かにそうですね!

上村)普段なかなか吐露できない悩みだとか、同じ悩みを持っているであろう人と一緒にやるのがいいと思いました。そして悩みや考えを共有する。まあ、愚痴でもいいと思いますしね、そういう機会があることが重要なんだと思います。

岡田)本当にそうですね!

田中)ちなみに、今回は”ビジネスパーソンのためのオンラインコミュニケーション”〜エグゼクティブ向けオンラインマネジメント〜というテーマで進めましたが、オンライン化によって感じる課題感は普段からありましたか?

上村)そうですね。
正直言いますと、それは(エグゼクティブサークルを始める上での)一つの切り口であったと思います。これであれば共感する人が多いだろう、と感じたんですよね。コロナが落ち着き世の中の様子もまた変わってきましたが、オンラインコミュニケーションの必要性がまだまだ続いているとも感じますしね。

田中)そして、受講してくださったアンケートも本当に素晴らしくって。

岡田)いや、本当にすごかったです!!

田中)私たちが「アンケートもコミュニケーションのひとつです」とお伝えしたのもあると思うのですが。笑

でもやはり、アンケートは入力すること自体も手間だったと思いますし、zoomを切れば、みなさん次のことをされたいはずなのに、それをちゃんと振り返って私たちにアンケートを送ってくださった方が殆どだったので 本当温かいなと感じました。

岡田)みなさん本当に素晴らしかったですね!!

いただいた参加者様の声

田中)”他の社員にも内容を伝えたい”っておっしゃっていた方が、次の回で「ちゃんと伝えたよ」って教えてくれて、ちゃんと実践に繋げて下さったことに驚きましたし、とても感動しました。

岡田、田中)いい機会をいただきありがとうございました!!

上村)こちらこそありがとうございました!

楽しいインタビューでした!



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