「とある税務調査が面白い!」っていうお話
どうも、大河内薫です。
税務調査というと、多くの人にとって緊張する場面を想像させるものです。しかし、ある芸人さんの体験を通じて、税務調査の意外な一面が明らかになりました。今日は、その興味深いエピソードを紹介しながら、税務調査について考えていきます。
■驚きの税務調査
ある日、年間わずか2万円の収入しかない芸人さんが税務調査を受けることになりました。しかし、芸人としての収入だけでは生活できないため、水道検針員のアルバイトで年間200万円を稼いでいたのです。収入だけで見ると、アルバイトが本業で、芸人が副業です。通常、このような低所得者に対して税務調査が行われることは極めて稀です。
税務署からの連絡理由は意外なものでした。「あなたの芸人としての収入が少なすぎて、我々はあなたを芸人と認めません」と伝えられたというのです。この発言は、税務調査官の実際の言葉というよりは、芸人らしい表現かもしれません。しかし、税務署が本当に知りたかったのは、副業の2万円という少額で事業所得として認められるのかという点だったのでしょう。
■徹底的な調査と意外な展開
税務調査は通常、初回の訪問は2日程度で終わりますが、この芸人さんの場合、その後のやり取りが約2ヶ月間続いたようです。
具体的には、何百枚ものレシートを提示し、税務調査官から「例えばこのカツラを買っていますけど、これは本当に経費なんですか?」と質問されると、「これはこのライブで使っていたんです」と税務官と一緒にライブの動画を見て説明したそうです。
そして、この調査期間中のあるライブで、観客席にスーツの男性がいることに芸人さんは気づきます。ライブ後、その男性が実は税務調査官だったことが判明したのです。これは、税務調査官が実地検証の一環として、芸人の実際の活動を確認に来たものと考えられます。
■税務署の意外な判断
税務調査官の最終的な判断は意外なものでした。「あなたのネタは、お客さんには全くウケてなかったです。でもウケてないにもかかわらず、最後まで汗を流しながらネタをやる姿。我々税務署は、あなたを芸人と認めます。」と言ったというのです。
この発言も、実際の税務調査官の言葉というよりは、状況を面白おかしく表現したものかもしれません。しかし、結果として芸人の活動が事業所得として認められたということは事実のようです。
■この事例から学ぶこと
この芸人さんの体験から、いくつかの興味深い点が浮かび上がってきます。
低所得者への税務調査: 通常、この程度の所得レベルで個人の税務調査が行われることは稀です。税務署が労力を割くのは珍しいケースでした。
事業所得の線引き: 一般的に、事業が長期間赤字続きの場合、事業所得として認められにくいものです。しかし、芸人という特殊な職業柄、長期の赤字でも認められたというのは非常に興味深い点です。
税務調査の個別性: この事例は非常にレアケースであり、一般化することはできません。税務調査の結果は、個々の状況によって大きく異なるということを示しています。
■まとめ
最後に、経費の計上について一般的なアドバイスをしておきましょう。自分の仕事と関係があると自信を持って言えるものは全て計上するというのが基本です。そして、税務署との対話を恐れる必要はありません。納税の意思を示している限り、税務署も合理的な対応をしてくれるものなのです。
税務調査は怖いものではありません。むしろ、こうした題材を通じて、マネーリテラシーを高めていきましょう。
それでは本日も張り切っていきましょう。
それでは、素敵な1日を。
最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ✨じゃあね!
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