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事業家としての格を上げるためには?

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/660/738428
※大河内薫マネリテラジオ Voicy 2024年2月29日放送より

どうも、大河内薫です。
今日は、「自分の事業家としての格を上げるためには?」というお話です。



■お客様の"格"は自分の"格"

"格上・格下"の"格"という言葉をたまに聞くことがあります。
自分が何か事業をしているとして、例えば飲食店の店主をしているとして、その飲食店経営者としての"格"がどのあたりにあるか?というのは、お客様の"格"を見ればおのずと分かると思うんです。

「お客様の"格"は自分の"格"である」

この言葉を僕は人生で3回聞いたことがあって、1回目と2回目は飲食店をやっている店主から聞きました。
「お客様の"格"が自分の"格"だと思って格の高いお客様を集めるためにはどうしたらいいか考えてます」

そして、3回目は経営コンサルをしている友達の経営者です。
「お客様の"格"が自分の"格"なんだよね」
というようなことを言っていました。

つまり、「自分の"格"を上げたければお客様の"格"を上げる」ということです。
お客様一人一人の"格"を上げるようにコンサルしていくのは、本質的ではないと思うので、今日言いたいのは、「自分の"格"を上げるためにどうやって格の高いお客様を集めるか」ということです。


■最もやってはいけないこと

最もやってはいけない格の低いお客様が集まってしまう悪習は、飲食店で言うと「値段で人を集める」ということです。
「このお肉安いですよ、生ビール安いですよ」とか、値段で人を集めるというのは格が低いお客様が来ると思います。
それがいいか悪いかということではなく、「そのお客様を通してその店とその店主が評価されている」ということです。

ただここで陥りやすい罠は、値段が高くても格が低いお客様が集まっている店もあるということです。

世の中では、お寿司で一食コース20万円というのは平気であるわけです。
今はもう、銀座に行くとお寿司でコース3万円は安いものになってくると思います。

"高いけれど安いもの"

銀座という一等地でお寿司を高級路線で出しているにも関わらず、中途半端な値段をつけていると中途半端な人が来てしまうわけです。
例えば、僕が若くしてお金を持ったとしましょう。
今41歳ですが21歳だとすると、21歳にしてはお金も社会的立場もあると思うんです。
そして調子こいて銀座のお寿司屋で飲食をするわけです。
その時、どういう店を選ぶかというと、「少し背伸びできそうな高級路線だけれども、その中でも少し安めのところ」を選ぶわけです。

つまり、そういう人が来てしまう店は、その店の"格"が知れている。
だからそこは気をつけなければいけません。


■不動産賃貸としての"格"

最近大変だと思ったのは、不動産賃貸です。
家賃がとても安くて初期費用がとても安い物件というのは、やはり値段で選んでくる人が多いです。
格が低いというより「民度が低い、常識がない人」が集まってくる。
そうするとどうなるかというと「不動産屋としての格は下がって見られてしまう」。
不動産事業として格が低いと思われても仕方ないということです。
その人そのものの人間性とか人格の格ではないので、そこだけは注意してほしいところです。


■どうやって人を集めるのか

最後に、どういうところで何を全面に出して人を集めればいいのかというと「価値」なんです。
価値を分かってくれる人を集めると、その事業体の格は上がってくるし、定まってくると思います。

飲食で言うんであれば、厳選された食材という価値を打ち出すとか、自分の包丁さばきとか、シェフとしての腕前・スキルを価値として全面に押し出すとか。

不動産屋さんあるいは大屋さんであれば、その建物の価値、内側の内装の価値、物件がある場所、使い勝手の価値、そういうものを全面に押し出すということです。

これは当たり前ですが、そういうところを何も考えていないと、結局値段で走ってしまいます。

不動産屋だと管理会社に任せていると、ご好意で値段を下げたりフリーレントを3ヶ月とかやってくれたりしますが、そうすると大変なこともあるよね、ということです。

空室が続くのは不動産大屋さんにとっては厳しいもので、少しでも早く埋めたいから値段を下げるかもしれませんが、ある程度余裕があるのであれば、そして不動産大屋としての"格"を上げていくのであれば、そこは我慢をして、価値を打ち出して、借りてくれる人を待ったほうがいいのかなと思います。

そして長期的に見たら、格が低い人が借りるということは、むちゃくちゃな理由で出て行ったり、違約金を払ってくれなかったりとか、そういうことにもつなが、るので長期的に見ても踏ん張って価値を押し出すといいと思います。
それが事業家としての価値を上げていくことになるのかなと思います。


■確定申告が近いので

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そして、マネーリテラシー(お金の知識)、タックスリテラシー(税金の知識)の環を一緒に広げてくれる人がいたら嬉しいです。

それでは本日も張り切っていきましょう。

それでは、素敵な1日を。
最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ✨じゃあね!

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