すべてはあくなき挑戦のために、ookamiが築いた3つの“Value”
進化を続けるookami。その歩みを動かすのは、「正しい意思決定にもとづき、常識を疑うために挑戦すること」だと私たちは考えています。そのための指針となるのが3つの“Value”。なぜookamiにとって、このValueが必要不可欠なのか。共同創業者の安部昌乗が語ります。
意思決定の積み重ねが会社の未来を左右する
▲会社玄関に飾られているメンバーの写真。彼らとともに会社をつくる上で、Valueの存在は欠かせない
「Challenge the status quo - 常識を疑おう」
「Build together - 共に築こう」
「Made with care - 深く追求しよう」
これは、私たちookamiが掲げる3つのValueです。
僕は社内向けのプレゼンで、「Valueは会社の未来を決める」
と社員に伝えました。
こんなメッセージは、もしかすると大袈裟だと思われるかもしれません。
念のため補足するのであれば「未来とは、意思決定の積み重ね。だからこそ、Valueが非常に大事」だということです。
それでは、なぜ意思決定においてValueが大事なのか。詳しく話していきたいと思います。
"正しい"意思決定を積み重ねるには
▲ookamiメンバーでの初詣の様子
「なぜ意思決定においてValueが重要なのか」をお話する前に、「人は“何か”と比較して物事を判断する」というお話をします。
例えば「直帰率80%」という数字、皆さんはどう思いますか?
ある人は「(100%と比較して20%しか離れていないから)直帰率80%は高い」と判断するでしょう。またある人は「(直帰率を下げる施策をする前は90%だった。それと比較して10%改善しているから)直帰率80%は低い」と判断するでしょう。
このように同じ数値を見ても判断が分かれるのは、判断をするための“比較対象”が異なるからです。このように「同じものを見ているのに、異なる判断をする」のは、数値にのみ当てはまる話ではありません。
前例のない挑戦をしたり、新たな文化をつくりあげたりするシーンでも当てはまります。
「前例がないことには挑戦したくないな」「新たな文化なんてつくりあげられないでしょ」といった判断になるのも、そう判断するに至るまでに”何か”と比較しているからです。
スタートアップとして、そうした判断はして欲しくない。むしろ、積極的に挑戦を奨励したいと考えた時にやっかいなのは、その何かを意識することなく判断しているという無自覚さにあります。
先ほどの「直帰率」に話を戻すと、「直帰率80%」を判断する比較対象が「100%と20%しか離れてない」「直帰率を下げる施策をする前は90%だった」とは、ほぼ意識されません。
このように、「人は何かと比較して判断をする。しかし、その何かを明確に意識することはほぼない」という習性があるからこそ、その壁を打ち破るためにookamiのメンバーには3つのValueを比較対象として意識し、判断して欲しいと考えています。
Valueはメッセージであり、願い
▲ookami創業時の写真
Valueは、われわれ経営陣からのメッセージであり、願いです。
たとえば新しいチャレンジに挑戦するかどうかを考える時、「過去に事例がないからやらない」ではなく、「常識を疑うために挑戦してみよう」そう判断するための指針にして欲しいという願いです。
過去に事例がない新しい挑戦を前に「やってみたい。でも失敗するかも。だからやらないほうがいいかな」と弱気になる気持ちに対し、会社としては全力でその「やってみたい」を尊重します。
そのためにValueを築きました。
では、なぜ今Valueを築いたのか。それはこれからookamiが、さらに劇的な進化を目指しているからです。
ookamiはユーザーに提供するサービスが増えてきています。それにともない、仲間もどんどん増えています。これからも変化は続いてきます。
変化が起きた時、人の反応は分かれます。
「昔は良かった」と感じる
「変化が楽しい」と感じる
大きく分けるとこの2つのパターンです。
変化を楽しめる人は、今を楽しめる人。そして今を楽しめる人は、主体的な意思決定ができる人でもあります。
「僕がこれを進める」「私がこれをしたい」
そうした意思決定をサポートするのがValueの役目。では最後に、それぞれのValueに載せた思いをお伝えします。
ookamiが掲げる3つのValue
▲オフィスリビングでの新年会の様子。ookamiの礎となる“Value”をメンバーとともに築き上げていく
▼ Challenge the status quo - 常識を疑おう
「なぜ、当然だと考えているのか」
「なぜ、変えられないと考えているのか」
不変のものなど何もない。われわれが変えていける。
スポーツ業界は、非常に古い業界です。「昔っからそうだから、そういうもんなんだよ」と分かった顔で、諦めの言葉を発する人ばかりです。
でも、そんな言葉に意味はありません。いつの時代も「Challenge」が時代をつくってきました。
われわれは新しい時代への挑戦者です。
▼ Build together - 共に築こう
独善的なプレーだけでは、勝ち続けられない。
旗を掲げよう。
われわれと共に歩む仲間を大事にしよう。
自分たちだけのことを考えていれば良い、そんな時代は終わりました。誰にとっても幸せである、それは夢みたいな話かもしれません。
しかし、その夢を実現するために、われわれは挑戦しています。「Together」はこれからの時代のキーワードです。
共に、文化を築き上げましょう。
▼ Design with care - 深く追求しよう
つくり上げるだけでは不十分である。
われわれには、より多くの人に、より長くより楽しんでもらう責務がある。
スポーツはこれからも人々を楽しませ続ける。われわれもずっと楽しませ続けよう。
インフラは、ただ作り上げることに意味はありません。長く、人々の生活を支え続けることにこそ意味があります。
「With Care」は、長く人々に価値を提供し続ける覚悟の言葉です。長く楽しませるものをつくり上げましょう。
最後に、Valueはookamiの礎です。ookamiの進化とともに、Valueも進化を遂げていきます。
共に大きく、しっかりとした礎となるように、みんなでValueを築き上げていきたいと思います。
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