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<法人向けコンテンツプロデュース>innovator creation camp インタビュー前編:江崎グリコ株式会社さま
多くの日本人にとって馴染み深い企業である江崎グリコ株式会社。
デジタル化が進む現代においては、特にヒューマンスキルの向上が不可欠であると考えられ、昨年デジタルに関連する部署のメンバーとともに、スタートされたinnovator creation camp(以後はICCと表記)。2023年7月の第2回目より、私たちOoO(おー)も共催として参画しています。
グリコグループの人材育成の一環として始まったこの取り組みの背景や、もともと持っておられた課題感、目指しているビジョンなどについて、今回はデジタル推進部の武子様、桑原様にお話を伺いました。
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江崎グリコが目指す次世代の人材育成「innovator creation Camp」
岡田:この度は、共催という形で参画させて頂きありがとうございました。
早速ですが、innovator creation campは、どなたが最初に企画されたのですか?
武子:私が企画しました。まずグリコグループとしては、人材育成に真摯に取り組んでいて、2022年10月には全社員、約1,400人へのデジタル教育に関しての記事が日経にも取り上げられています。
私が所属するデジタル推進部では、デジタルスキルを伸ばすだけでなく、ビジネススキルも高めることが重要だと感じていて、そのような中で、ICCのアイディアが生まれました。
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岡田:なるほど。昨年(2022年)の初回をやられてみて、どのような変化が得られましたか?
武子:このICC初回では、岡田さんにも登壇していただきました”イノベーターのピッチ”を通して「参加者のマインド変革」や「リーダーシップの醸成」に期待していたのですが、それらの変化が実際に確認できています。
そして、初回で交流の機会を持った様々な企業との連携が生まれています。
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「innovator creation Camp 2nd」の目的
岡田:1年目を経験して、2年目のICCではどのような進化を目指されましたか?
武子:1年目は探る段階で、マインド変革に重点を置きました。2年目では、ICC以外の学びの場、例えば読書会を実施し、参加者にはその内容を共有してもらうような取り組みを強化しています。そういった読書会や今回のICCも全部含めて、来年の業務目標に落とし込むことが今回の目的でした。
新たな進化を目指す段階で、昨年登壇させていただいたOoOへお声がけをいただき、2日目のワークショッププランニングを担当。その後、提案を重ねる中で、全体プログラムの企画と共催という形で実施することとなりました。
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桑原:私は昨年、運営ではなく参加者側としてICCに参加していましたが、デジタル推進部が新たに組成され、メンバーがとても増えた中で、今回は運営側に回ることとなりました。
今年は昨年度と構成を変え、初日のイノベーターズピッチを聞いて、二日目は初日の内容を参考にしたアウトプットを行うことで、初めて会う人が多い中でも社内の中で新しいシナジーが生まれるような場面が多々あったと思います。
あと昨年もそうでしたが、話を聞いて終わるではなく、本当にビジネスとして成立したり、新しいことをするというのが重要だと考えていて、昨年はイベントが終わってから登壇いただいた企業様の会場を3回ほど使用させていただいたり、飲食店さんとコラボさせていただきました。
今年の2回目(2023年)も何かしらのビジネスにしっかり繋げていけたらといった思いがICCを通して参加者にも芽生えたのではないかと考えています。
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武子:実は7月に毎年行っているのも意味があるんです。7月の下旬にICCを行うことで、8月の夏休み期間にリセット時間を作ることができると考えていて。
9月以降から秋にかけては、来年に向けて考える時期なんですよね。会社の予算であるとか、その時期から色々始まってくるので、ちょうどその前の時期に設定しています。
なので元々は、来期に向けてマインド変革をするためのキャンプでもあるんです。
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2日間のストーリーラインとプログラム構成
岡田:改めまして、今回なぜOoOにご依頼いただけたのでしょうか?
武子:気づく力やそれを表現する体験をオリジナルで企画もしていると伺っていたので、それによって得るクリエイティブスキルを少しでも身につけたいと思いOoO株式会社さんにお願いしたといった経緯があります。
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武子:ヒューマンスキルを醸成するためには、その前にまず自分の意思や、仕事を通して何をどう実現していきたいかの動機づけ、などが大事だと考えています。
そのなかでも気づく能力が非常に重要で、気づくから話を聞くし、気づくからファシリテーションするし、気づくからリーダーシップを取るんですよね。この気づき能力というものが、手前の段階で非常に重要だな。と考えていました。
このように昨日は気づかなかったことに、今日は一つ気づくことを通して、新しい創造が生まれるのだと思います。これこそがクリエイティビティだと感じています。
岡田:ありがとうございます!
当初は、2日目の2時間のワークショップを担当するという話でしたが、最終的に共催として二日間全体の企画・統括・運営まで任せていただけたのはなぜでしょう?
武子:昨年も二日間の企画全体のストーリーラインを組んでいましたが、参加者が二日目の終盤で疲れてしまう状況が見られました。その経験から今年はプログラムの構築により気を付けたいと思っていました。
しかし私たちはその道のプロフェッショナルではないので、完全なコーディネートは難しいと考えていたところ、企画してくださったワークショップの内容がその2時間の中の話だけでなく二日間の全体を通した体験価値やストーリーラインを意識した構成だったので、ぜひお願いしたいと思いお声がけしました。
その甲斐あって今年は、さらにいいものができたと感じています。
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桑原:私も1日目のプログラムである「イノベーターズピッチ」の登壇者と初めの段階から関わっていたのですが、彼らは成し遂げてきた体験が沢山あるため、聞き手として情報量が多く、それをきちんとまとめるのは難しいと感じていたのですが、OoOさんの協力により、より良いストーリーラインができ、参加者にも納得感を持たせることができました。
武子:そして今年はOoOさんにテーマを設定していただいたので、二日間のプログラム全体がスムーズにつながりました。それによって一貫性があり、参加者が納得感をもって受け入れられたことが大きなポイントであったと感じています。
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▼後編へ続く
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