フェレットが亡くなりました

家族の一員として長い間一緒に過ごしていたフェレットのまーちーが、今朝亡くなりました。

5歳5ヶ月、おそらく悪性リンパ腫でした。
2週間前から腹水が溜まり、病院で治療をしてもらっていましたが、快方に向かうことはありませんでした。
ただ、幸い脱毛もなく、ふさふさの毛が生え揃ったままで、
大きく苦しむことなく、
朝、起きた私や旦那が軽く声をかけた直後、眠るように静かに息を引き取りました。



まーちーをお迎えしたのは2018年6月。
旦那が私の住む長野県に引っ越してすぐのことでした。

元々旦那が飼っていた当時7歳の高齢フェレットが、引っ越してから数日のうちに病気で亡くなってしまい、その直後に新しく2人でお迎えしたのがまーちーでした。

埼玉のペットショップに行き、私が一目惚れしたのが彼です。
生後3ヶ月、まだ小さなその体は何匹かの兄弟とケージに丸まっていました。
きれいなピンクの鼻、ちょうどいいセーブルの色合い、イケメンな顔つきに一目惚れ。
店員さんに出してもらい、試し抱き。
私が抱っこしても噛みませんでした。
ひと抱きでこの子に決めました。

しかし私は生き物を自分で飼うのは初めてのこと。
何なら動物は苦手で、どう接していいのか分からず、最初は困難の連続でした。
お店では噛まなかったけれど、最初のうちは家で指や手を何度も噛まれました。
傷つけられ、ケンカし、本当にこの先飼い主としてやっていけるか、不安になった時もありました。
その度に根気よく「噛むのはダメ!」と教え、ふれあい、仲良くなり…
数ヶ月後には全く噛まなくなってくれました。


それから、
膝の上や一緒の布団で寝てくれたこと。
ソファから顔を出してお菓子をせがむこと。
おこじょやカワウソのぬいぐるみが大好きなこと。
追いかけっこで遊んだこと。
私の靴下や下着をいつの間にか盗んで、ベッドの下に隠していたこと。
一緒におでかけしたこと。
仕事から帰ると駆け寄ってきてくれたこと。
辛いときに寄り添ってくれたこと。
これまでに2回ほど生死の境を彷徨ったけれど、その度に元気になってくれたこと。
ふさふさの毛、ピンクのお鼻、柔らかい手足、にょろにょろのお腹と何度も触れ合ったこと。

5年間で数えきれない思い出ができました。
動物が苦手だった私に、動物を愛する心を芽生えさせてくれました。
動物と一緒に生活する幸せを実感させてくれました。
まーちーだから、できたことです。


まーちー、あなたは幸せでしたか。
うちの子になって少しでもよかったって、思ってくれていますか。
私たちはあなたが大好きです。

あなたとの日々、ずっと忘れません。
私たちはまだそちらの世界には行けないけれど、いつかまた会えたら、家族みんなで一緒に遊ぼうね。
今度は私の持ち物、何でも盗んでいいからね。
ボロボロになるまで遊んでね。
それまでは、こっそり私たちを見守っていて。
何か伝えたいことがあったら、何かモノを落とすとか、服の裾を引っ張るとかして、教えてね。
その度に私はあなたを思い出して、ちょっと気を引き締めます。
あなたに恥じない人生を生きるために。


まーちー。
私たちと生きてくれて、ありがとう。
ずっとずっと、大好きだよ。

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