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『まごの手市』はじまる。

「かゆいところに手が届く。だから、まごの手一市。」
このコンセプトは、イラストレーターの小関祥子さんが考えたもの。
そして、イラストもご自身のお子さんの手を描きおこして、まごの手市のメインビジュアルができました。

今回、いくつかの地域の福祉作業所などでできた商品、しかも「かゆいところに手が届く。」がコンセプトの商品を8つセレクトし、それぞれの商品のイラストを小関さんがおこし、デザインをmidoriさんがして、POP、パンフレットができました。

この8つの商品は、福祉事業所の販売しているバザーや福祉ショップと言われるお店では昔からよく見るもので、福祉事業所の商品を扱う場のブランディングに関わる私は、今売れるモノ、売りたい人を設定して・・・というセミナーやコンサルティングをしていますが、こうした商品は、その対処から外れてしまう場合が多いもの、だけど、現場では作る理由があるモノです。

やまばと園(秋田県)
おおさか作業所(三重県)、ミコミコ(神奈川県)
せっけん、アクリルたわし


オーク(東京都・豊島区)
共働学舎(東京都・町田市)


なのはなの家(福島県)
まごのて、トイレットペーパー、布草履
あたご(福島県)
あしたの風(東京都・板橋区)
なのはなの家(福島県)

これらは、大量に作ることが難しかったりするけれども、肌の弱い人にはとても助かる商品だったり、手作業なだけに味があったりと、手間をかけた分の良さがあるモノ。そして、環境に配慮した商品でもある。また、日本の文化が感じられるモノ。



それをこうした『再編集』をかけて、整理しました。

まごのて しゃれで笑点のように当て字を入れてみた

今回は、シール一枚貼っただけ、デザインを特にはしていません。ブリキのボックスで統一して、カテゴリー分けをしただけです。
そして、商品の効能や特徴がよくわかるようなキャプションをつけました。

その他の演出は、仙台四郎、招き猫、福助と、縁起のいいとされるキャラクターがあちこちに貼られました。

こうした福祉の現場ならではの商品づくりは、ひそかに誰かにとって重宝されるものだったりする。私たちも日々、同じモノならこうしたモノを選べた方がより生活も気持ちも豊かになれるはず。

これから、福祉のフィールドでの、作り手、売り手、買い手のみんなが嬉しい、モノづくりとモノうりの在り方を様々な連携でよりいいカタチにしていけるようにアクションを起こしていこうと考えています。

その他に、素朴な味のおやつや調味料、お茶の提案もしました。

つくしの里(福島県)

あおばた入りぽんせんが作られている様子の動画

抗酸化作用の高い『藍の茎茶』クラリスファーム(埼玉県)
味噌、梅干し、クッキー/にりんそう(東京都・板橋区)ジャム/上町工房(東京都・世田谷区) 
ガチャみくじも楽しんで頂きました!

さあ、これからのまごのて市も乞うご期待!


『まごのて市』
2022年11月19,20日11:00-18:00
gallery TSDにて開催
小関祥子、midori with TOKYO SOCIAL DESIGN





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