勢い余った誇張は嘘であり、選ぶ言葉は品格そのものである
どうも、大河内薫です。
言葉の選び方や発信の仕方は、私たちの日常生活から政治の世界まで、想像以上に大きな影響力を持っているんです。今回は、最近の政治的な出来事や個人的な経験を通じて、言葉の力と責任について深く掘り下げてみましょう。
■政治の世界における言葉の重み
政治家の言葉って、国の未来を左右する力を持っているんですよね。そんな重要な場面での言葉選びから、僕たちは何を学べるでしょうか?
2024年9月23日、立憲民主党の総裁選が行われたわけです。この選挙で新代表に選ばれた野田元首相の決意表明スピーチが、今回の話のきっかけとなったんです。
野田さんは、「親ガチャなどという言葉を死語にしよう」「弱い人を助ける政治の国は終わり、弱い人が生まれない社会を作る」「この国に生まれてよかった、国ガチャに当たったと言える国を作ろう」といった発言をしたんですよ。
これらの言葉、確かに印象的ですよね。でも、よく考えてみると、実現可能性や表現の適切さに疑問が湧いてくるんです。ゆえに、僕たちも日常生活で使う言葉に気を付ける必要があるんじゃないでしょうか。
■誇張表現の危険性
「弱い人が生まれない社会を作る」っていう発言、確かに理想的ですが、現実的に可能なのでしょうか?世界中を見渡しても、そんな国は存在しないんじゃないかと思うんです。
政治家として、有権者の心に響く言葉を選ぶのは大切です。でも、実現不可能な約束や極端な誇張表現は、結果的に嘘になってしまうんです。これって、僕たちも日常生活で気をつけなければいけないことですよね。
僕もVoicyでの放送中やYouTubeライブでも、時々ヒートアップして誇張表現を使ってしまうことがあるんです。例えば、「失業手当を不正に受給している人を血祭りにあげて」みたいなことを言いかけたこともあったんですよ。でも、そういった表現も結局は品格を損なうことになってしまうんです。
みなさんも、日常会話で使う言葉に気を付けたことはありますか? 「必ず」「絶対」「100%」といった言葉、使う前にちょっと立ち止まって考えてみる。そんな習慣をつけると、もっと信頼される人間になれるんじゃないかと思うんです。
■言葉選びと品格
野田さんの発言で注目したいのが、「ガチャ」という言葉の使用です。「国ガチャ」「親ガチャ」といった表現、ネット上で賛否両論があったようです。
個人的には、言いたいことを自由に表現するのは良いと思います。ただ、選ぶ言葉には、その人の品格が表れるんです。「ガチャ」という言葉を使うことで、メッセージの印象を強めたかったのでしょう。でも、それがプラスに作用するか、マイナスに作用するか、そのバランスは難しいんですよね。
みなさんは、「ガチャ」という言葉をどう感じましたか? 印象に残る表現ではありますが、使う場面や状況によっては不適切に感じる人もいるかもしれません。言葉選びって、本当に難しいものなんです。
■現実と向き合う勇気
「親ガチャ」という言葉を死語にしようという提案には、教育機会の均等化への願いが込められているんでしょう。でも、現実には親の影響で子供が苦しむこともあれば、より良い生活を送れることもある。これは厳然たる事実なんです。
大切なのは、この現実から逃げずに向き合うこと。完全な均等化は不可能かもしれません。でも、苦しんでいる子供たちがいることを忘れず、できる限りの支援をしていく。そんな姿勢が必要なんじゃないでしょうか。
僕たちにできることって何でしょう? 例えば、お金の教育やマネーリテラシーの向上に取り組むことも、一つの方法かもしれません。現実を変えるための行動を起こすこと、それが本当に大切なんだと思うんです。
■言葉の持つ力と責任
最近、登山家の野口健さんのSNS発言も物議を醸しました。中国を「シナ」と呼んだんです。これは差別用語ではないんですが、使い方によっては不快に感じる人もいるかもしれません。
言葉には力があります。だからこそ、使う側には大きな責任があるんです。メッセージを効果的に伝えたいという思いと、他者への配慮のバランスを取るのは、本当に難しい。
SNSの時代、一度発信した言葉は瞬時に広がり、取り返しがつかなくなることもあります。みなさんも、SNSで発言する前に「この言葉で誰かを傷つけないか」「誤解を招かないか」をしっかり考えたことはありますか? 僕たち一人一人が、言葉の持つ力と責任を意識する必要があるんです。
■まとめ
僕たちは日々、様々な場面で言葉を選び、発信しています。その際、次のことを心に留めておくといいかもしれません。
誇張表現には注意: 勢いに任せた誇張は、時として嘘になってしまうことがあります。
言葉は品格の表れ: 選ぶ言葉には、その人の品格が現れます。
現実から逃げない: 難しい現実こそ、しっかりと向き合う勇気が必要です。
バランス感覚を大切に: 印象的な表現と他者への配慮のバランスを心がけましょう。
自分の発言に責任を持つ: 言葉には力があります。その力を適切に使う責任が僕たちにはあるんです。
言葉選びと発信の難しさ、改めて感じますよね。でも、この難しさを認識し、常に意識することで、僕たちのコミュニケーションはより良いものになっていくんじゃないでしょうか。
結局のところ、言葉って僕たちの思いを伝える大切な道具なんです。この道具を上手に使いこなせれば、きっと人生はもっと豊かになるはず。そう思いませんか?
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それでは、素敵な1日を。
最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ✨じゃあね!
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