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過去の経歴(2022年6月末時点)


修正履歴

・2022/07/03:初版。
・2024/01/19:修正履歴を追加。目次追加。

はじめに

情シスという業務を始めて4社目でトータルで10年ちょっと経過しました。過去に2021年8月時点で経歴をまとめましたが、アップデートします。

現在

情シスをしています。8社目ですね。
2022年04月からです。
一人情シスです。

会社規模としては売上は非公開、社員100名を超えたぐらいです。

こちらはLinkedin経由でスタートアップ専門のコンサルタントさんからお声がけを頂き転職活動しました。
短時間ということもあり2社から内定を頂き現在の会社を選択しました。
もう一社は六本木のキラキラした会社だったです。

入社した当時の感想としてはカオスですね。
どこのスタートアップもそうなんだろうなという感じです。
前職以上にバックエンド側に人が足りていないので更にカオスな感じです。

入社して3ヶ月が経過した現在、情シスというよりかは情セキの仕事をしていることが多いです。
様々なセキュリティ課題を見つけてそれを解決する手段としての情シスという位置づけで仕事に望んだのですが、予算の関係でセキュリティツールの調達がままならんという状態です。
セキュリティチェックシートの記入というかなり重い仕事をしています。

情シスとしては業務フローの整理、マニュアルの作成等を進めて、更にSlackワークフローを使った情シスへの作業依頼のルール化を進めています。

1社目

社会人としてのデビューは1994年で最初にした仕事はプログラマーでした。入社した会社は東芝の販社で入社当初はオフコンでCOBOLを使った開発をしていました。しかし幸いなことにWindows3.1とWindowsNT3.51が徐々に認知され、入社翌年にはWindows95とかとかVisualBasic4.0とかが発売されたので、それをメインで触ることになりました。

社員5名の小さな会社なので開発に際して社内を頼ることはできず、またまだインターネットは黎明期でたいした情報はありませんでした。あるかもしれませんでしたが見つけることはできませんでした。

そこで頼ったのはNiftyサーブというパソコン通信でした。ここのVBフォーラムには大変お世話になりました。またこのフォーラムで色々と情報を仕入れると自分のしている仕事は小さな世界という気づきを得ることができ、広い世界を見てみたいという意欲が出て転職することにしました。

5年の所属期間でまだ何もわからないプログラム初心者から、お客様先での打ち合わせ、設計、開発、運用までできるようになっていました。育ててくれた会社には感謝しています。

プログラムですが、データ保存先はBtrieveというデータベースではないもので管理していました。ネットワークはNetwareというものを使ってクライアントサーバーシステムの構築をしました。3拠点(東京1拠点、大阪2拠点)を接続する仕組みも作ったのでこのあたりでネットワーク機器を触ってました。東京のお客様のところに行ったらまだ機器が届いていなくて秋葉原に買いに行ったのはいい思い出です。

得たもの
・プログラミング:VisualBasic、Access
・データベース的なもの:Btrieve
・OS:Windows3.1、Windows95、WindowsNT3.51、WindowsNT4.0、Netware
・ネットワーク:LAN構築、WAN構築(NetVolante)
・お客様対応:インタビュー、設計、開発、運用を一人で。

派遣+個人事業主

Niftyフォーラムでそれなりに皆さんの質問に回答したり、OFF会に参加したり、喧嘩したりしていたので、実はそれなりに名前が売れていて転職時にはいくつかの会社からお誘いがありました。しかし腕試しがしたいということと大小の色々なプロジェクトを経験してみたい、ということから派遣会社に登録して色々な現場を経験するという選択をしました。

一番面白かったプロジェクトは某大企業の全世界向けのサプライチェーンを構築運用するシステム開発プロジェクトですね。2年半関わり、時給も3,800円まで上がりましたので評価もされ、技術も身につき、英語も使えて非常に面白かったです。

あるUI改善のときに他社さんが20人月かかるって言ってたものを2人月(私と部下の二人)でやり遂げ(残業とかブラックなことはなし)、他社さんはプロジェクトからいなくなったときにはやってやったぜ!って感じでした。

唯一つ残念だったことはプロジェクトに参加するときには海外出張(ドイツ、イギリス、アメリカ)あるよ、と言われてすごくワクワクしていたのですが、親父に末期ガンが見つかり海外にいけなくなってしまったことはキャリア的には残念でした。

派遣では炎上プロジェクトに放り込まれることは多かったですね。炎上要因を見つけて紐解いてちょっとずつ解決して鎮火させていくのはめちゃめちゃおもしろかったです。鎮火させるためには上層の協力が不可欠であるという知見を得られました。

得たもの
・プログラミング:VisualBasic、Shell、C言語
・データベース:Oracle、パフォーマンスチューニング
・OS:UNIX(AIX、HP-UX)
・お金の交渉:派遣の時給交渉など
・お金の知識:個人事業主をすることで税金の知識など

2社目

派遣での仕事は順調でしたが、親父が亡くなったことで母親にいつまでも派遣で大丈夫か的なことを言われるようになったことと、もっと技術を勉強したいなという意欲があり、大阪では勉強会が少ないなと思っていたこともあり、東京で正社員の職を探し、転職しました。東証一部上場のSIerです。

色々なプロジェクトに参画し、技術も向上しました。このときにライブラリアンという業務を行い、プログラミングからインフラや情シス的なものに興味が移っていった感じでしたね。

この会社で新規開発プロジェクトに参加したときに情報システム部門に色々とお世話になり、この仕事をやってみたいということがあり、情報システム部門へ配属となりました。

会社が吸収合併されることになり、情シス所属なのでその作業でバタバタしているうちに吸収合併されてしまい、その後に不要人員整理という話になり、退職金も割増ででるということだったのでとっとと辞めました。

辞めて次を探す間は1年間はのんびりしようと思っていました。親をハワイや沖縄に連れていくことができましたので良いお金の使い方ができたなと思いました。のんびりが終わって転職活動している最中に東日本大震災がありました。のんびり期間が延びてしまいました。

得たもの
・プログラミング:VisualBasic、Shell
・データベース:Oracle、パフォーマンスチューニング
・TeamFoundationServer、ActiveDirectory構築
・ライブラリアンという職種の知見
・情シスのベース知識

3社目、4社目

3社目はプログラマとして入社しましたが、色々な方針が上司と考えが合わず9ヶ月で退職。4社目は情シスで入社したはずが、教室の掃除や片付け、テストの校正等という全くITしていない状況だったので2ヶ月で退職しました。

得たもの
・面接はしっかり話を聞かなくちゃ
・情シスというエサで釣られることがある

5社目

創業40数年という印刷業に情シスというポジションで入社しました。入社して初っ端からECサイト構築をやりました。仕組み自体はパッケージ製品を利用して構築だったのですが、バグだらけでひたすらバグを潰してました。決済部分もあり、よく間に合ったできたものだと思います。

翌年から情シス業務としてパソコンの購入、キッティング、メンテという仕事。ファイルサーバーの面倒と再構築と移管。社内ネットワーク環境の調整と再構築、などという情シス仕事まっしぐらなことをやりました。

手書きの受注伝票をFAXで受けて、そのFAXを見ながらひたすらパソコンに打ち込むという業務があったのですが、業務改善でRPA(WinActor)とAI-OCR(LAQOOT)とを組み合わせて仕組みを作りました。人件費を半分にできたのはデカかったです。

この会社では一人情シス(時々部下あり)ということで部長にはなれませんでしたが次長というポジションを経験でき、部下のマネジメントも経験できたのは大きかったです。

またIT予算策定、役員との予算折衝、予算の執行、といったお金に関わる部分に主体的に関われたこと、4半期ごとの全社発表会で予実の報告や情シスとしてこんなことを計画してます、今こんなことをやってます、といった発表ができる機会を得たことも大きかったです。管理職っぽいやんって思ってました。

この会社ではこれ以上の評価はされないだろうということ、IT予算が削減されるということが2年連続であった、ということがあり転職することにしました。

得たもの

・プログラミング:php、ruby、JavaScript
・データベース:MySQL
・AWSにてWebサイトを1から構築して実運用すること
・次長という管理職の経験
・本格的な情シス経験
・RPAとAIを使った仕組みの構築経験
・情シスで全社のプロジェクトに多く関わるという経験

6社目

初のスタートアップを経験。気になるSaasを片っ端から導入して統制が取れていなかったこと、とりあえずSaasを導入したことにより手順が定まっていない業務が多いこと、上場を控えISMS取得の準備が必要だったこと等の課題を解決することを期待された。

前の会社が昭和企業だったので最初はスタートアップのスピードの早さにびっくり。各拠点のネットワーク工事や設定など泥臭いことも結構やりました。

上場準備でISMS取得をコンサルとともに進めていたところにコロナが直撃しました。コロナの影響をもろに受ける業種であったためIT予算がゼロになってしまい、転職することにしました。

コロナ禍で休業手当のことで揉めました。弁護士に相談したり労基に行ったり良い経験が積めました。
2社目、5社目、6社目で思いましたが、いくら頑張って働いても、なにかがあっても会社は何もしてくれないという知見を得ました。

得たもの

・スタートアップの仕事のススメ方
・ISMS取得のための知見
・全体最適化のためのやりかた
・人事を巻き込んだオンボーディング/オフボーディングからのアカウント作成/削除の手順

7社目

初めて転職会社を使わずSNSで声を出して転職活動をしてみました。何社かからお声がけを頂きカジュアル面談から最終面接まで1度も会わずに内定を頂くという経験をしました。すごい時代。
また同時に1社だけ転職会社を通して転職活動しましたが、スーツを着て訪問し対面面接を4回して最終面接まで行きました。いやー昭和企業でした。何もかも昭和のままでしたね。良い比較ができました。最終面接で将来像をお聞きしているなかでミスマッチが出た感じでしたね。途中の面接では出てこなかったことがちらほらと出ました。これに対する質問で落とされたんだと予想してます。

入社しての感想はカオス!でした。なんか色々と中途半端でやりきっているところがない感じでした。情シスがいなかったので本来情シスがやる仕事を様々な部署の人がやっている状況でした。

まずは全社向けSaasの管理とPC管理を情シスに持ってくるところから始めています。アカウントもPCも棚卸しをしていないのでまずは現在の状態を把握するところからはじめました。

並行してきちんとした手順と手順書がなかったので、そのあたりを作成しつつ改善できるところをどんどんしていく感じですね。しかし業務が忙しくなかなか改善まで手が回らないところが辛い。

本来期待されている仕事になかなか着手できないのは辛いです。

Saasの導入をガンガンしたくてこの会社に入りましたがなかなか壁が厚く、導入の実績を積めないのであれば意味がないなと思い転職しました。

得たもの

・Saas管理
・業務にSaasを浸透させていくやり方
・情報セキュリティとの協業
・入社退社が多い会社での効率的な業務の回し方

以上

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