【第27話】自分の人生が『すべて上手くいっている』という確信を持てた瞬間について。
こんにちは、既婚40代男性のおおかみです。
こちらのnoteでは自分の体験を元にした
婚活に関する有益な情報発信を行っていきます。
負け続け、逃げ続けた人生だった。
私はかつて自己評価がとても低い人間でした。
『自己評価が低い』というのは、具体的に言うと、
つねに自己評価が下記のような内容でした。
・自分は他人より劣っているダメ人間だ。
・わたしが生きている価値などない、生きてて申し訳ない。
・申し訳ないけど、死ぬことも出来ないから惰性で生きている。
なぜ自己評価が低くなったのかを考えてみたところ、
小学校時代の経験までさかのぼると、思い当たる節がありました。
私はスポーツが苦手で、体育の授業が特に苦手でした。
そして小学校時代の友人でスポーツが得意な男は
女の子にモテていました。
女の子に強い興味を持ち始めた小学校高学年の頃、私は
そのスポーツが得意でモテる友人に強い嫉妬を感じたのを覚えています。
しかし、運動神経が悪くスポーツが苦手というのは
努力でどうにかなる内容ではありません。
スポーツが苦手=女の子にモテない
という、努力では絶対的にくつがえせない現実を突きつけられて、
小学生ながら、私は自分の事を
『負け組側にいる人間』
だということを強く感じずにはいられませんでした。
自分の事を『劣敗者』だと思っていた独身時代。
『劣敗者(れっぱいしゃ)』という言葉は
あまり普通は使われないと思いますが、
私が自分を認識していた言葉として
この言葉が一番ふさわしいと思ってました。
『劣敗者』というのは、ただの勝負の「敗者」ではなく、
『能力が劣っている為に、負けるべくして負けた者』を指します。
中学時代、私はスポーツはどう頑張っても上手くはならない
ということを理解していたので、勉強の方に力を入れました。
別に頭が良いわけでも秀才でもありませんが、
勉強はかけた時間に比例してそれなりに結果が出ます。学年でトップクラス、とまでは行きませんが
それなりに上位の成績を取ることができるようになりました。
ある程度勉強に手ごたえを感じた中学時代の私は勉強に集中して、
高校受験で学区でトップ進学校に合格することで
女の子にモテようと考えました。
そしてその目標に向けて、必死で勉強しました。
しかし結論から言うと、トップ進学校には成績が足りず、
入学することはできませんでした。
そして私がどうしても入学したかったトップ進学校に合格したのは、
中学時代を通して成績が常にトップクラスで、
スポーツでも野球部で主将を務めた学年一番のモテ男でした。
私はスポーツでも学業でも、完全に負けたのです。
その後私は中途半端な高校、そして中途半端な大学へ進学しました。
高校の頃には既に『自分は劣敗者である』という意識が
芽生えてきていたような気がします。
スポーツもダメ、勉強もダメ、
そして当然ながら女の子にも相手にされない。
どうせ自分なんて何をやってもダメなんだ。
そんな投げやりであきらめたような気持ちを、
高校~大学時代は常に心の底には持ち続けていたように思います。
人生の転機は『結婚できたこと』
社会人になっても自分の『劣敗者』という認識は
変わることがありませんでした。
社会人になると『スポーツができる』『勉強ができる』
といった要素は問われなくなりますが、代わりに
『彼女がいるか(結婚してるか?)』
『就職活動に成功したか?』
という要素で評価されるようになります。
もちろん、どちらも私は勝利者側にはなれませんでした。
社会人になった以降も
『彼女いない歴=年齢』の状態でしたし、
新卒で就職した会社は1年持たずに辞めてしまい、
その後数年間フリーター生活を送っていました。
『やっぱり、私は人生の劣敗者なんだ』
そう思う以外に自分の評価はありえませんでした。
そんな私にも転機が訪れました。
人生最大と言っても良い転機です。
それはすばり『結婚できたこと』です。
しかも38歳になってです。
結婚の経緯については他のnoteで語っていますので、
ここでは述べませんが、
私の中では内面的にとてつもなく大きい、
革命的な変化が起こっていました。
わたしは『いまの自分』をどう思っているか?
38歳で結婚できた私は、1年後には子供に恵まれ、
今では2児の父親になりました。
そんな自分について、
今でも私は『自分は劣敗者』と思っているのか?
と疑問に思われるかもしれません。
その答えはNOです。
私は『勝ち組』という言葉が好きでは無いので別の表現をすると、
『かつて劣敗者だった私は、結婚できたことで劣敗者を克服した』
と答えるでしょう。
自分の人生が『すべて上手くいっている』という確信を持てたのは
第一子(長女)が生まれた時だったように思います。
いずれにせよ『結婚』が転機だったのに間違いありません。
今思い返すと、かつて自分は結婚するまでの38年間、
すべての能力の劣った『劣敗者』だと思い続けていました。
それはまるで、長く暗く、
脱け出すことが不可能に感じるトンネルの中で
過ごしていたような日々でした。
そして今は、それとは真逆の
明るくあたたかい太陽の下に出ることができた
ように感じています。
絶望的に感じる期間がはてしなく長かったからこそ、
いまのなにげない生活がとてつもない幸せに感じる。
そんな風に思ってます。
しあわせは自分の外には無かったという話
結局、このnoteで私が何が言いたいのかというと、
『結婚』というものはうだつのあがらない中年男の
38年間持ち続けた信念をぶち壊すほどの破壊力がある
ということです。
38年間も『自分はダメな奴』と思い続けていたら、
もう修正は不可能だろうと誰もが思うでしょう。
自分も一生、死ぬまで、この『卑屈な自己認識』を
持ちつづけていくんだろうと思っていました。
しかしそんなことはありませんでした。
わたしの『劣敗者』という自己認識は
38歳にして完全に終了しました。
今の私の自己認識は
『かつて劣敗者だった、しあわせに向けて歩き始めている男』
です。
これは誰か他人から評価をされてそう思ったのではありません。
自分の内面から満足感が湧き出して来るようになった感覚です。
いま独身である男性のみなさま、
特にかつての私のように女性に好かれたことがなく、
女性との交際や結婚をあきらめてしまい、
ひねくれた価値観を持ってしまっている男性に
ぜひ伝えたい内容です。
『結婚』はあなたのこれまでの卑屈な人生を
すべてひっくり返してしまうほどのパワーがあります。
今まで続いた何十年もの劣敗者人生に
ピリオドを打つことができるのです!
あきらめてしまっては、本当に終わりが来てしまいます。
当然、婚活には困難もありますし、
努力不要な楽な道と言うつもりはありません。
しかしそれでも私は多くの人に勧めたいと思ってます。
『結婚はほんとうに素晴らしい!』
あなたの過去がどんなものだったとしても、
人生を逆転させる可能性を秘めている唯一無二のもの。
あきらめずに『結婚』を成し遂げて
人生を180度変えてもらいたいと心から思っています。
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