何もわかってないガイジンのタコ助野郎。この情緒知らずが!

 最近よく思うことがある。私はエロ動画が好きでよく観るのだが、ある特定のジャンルでサムネイルなどをチェックして

「お、これはよさそうじゃないか?」

と思って見始めるとガッカリさせられることがあるのだ。

 そもそもそういう動画はほとんどがフィクションで演出があることは充分承知しているのだが、“それらしく見せる(魅せる)やり方”というものがあるだろうが、と思うのだ。

 それは、“family therapy”とか“taboo”とかいったキーワードで引っ掛かるジャンルであると思ってもらいたい。

 禁忌を描くものは、その背徳感からくる刺激が魅力であろう。歴史的に見ても、その手のシチュエーションは文学作品などにも描かれ、有名な映画になったりもしている。

 現代日本でも「妹もの」とか「姉もの」いったジャンルは人気であり、需要は多大なものがあると推測される。

 エロ動画にしても、そこに求められるのは

いかに背徳感を感じさせ、そこから導かれる清楚なエロスを強調できるか

に尽きるのだと個人的に思っている。ふだんは清楚な可愛い妹が何かをきっかけに乱れてしまうというギャップ。手を出してはいけないと思いつつ我慢できない兄の心の葛藤。それらが表現されてこそのエロ動画だろう。

 ある日、ガイジンの兄と妹が出る設定のエロ動画を観ていた。一見すると清楚な感じの女の子でなかなかに期待感がふくらんだのだが、いざ行為が始まったとたんに

ガッカリのブリザードが吹き荒れ、「ふざけんな!」という思いが充満したのだ

 服を脱いだ女の子にはいたるところにタトゥーがあった。それからへそピーやちくピーも。

 映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のキーラ・ナイトレイがへそピーしてるのは有名な話だが、違う、そうじゃないんだ!

 海外のポルノ女優は、使いまわしされないように自己主張のアイデンティティとしてタトゥーを入れているという話を聞いたことがある。単なるファッションというよりも権利意識の問題なのだろう。それは理解できるのだが、そうじゃないんだ!

 私が観たいのは、【清楚な妹】がはにかんで乱れるところなんだ! タトゥーやピアスのネーチャンじゃ清楚さのかけらもねえーじゃんか! 萎えるのは舌ピーもそうだけどさ。耳以外のものは駄目だ。受け付けない。

 可愛い妹が恥ずかしがりながら口仕事したり手仕事して、いざつながってバックになったとたん、ケツにデカいタトゥーじゃガッカリなんだよ! その前段階で口仕事の時に舌にピアスもガッカリするけれど。

 そういうわけで、情緒がわかってないガイジンの作るエロ動画はガッカリだよ、という話でした(笑)。

ここまで御注視いただき、ありがとうございます。まだ対価をいただくほどの作品を挙げていないのですが、ご好意はありがたくいただきます。