#戌亥とこ1stソロライブ(今更)雑感。

 さて。私が一番好きなVtuberグループがいる。さんばかである。そのメンバーの戌亥とこさんのソロライブが先日、ZEPP横浜で開催された。今回はこれを振り返る感想をびゃーっと書いていこうと思う。

 とはいえ振り返るにあたって、かなり間が開いてしまった。第一の理由としては思い入れが色々あり、文章がまとまらなかったのだ。Zepp東京中止から今までの流れを思い起こすと、思考がとっ散らかってしまう。他には私がバイクで遊んでいた事や、投稿の小説原稿が大詰めで迷走している事、年末の仕事が忙しい事、バイクで遊んでいた事、またはバイクで遊んでいた事、それにバイクで遊んでいた事もあり、遅れてしまいました。まことに申し訳ございませんでした。吊ってくれ。

 なお、私の寡聞浅学ゆえ初見の楽曲が多かったので、ライブ選曲へは生半可には触れず、ライブから受けた感想を書き連ねたいと思う。私の楽曲の守備範囲が70年代ブリティッシュパンク~90年代邦メロコアのクソニッチであるのが全て悪い。特にあんスタは、とこちゃんがドハマりしているスゴイイケメンカーニバルくらいにしか前提知識がございません。ガチ勢に天誅されても仕方のない記述である。まことに申し訳ございませんでした。

〼とこちゃん、恐ろしい子……!

 最初に今回の主役、戌亥とこちゃんの歌唱力について。これまでも活発的に、ライブや歌ってみた動画を発信されているので、歌唱力は折り紙付きで素晴らしいものであることは周知の事実。とこちゃんの声質はとにかく、安定感に尽きる。強弱、音程、声質、その三点に揺らぎが無い。非常な鍛錬を重ねてきた武器であるのだろうなあ、と勝手に推測している。であるから、歌唱の表現の幅というものも非常に引き出しが多い。アンコールの曲では最後の曲で切なくありながらも楽しそうに、という表現を見事に果たしている。これだけの実力があればこそ、声出し禁止縛りのライブでもあれだけ盛り上げられるというものだ。

 そして、このライブでさらに一つ気付いたことがある。

 とこちゃんは、メチャメチャに歌声がタフだ。二時間の尺を歌い続けても、あまり音量に変化がなかったように感じた。私は驚きでひっくり返ろうかと思ったがやめた。(録音の可能性は一瞬考えたが、必ず生バンドの方が音源とズレる。そんなまどろっこしいことせずに、普通に歌った方が手間がないわけで)

 なんで驚いたかというと、経験則で何時間も歌うキツさを知っているからだ。私は学生時代にバンドの真似事に熱中していたことがある。もちろん下手だった。下手だったのでライブで歌うとなると力が入り、無意味な筋力(胸式呼吸や背筋で無理やり声を出す)を使って、喉を酷使することをたびたび経験した。その歌声はどうなるか。歌声は五曲目あたりから、皇女殿下が言うところのカスカスボイスになり果てるのである。それが平々凡々の限界なのだが、その限界を優に超えて歌いきれるところは、さすがつよつよケルベロス二百歳である。年齢について言及し、まことに申し訳ないと思うけど謝らないよ。

〼生バンドの素晴らしさ、生音に追従できるモーションキャプチャーの恐ろしさ

 特筆すべき点として、本ライブは生バンドによる演奏をバックに置いた新しい形のVtuberライブであったことだ。歌と伴奏を合わせることができるだろうが……モーションの遅延は発生するのではないか?と素人ながらにピュアな杞憂をハトポッポしかけたのであるが、そんなことは必要なかった。

 バンドメンバーの方々は一線で活躍されているプロであり、音の合わせ方やMCの段取り掛け合いから見て、とこちゃんと共に練習を十分に重ねてきたと分かる出来であった。実際極上な。

また、モーションの遅延というものはほぼなかったのは驚きだ。ボーンのねじれやアニメーションのコマ送りもない。どうやってんだこの技術は。いちからの技術力の伸びが最近凄まじいが、どうやって超進化できているのか後学のために知りたい。まあめっちゃ有能なエンジニアをぶぇーっと札束d

 私個人はこのライブで、かつて愛用していたギターモデル(テレキャスター)のあの甲高い高音を聴いて、久々に滾る情熱を取り戻しかけて、すぐにすうっと燃え尽きた。ジョーストラマーが憧れでした。はい。

〼ゲストライバーによって変幻するライブ演出

 ソロライブとはいっても、こうしたライブにはゲストはつきもので、そのメンバーもまさに豪華絢爛であった。

樋口楓さまの客演は、対バン(もはや死語)のような熱い個性のぶつかり合いで、非常に刺激的であった。ダンスに重点を置いた星街すいせいさんの客演は、ダンスの振り付けが完璧で感動を覚えた。とこちゃんなんでもできるやん。二人の歌と踊りの真剣さから、あんスタに対する思い入れをひしと感じた。

 さんばかの客演は、ぜってーこれミュージカル向けの振り付けだろ。と思ったのだが、違うだろか?あのワチャワチャとした振り付けを考えた人は素晴らしいと思う。あんまり関係ないが、アンジュの低い歌声が、ストライクゾーン真ん中に来る。有体に言うと好きである。ギターの趣味(高音キャンキャン音)と真逆である。なぜだ。誰も知らねえよ。

〼S A N B A K A R E V E N G E

 にじさんじ JAPAN TOUR 2021 in Zepp東京は、2020の中止メンバー(ダレパンダ&さんばか)で開催される!

 今ライブでこの情報を初めて見た時、驚きはあったけれど、おお、やってくれるか!という期待を胸に抱いた。まあその、中止になった原因の疫病は、まだ予断を許さない。が、どう防ぐべきかどう治すべきかのノウハウは蓄積され、ワクチンも開発には(一応)成功している。去年の今頃世界中に渦巻いていた未知のパニックホラーは徐々に、明確な敵への正しい恐怖に切り替わってきている。だから今年中止されてしまったものを来年は観たいなあと、一ファンとしては思う。もちろん危機が去ったわけではないのだが……。私としては良い状態で、彼女たちのリベンジ講演が成功することを、念じてやまない。

 たびたび、なんらかの残念な出来事について、誰も悪くないとかいう言葉を聞く。そういうのは実際だいたい誰か悪いのだが(おい)、例のウィルスによるイベント中止となるともう、怨む主体はウィルスであって、文字通りマジでホモサピエンスの誰も悪くない。

 とにかく、今後もマスク、手洗い、うがい、衣類の消毒洗濯、三密回避、体温測定などの徹底した予防を心掛けて、ワクチンの順番をじっと待つほかないんすわ。何様なのだ私は。

 さて。繁忙期で死にかけながらも、この戌亥とこ1stソロライブに対する感想を駆け足でびゃーっと書いた。というのも、このライブの視聴期限は確か12月24日まででるから、早めに書かんとヤバかった。こんなギリギリであるけれど。まことに申し訳(略)バイクたのしい!あと、アンジュが振り返り配信でライブの感想を言語化できないのが悔しいと言っていたから、筆不精なりに書いてみた次第である。まあ、読むほど彼女が暇でないのは承知であるけれど。最後に、戌亥とこソロライブ2ndがあることを祈って筆を置きたいと思う。

 今後、noteに書く雑感もシリーズ化やある程度の順序付けをしながら、だらだら書けたらなあとは思う。次回は「たまたま自作3Dモデルを持っていたので、Vtuberになってみたけど後悔した顛末」についてでも書こうと思っている。

ではまた。よいお年を?


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