メンヘラの大乱闘スマッシュブラザーズみたいな状態になった話(その1)
夜勤終わりの休前日。
一目散にメイクを落として部屋着に着替えた。
明日はいくらでも寝て良い。
家族の寝静まった深夜のリビングで
撮り溜めたお笑い番組をみて
今夜は夜更けまで思いっきり笑いに浸ろうと
筆者はノンアルビールにおつまみをいそいそ準備して
席に着き、再生を押してすぐの事だった。
Aちゃんから
真夜中にこんな電話がかかってた。
「ねぇ…Bちゃんをコ⚪︎したいの」
ウキウキ気分は吹っ飛び、
筆者は停止ボタンを押してそっとリモコンを置いた。
彼女からの電話は純度100%の病み電話で
よりによって今日か…と思っていたが
予想を通り越して
だいぶ物騒である。
ここで登場人物紹介
話は戻り
理由を聞くと
A「…。(数分黙る)わかんない。」
出てこないんかい!!
特に揉めた訳でも無さそうだし
一人だとメンタルが悪化するAちゃんを心配し
Bちゃんは可能な限り側に付いてフォローをしたりと
少し前までの関係は良好に思えたが
時間を追えば追うほど
Aちゃんの依存度がぶち上がるので
Bちゃんの精神衛生的にそろそろヤバいだろうと
心配して本人に電話して聞いた所
限界が来てた様子だったので
過去に同じ状況に陥った経験から
Bちゃんに助言をして
距離を少しとり始めた矢先だった。
「理由がないのに、どうしてそう思うようになったの?」
と聞くと
考えながらゆっくり語り始めた。
A「……もしかしたら…自分の場所(職場での)が…とられたような…感じに思えたの…かも…」
「そうか。でもBちゃんが頑張ってくれてるから
AちゃんとA彼さんはディズニーデートとか色んな場所行けてるんだよ?
BちゃんいなかったらA彼さんは一人でその作業しなきゃいけないから時間もないし
処理出来る数が減る分手取りも減るから、金銭的にも行けないんだよ…?
デート行けなくなるのはイヤでしょ?」(どんな諭し方だよ)
A「それもいや…だけどBちゃんが職場にいるのもいや…」
「じゃあ、Bちゃんがやってた分を代わりにAちゃんがやる事はできないの?
それでBちゃんの委託量減らして事務所に来る必要を減らしつつ、
A彼さんの仕事を減らしてあげれるじゃない?」
A「…わたし…宛名書きしか…出来なくて…Bちゃんと同じことは…出来なくて…」
本当、
…。どうしろと。
この問題はBちゃんの代わりに別の人入れても
対象が入れ替わるだけで根本的な問題の解決にはならないだろうとなんとなく察した。
Aちゃんが混乱やパニックを起こさないように
否定的な内容は避け
ゆっくり出来るだけ分かりやすく説明するよう言葉を選びながら
「そうか、ただね、Bちゃんを排除すれば済む問題でもないと思うのね。
なんでかというと、それをしてもBちゃんの分の仕事に穴埋めは誰がやるの?
という別の問題が起きる訳だよ。
君はA彼さんと出来るだけ一緒に居たいんだよね?
その穴埋めはA彼さんがやる事になる分一緒にいる時間は減っちゃうんだよ?
何が一番イヤなのかもう一度自分の中で考えてみよう?」
と諭して
その頃には少し落ち着いたようすになり電話切った。
そしてBちゃんに何が起こったのか確認する為
今起こった話と現状について聞こうとLINEを入れて置いた。
この時点で夜中の2時である。
つづく
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