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JリーグYBCルヴァンカップ プライムステージ 準々決勝 第2戦 浦和レッズVS川崎フロンターレ(A)

結果は3-3の引き分け。しかしアウェイゴール数で浦和が準決勝へ。

メンバー

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4-2-3-1。スタメンは前回と変わらず。サブに久々の西が入り、ユンカーも当然名を連ねる。

ざっくり試合内容

前半
次に進むための条件は明確で勝利するのみ。

第1戦同様に前半の飲水タイム前まではかなり押し込む展開。関根のシュートなど点が入りそうな雰囲気の中、試合が動いたのは8分。

岩波のお得意であるフィードから江坂が胸トラップして前へ落とす。そのままゴールへ向かいキーパーの股を抜くシュートでゴールし幸先よく先制。

その後お互いにチャンスシーンが生まれるもモノの得点は生まれず。しかし風向きが変わったのが飲水タイム辺りから。

川崎が1TOP だったのを2TOPに変更し、やや守勢に回る展開に。ジリジリと守備ではめていたところを40分に上手く崩されついに失点してしまう。

沈黙していた家長のワンプレーで崩されてしまい小林→ダミアンのコンビに決められるという嫌な流れになりそうだったがなんとか1-1-で前半を折り返す。

後半
後半は仕切り直して前半同様にタイトな守備で川崎を追い込む。しかしゴール前へ侵入するシーンは何度も作るもののゴールを決めることができない。

そしてまた飲水タイム以降から川崎が復調。浦和の右サイドを執拗に狙われコーナーを取られる。かなり嫌な予感がしたが当たってしまう。

ゾーンでの守備をする弱点が出てしまい、77分山村に高い打点のヘディングを決められる。

流れを変えるために3人交代したが83分にもコーナーからシミッチに決められ万事急須。

正直このタイミングで決められたのは敗戦濃厚だったが、2017年のACLが頭を過りまだいけると謎の予感が。

そんな予感を強める87分の2点目。中央で小泉がボールキープし後ろから上がってきた西へ。前へ流すトラップで相手左SBを上手く躱したところでクロス。キーパーが弾くものの、相手DFに当たりラインを割りそうになったボールを駆け込んだユンカーが右ひざにあてて押し込み2点目。

ここで空気が変わったのか川崎が守って逃げ切ろうと守勢に回る。浦和はボールを丁寧に回しつつもじわじわと圧力をかけてゴール前へ押し込んでいく。

そうした中、AT2分経過したタイミングで上手く右サイドでコーナーをゲット。ザイオンまで上がるフルスクランブル状態で蹴られたコーナーは、岩波がエリア内で倒れこむ。
頭を蹴られたのでは?という抗議をしたものの認められず逆サイドからさらにコーナー。
そうして蹴られたコーナーはATに投入された槙野が競り合いゴール右にいたショルツへ。ショルツがダイレクトで上げたクロスをユンカーがヘディングで叩き込むもキーパーに防がれる。万事休すかと思われたその時、唯一動き直していた槙野がこぼれ球を右足で押し込み同点!

喜びが大爆発し浦和ベンチは大盛り上がり。対して川崎ベンチはこの時間帯に同点にされるというメンタルに一番くる結果が。

その後は3バックにし相手が放り込むも上手く槙野がファウルを受ける。

そして大きく蹴りだしたボールはお互いの陣地を行き来して終了の笛がなり同点で試合終了。

結果的に浦和がアウェイゴールで準決勝へコマを進めることになった。

◎GK
・彩艶
今日の出来はNG。彼だけの問題ではないが飛び出しなどを考慮するならもっと指示だしをすべきだった。特に2失点目は反省ポイント。

◎DF

・宇賀神
やはり狙われた右サイド。第1戦でもパスミスでピンチになるシーンあり。
ショルツ
ほぼ完璧にミッションを遂行。守備はもちろんのこと、パスや持ち上がり極めつけは同点に導くダイレクトクロスなど勝利に多大な貢献をしてくれた。
・岩波
3失点目のマーキングが外れたのは減点だが、1点目のアシストや守備ではダミアンを止めるなど奮闘。
・明本
序盤は守備で奮闘。ファウルではあったが家長を止める役割を遂行。後半ビハインドの時間帯は前への推進を発揮。

◎MF

・関根
同点にされるまではかなり効いていたのだが、徐々に守勢に回ることに。
・平野
今日も中盤の要としてパスを通し続ける。川崎相手にこれだけやれるのであれば今後も十分期待できる。
・柴戸
前節の失敗を取り返すため献身的に守備。繋ぎもつたないながら相手の間に入ってボールを通していた。
・汰木
守備もしっかりとタスクをこなしつつサイドや中央と動き回りゴールへ迫る動き。調子は良かったがユンカー投入のため交代。

◎FW

・小泉
江坂とのコンビは分かり合えている。序盤のプレスやボールキープ、捌きなど効果的な動きを行いチームを助ける。
江坂
1点目のトラップからゴールまで完璧な流れだった。攻撃では常に急所を狙うようなパスや動き出しをして脅威を与え続けた。

◎控え
・ユンカー(63分 汰木と交代)
反撃の狼煙は彼のゴールから。勝利を諦めずにプレーした結果、2点目と3点目のアシストを生む。
・敦樹(80分 平野と交代)
押し込まなければいけない時間帯であったので前目での仕事。
・田中(80分 関根と交代)
正直試合に入れていない印象しかなかった。唯一同点に繋がるコーナー取得が彼の仕事。
・西(80分 宇賀神と交代)
気落ちしていたチームを復活させる同点弾を呼び込んだすけべトラップとクロスは流石。守備面では不安はあるがやはり攻撃力は魅力的。
・槙野(90+2分 柴戸と交代)
本日のMVPと言っても過言ではない。ロスタイムでの劇的同点弾は諦めなかったからこその結果。得点シーンの動きはFWだった。

全体的な感想

正直前半の出来を見てたら勝てると思ってました。ただ2TOPに変えたところから嫌な予感はしてましたが…。

同点までならまあ後半ユンカーいれて押し返せるだろうと見ていたらあれよあれよと2点、3点と入れられてしまう始末。

やはりゾーン守備の課題であるセットプレーでのズレは早急に修正しないとダメですね…。

ただ3失点目した時点で2017年のACLが頭をよぎったのですが、かなり難しいと思っていたらユンカーが2点目を入れてくれました。

そこからはこれ同点いけるのでは!?と思ってたらまさかの終了ギリギリのロスタイムで投入された槙野がぶち込んで同点に。このときよっしゃ!!とデカイ声で叫んでしまいましたがほんとそれぐらい興奮するゴールでした。

やはりこういう試合で守勢に回ると碌なことないですね。

試合の結果としては2戦ともに引き分けでしたが、川崎の4冠の夢を打ち砕きコマを進めることが出来ました。

ルヴァンは10/6にホーム、10/10アウェーでセレッソ大阪との対戦です。この勢いを保ったままリーグ、ルヴァン、天皇杯と駆け抜けて欲しい。

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