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ショートストップ

先日、お花見をしてきました。

小金井公園。参加者であり、根城も近いパラドクスの事前情報によると、その広さは東京ドーム17個分とのこと。先発の場所取りチームと、後発の買い出しチームが合流するまでに実際かなりの時間を要しました。「桜の園」という仰々しい名前をエリア一帯に冠し大勝負に出たであろうその場所は、確かに他の花見客も複数混在する広大な原っぱでした。

「お花見」という概念を大義名分として皆が集まっているので、そこに桜が咲こうが柳が枝垂れようが問題ではなくて。普段から顔を合わせているメンバーが、年一回のイベントとして“再会”と捉える意味を、特に去年からのメンバーはことさら大きく見出していたはず。なのに。奇しくも、皆が着座するブルーシートの上を吹き抜ける風が、桜の花びらを連ねて通り過ぎていく光景はあまりにも漫画すぎたと思う。

去年、当日朝からの雨で断念せざるをえなかった催しから1年越しのリベンジとなった今年。結果的に、無常の集中豪雨で早々の撤退を余儀なくされました。主催のいしださんの無念だけまた来年に持ち越されます。

きっかり人数分買ったお団子を7本食べた報いかもしれない

ずぶ濡れになったゴミをぶら下げながら帰路につく皆の頭上で、みるみる晴れ間を回復していく空がなんとも恨めしかった。でも、桜の時期よりもさらに刹那的なこの時間がたまらなく愛おしくもあったり。醍醐味とまで言ってしまうのはいささか持ち上げすぎなんだけど、結局は「大喜利」というきっかけに帰依していく、ある意味定番のパターンでした。きっといしださんは今も何も感じていないし、今夜食べるアイスの選択に窮して頭を悩ませているに違いない。だがそれで良い。2024年に見る桜こそ生涯イチのものであると私も信じて疑いません。

また会いましょう。それまで皆が元気に過ごしていてくれたら嬉しいです。


お知らせ。

当面はこれのことについてしか発信しません。一介のアマチュアが損をさせません、とはなかなか言い難いので一言。見に来てね。

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