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FUJIFILM SUPER CUP 2022 vs 川崎フロンターレ

結果は2-0の勝利!

メンバー

FUJIFILM SUPERCUP 2022 メンバー


4-4-2。ユンカー、佳穂が、松尾がメンバー外。新加入は予想通り岩尾と馬渡がスタメン。ベンチには犬養、知念、松崎、安居、宮本など新加入組が揃う陣容。

ざっくり試合内容

前半

スタメンからフォーメーション予想がやや難しいところでしたが、解説で阿部ちゃんが言っていた通り4-4-2の中盤ダイヤモンド型。中盤の頂点に柴戸を置く川崎を自由にさせない強度のハイプレスで17分頃までは浦和ペースで試合が進みます。

試合が動いたのは7分。スローインから酒井のクロスを江坂が合わせて先制。

そこから前述した17分までは浦和ペースですが、それ以降は川崎がボールを握って浦和陣地へ圧力をかける展開。

しかし最後のところは割らせず、ハイプレスで奪ってカウンターを仕掛けるなど一方的に押し込まれるだけではないのは去年と違う点。

残り時間もお互いに拮抗した状態で追加点はなく前半終了。

後半

フロンターレはHTで選手交代+配置変更で仕掛けるが、浦和側も4-5-1に変更して対応。

ある程度ボールを持たれることは割り切っており、前半同様勝負所でのプレスやブロックを敷いた守備で川崎のチャンスを作らせず。

そして81分にカウンター発動。敦樹からのパスを明本が猛然とダッシュしてボックス付近で車屋相手にキープ。走ってきた江坂へパスを送り、フェイントで右から左へ切り返しシュートがゴールへ突き刺さる。

かなり動き回っているためスタミナの心配がされたが最後まで落ちることなく素晴らしい守備で得点を割らせず2-0で勝利。

◎GK
・西川
最後のところまで割らせることが少なかったためそこまで出番はなかったが、ハイボールやシュートストップなど安定して仕事を遂行。

◎DF
・酒井
まさに壁。対面のチャナティップ、登里、マルシーニョを全く自由にさせず、攻撃でもアシストを記録するなど圧倒的な実力を見せつける。現在調整中との発言もあるのでさらなる高パフォーマンスを期待。

・岩波
完封勝利に貢献。ファウルを受けるシーンが多くそれだけ危険なところに顔を出していたということ。

・ショルツ
圧倒的なパフォーマンスでダミアンとのマッチアップを制す。
先読みによるボールカット、ハイボール処理、馬渡のサポート、持ち上がりなど最後の壁としてMVPクラスの働き。

・馬渡
守備の軽さが心配されたが、家長に自由を与えないという最重要ミッションを見事遂行。攻撃でもスピードを活かして縦への侵入や高精度のフリーキックなど今後への期待大。

◎MF

・関根
攻撃ではあまり目立てなかったが守備では奮闘。酒井と協力して川崎左サイドの攻撃を封じることに成功。強度が必要な試合はやはり関根が重要。

・柴戸
個人的MVP。17分頃までは高い位置で相手アンカーやCBへ猛然とプレスをしかけ、その後も危険なシーンになりそうなところでボールを刈り取る。試合終盤でも落ちない運動量はまさにバケモノクラス。ボールの扱いも成長しており、このパフォーマンスを発揮し続ければ代表も夢ではない。

・岩尾
リカルドサッカーの申し子の実力は本物だった。中盤のバランスをコントロールしつつ適切な状況判断で攻守のタクトを振るう。パスが合わないシーンもあったがそこが通るようになった時とんでもないチームになる予感。

・敦樹
左サイドのようなIHのような立ち位置で川崎の右サイドを自由にさせず。攻撃でも2本惜しいシュートがあり、2点目の起点となるパスも。今年はACLもあるので去年以上の活躍を期待したい。

◎FW

・江坂
FW不足の心配を吹き飛ばす2ゴール。ハイプレスのスタート役をこなしつつ降りてきてボールを繋ぐなど、去年同様の動きをしつつもフィニッシュシーンではゴール前に位置することも多く2桁得点もいける可能性あり。

・明本
圧倒的なフィジカルを活かしてハイプレスやポスト役をこなす。得点こそなかったが2得点目のアシストになったポストプレーまでの流れは彼でなければできなかった。

◎控え
・松崎(82分 明本と交代)
時間帯が時間帯なためFWの位置でプレスを仕掛ける仕事がメイン。今日の試合では仕掛けるシーンは見せられなかったが片鱗は見られた。

・犬飼(82分 敦樹と交代)
3バックというか5-4-1に移行で最終ラインに投入。ポイントポイントでボール奪取など力を見せる。足元の上手さを見せるのはリーグ戦でのお楽しみ。

・平野(86分 江坂と交代)
リード後の守備固めではあるが奪った後のボールキープなどで勝つためのプレーをする。岩尾とのポジション争いは大変だがアピールする場はある。
・宮本(86分 関根と交代)
ランニングマンの初出場はこの試合から。体のボリューム感はラガーマンのようでフィジカルとスタミナを活かしてプレスをしかける。

全体的な感想

今年1発目の試合。

新戦力のパフォーマンスやチームの成熟度などいろいろ見るべきものは多かったですが、川崎相手に勝てたことは純粋に嬉しいですね。

やはり岩尾は前評判が高ったですが本当にその通り。徳島には悪いですが、周りのメンバーのレベルが上がると彼のレベルももっと上がるということがこの試合で分かりました。今後も時間が経つにつれてもっと良くなるので期待しかない。

馬渡も1対1の守備はどうかなと思いましたが、山中よりも期待出来そうです。スピードもあり、キック精度も高いので足の速い西っていうのがあってますかね。

柴戸は22を背負ったこともあり、それに引っ張られてプレーレベルも上がってました。やはりユニを買うなら柴戸ですかね…。

今回はあくまで対川崎の試合内容でしたが、ところどころ去年以上によくなっているところも見れました。これからもっといろんな選手が絡み、さらに追加で選手も取る可能性大ですし期待が膨らみます。

2/19ついに2022シーズンが始まります。この試合で生まれた勢いをそのままJリーグでも維持して欲しいですね。


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