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「解雇規制見直し」という総裁選公約について思うこと

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/660/6082849
※大河内薫"お金の学び"ラジオ Voicy 2024年9月23日放送より

どうも、大河内薫です。

解雇規制の見直しが自民党総裁選の公約として浮上し、話題を呼んでいます。この問題は日本の労働市場や経済に大きな影響を与える可能性があるんです。今回は、この問題について深掘りしてみましょう。


■総裁選とブレーン:政策立案の裏側

自民党総裁選が盛り上がっているわけですが、候補者たちの公約を見ていると、ふと疑問が湧いてくるんです。総裁候補はどのタイミングでブレーンがつくんだろうって。

内閣総理大臣といえども、全方位の知識があるわけがないんですよね。経済であったり外交であったり、いろんなものの舵取りをしなければいけない。そのために各分野でブレーンがついているわけです。

総裁選の公約って、まさに内閣総理大臣になった時にやるものですから、このタイミングでブレーンがついてないと、かなりトンチンカンな感じになるんじゃないかと。

10人の候補者がいて、10個の分野があったとしたら、100人のスーパースターが必要になるわけです。そんなにいるのかなって思うと、ちょっと怖くなっちゃいますよね。

■解雇規制の見直し:小泉進次郎元環境大臣の提案

今回、小泉進次郎元環境大臣が掲げている公約の一つに、解雇規制の見直しがあるんです。これ、解雇をする条件を増やすということなんですよ。

整理解雇っていうのがあるんです。会社の経営不振とか事業縮小での解雇、従業員の落ち度がなくて企業側の事情による解雇とか。これには4つの要件があるんですね。

小泉元大臣は、この4要件を見直して、企業にリスキリングとか再就職支援を義務付けるって言ってるんです。これ、難しい問題だと思うんですよ。

■グローバル社会から見た日本の解雇規制

グローバル社会で言われていることって、日本は特に従業員に優しすぎる、会社側に厳しすぎるんだそうです。つまり、日本は解雇がとってもしづらい国なわけです。

僕が税理士としてお客様と接してきた経験からも、よく聞くんですよ。「人を雇うのは大変だ」って。一度雇ったら簡単には解雇できないし、その人を雇い続ける固定費が半永久的にかかるっていう覚悟が必要なんです。

例えば、個人事業主から会社にして、一人だけ雇いたいけどどうしようかなって悩む方がたくさんいるんです。解雇規制が厳しいからなんですよね。

一方で、アメリカではコロナ禍の時に航空業界の9割の人間が解雇されたっていう話もあるんです。ただし、これは「レイオフ」っていう、再雇用を前提とした一時的な解雇も含んでるんですよ。

■失業手当の問題:タイムラグの謎

小泉元大臣は失業手当の問題にも触れているんです。失業給付を実際に受けるまでのタイムラグがあるって。

でもね、整理解雇の場合は手続きさえすればすぐに支給開始が始まるんですよ。ただ、口座に入金されるまでのラグはあるんです。

このあたり、もう少し詳しく説明が必要かもしれませんね。タイムラグって何のことなのか、ちょっと分かりにくいんです。

■失業手当の不正受給問題:見過ごせない現実

解雇規制の見直しよりも先にやるべきことがあるんじゃないかって思うんです。それは、失業手当の不正受給問題なんです。

失業手当を不正に受給している人ってたくさんいるんですよ。例えば、知り合いの医者に診断書を書いてもらって、心身の都合で会社を辞めましたって偽って失業手当を受けている人もいるんです。これ、あってはならないことですよね。

国家の予算が足りないから増税しましょうって話も出てるけど、そもそも不正に失業手当を受給している人に渡ってるお金って税金からいってるわけですからね。

この問題を徹底的に追及することで、予算の確保にもつながるし、制度も健全になるんじゃないかと思うんです。

■まとめ:解雇規制と失業手当、どう向き合うべきか

解雇規制の見直しは重要な問題ですが、それだけでなく、失業手当制度全体の見直しも必要だと思います。従業員を守ることは大切ですが、同時に不正を防ぎ、健全な制度を作ることも重要です。

総裁選の公約は、単なる人気取りではなく、確実にこの国を前に進めるものであってほしいですね。解雇規制の見直しと同時に、失業手当の不正受給を徹底的に取り締まるなど、より包括的な政策を掲げてほしいと思います。

結局のところ、総裁候補がどのタイミングで優秀なブレーンを得るのか、そしてそのブレーンの意見がどのように政策に反映されるのか、そういったプロセスにも注目していく必要があるでしょう。僕たち有権者も、こういった点をしっかりと見極めていく必要があるんじゃないでしょうか。

■お知らせ

<Voicyプレミアム放送>
今週は、アメリカ大統領選挙に関する話題を取り上げています。

特に、ハリスさんとトランプさんの経済政策に焦点を当てて、それらがアメリカ国家やFRBの目指す方向性と合致しているのか、あるいは矛盾しているのかを分析しているんです。

経済政策から世の中を読む、アメリカを読む、そんな内容になっているわけです。

興味のある方は、土曜日のプレミアム放送をチェックしてみてください。きっと新しい視点が得られると思いますよ。

それでは本日も張り切っていきましょう。

それでは、素敵な1日を。
最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ✨じゃあね!


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