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譲らない父…からの急展開

さて、要支援1の父ですが、海外の姉が根気強く、時には電話で怒鳴り合いになる日々から、ようやく先が見えてきた。(私は経過をLINEにて共有中)
とは言えここまでの堂々巡り状態は本当に長かった。
姉の根気強さには感服です。

父は知り合いからの小口借金が数件、それに伴い喧嘩別れした知り合いもいるようで、でも、一体その金額さえも正しいのか?怪しいもんである。
日々お金がないと言い続け、残高さえも聞くたびに違うことをいう始末。

今のところは家賃も高齢者の一人暮らしには高い上に家賃滞納しているし、保証人になってしまった親族(父の弟)に連絡が来てしまうのだが、おじさんも裕福ではないため非常に精神的にまいっていた。なので、保証人や金銭管理はすべてやってくれる業者に任せて(もちろん有料)、通帳等も預け、介護サポートのある家賃の安い3食付きのマンションに引っ越しをして欲しいのです。それも高齢者サポートの仲介業者さんにお願いして手配も済んでいる状態で。

なのに、父が引っ越ししたくない、狭い家は嫌だ、まだ必要ない!!の一点張り。
お前にそんなこと言う権利はもうないんだよ!!みんな困ってるんだ!

っていうやり取りが連日続いていたのである。

もう私たちだけではどうしようもないので、とにかく仲介業者さんと高齢者の金銭管理の会社の方々に相談して、父に接近してもらう。

ここはもう皆さまプロですからね!身内だとどうしても父が甘える。
私は変わらず登場しないように、姉だけが海外から動いてくれている、頼りにできるのは来てくれている業者だけなのだ!!

毎日いうことが変わる父ですが、そもそも激しい短気。口も悪いし、嘘も平気でつく…(-_-;)
そんなこともみんなで共有して、じわじわと父を説得。

風向きが変わったのが、担当さんと新しいワンルームの内見に行ってからだった。
元来、営業とか人と接する仕事をしてきた人なので全く人見知りはないし、初めての人でもすぐに大昔からの知り合いなのか?というほどになれなれしくなれる人だったので、ひょっとしたら担当さんが上手に誘導してくれたのかもしれません!

内見の終わった日の夜に姉からLINEが来た。
「お父さん、もうあの部屋で決めた!今月中に引っ越すって言ってた!」と。

へーーーーーーーーΣ(゚Д゚)
なんでだろうw思ったよりもきれいで安心したのか、もう一人では無理だとどこかで思っていたのか。

しかも、お金の管理に関しても、知り合い達からの借金も全部きちんと管理してくれるんだという話をしたら、早くその人来てほしい!と言ったらしい。

やっとです…

姉様、ものすごい頑張りでした!!感謝!!

金銭管理の業者さんには、私の職場に来てもらって、説明していただきました。海外にいる家族でも大丈夫なんだそうですが、まぁ手続きとか私の方が早いかなと思って、父にはもちろん内緒で私も関わっております。
その説明の日は姉ともリモート参加してもらって3人で話を聞きました(便利)。

引っ越しの方の手続きをしてくれている業者さんも、さくさくと現在のマンションの家財の処分(と言ってもものすごい古臭くてどうしようもない家具ばかり)や引っ越しの手続きも進めてくれて、引っ越しの日も決まったらしい。
元々せっかちなもんだから決めるとめちゃくちゃ早い。
今度はせっかちすぎて大変面倒な状態になるのだが…

しかし、当然ながら残高ゼロ生活の父ですので、そういうもろもろにかかる費用は全部娘の私たち持ちでございます。
3月の繁忙期なので料金もお高め。
かつての自分の引っ越し代金の3倍ですねw

しかしこれで、とりあえずおじさんの保証人を解放してあげることが出来るのと、火災保険の切れている今のマンションを離れることが出来るのと、色々教えてくれた管理人さんにもこれ以上の迷惑が掛からないようになる。
そして知人達への借金がこれ以上は増えない。
食事も管理されたお弁当になり、3食の心配もいらない(糖尿病もよくなるのでは?)。
父の年金できちんと賄えるはずなので、それらを借金返しながら整えてもらう。ようやく普通の生活へと一歩進めるようになります。

父の事なので、新しいマンションへ毎日お弁当届けてくれる人や、管理人の人たちともすぐ仲良くなると思います。

でも私はこのままフェードアウトしたままです。
保証人も、保証会社の方にお願いしました。
何かの度に呼び出されたり、呼びつけられたりするのは、私が耐えられない。お金がない、お金欲しいって言ってくるのは目に見えているから。
そこはもうプロにお任せです。

ひとり孤独死を迎えないで済んだのは本当に根気強く相手をしてくれた姉がいたからこそだと思います。
あれだけひどい言いぐさで怒鳴ってたら、普通もういい!!って連絡くれなくなると思うのです。
いい子供を持って幸せだよ、父。

さらに幸せ者の父、借金してた友人(元後輩同僚)と仲直りをしたようで、引っ越し当日手伝いに来てくれるんだとか。どこまでいい人なのか…
父は極悪人ではないので、現役時代にいろいろと助けてあげてたとは思いますし、人情もある。そこが自分に少しだけ返ってきたのかもしれませんね。

さて、ここからまだまだ色々と手続きも続きますので、またその様子は書いていこうと思います。



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