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小米汽車、北京市亦庄に2期に分けて生産基地設立に調印、生産台数は年間30万台を目指す

11月27日、北京経済技術開発区プレスセンターは、北京経済技術開発区管理委員会と小米科技が『提携協定』を締結し、小米汽車が北京経済開発区への進出を正式に宣言したと発表した。

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調印式会場

CNMOによると、小米汽車プロジェクトは小米汽車本部基地と販売本部、研究開発本部を建設し、2期に分けて年間生産台数30万台の完成車工場を建設する。うち1期と2期の生産能力はそれぞれ15万台で、2024年に初の量産化を実現する見通しである。

同協定の締結は、小米集団が世界クラスの偉大な企業に踏み出すための重要な一里塚となるだけでなく、経済開発区の新エネ・スマートコネクテッドカー産業の強化をさらに加速し、北京が世界のスマート・新エネ車産業の革新的地域になることを後押しする。

データによると、今年の第3四半期、北京経済開発区は地区の総生産額が1934.8億元で、前年同期比38.8%増加し、多くのハイエンド企業の生産額が倍増、地区の発展が再び活況を呈した。

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調印式であいさつする雷軍氏

現在、小米の自動車製造は非常に順調に進んでおり、今年3月30日、小米集団は自動車会社の設立を発表した。さらに9月、小米汽車有限公司の登録に成功し、2万件以上の履歴書の中から精選た、約300人の精鋭チームを設立した。これに先立ちシャオミの創業者である雷軍氏は、小米汽車は2024年上半期に正式に量産化する見通しだと述べていた。

<訳者メモ>スマートフォン製造からスマート家電、そしてスマートカー製造への進出と、次々とアグレッシブに事業を拡大し、話題を提供し続ける小米。現在最も注目されているスマートカー事業は、北京市亦庄に拠点を置く事が決まったようです。スマホ、家電しか作ってこなかった小米が果たしてスマートカー製造を成功させることができるのか、2024年に量産に至ることができるのか。今後も注目して追いかけていきたいと思います。
<訳者メモ2>亦庄は大興区に位置する新興開発工業地区で、ザハが設計した新空港が開港したことでも話題の地域です。大手パネルメーカーのBOE等もここに本部を構えており、今後の発展は間違いないでしょう。


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