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NewsPicks Education導入

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山間地の片隅から世界を覗く

中学校では昨年度コロナクラスターから一時期学校閉鎖がありました。
その間は様々なものがとまり、デジタルツールを通した教育には課題が浮き彫りになりました。
しかし、だからこそ進んだ議論もありました。
その一つがデジタルベースで提供される経済メディアのNewsPicksの導入です。

昨年度のワイワイ会で、「ローカルからグローバルを見る」というのが一つのトピックとしてあがりました。
大岡から長野を見て、長野から日本を見て、日本から世界を見る、と。
言う程簡単ではないし、日常の中にどのように取り入れるのか。

ワイワイ会でのトピックとコロナクラスターが相まって、中学生達がその間新聞を見る機会が減った、ということが小さな話題になりました。
大岡の中学校では昇降口に新聞が置いてあるのですが、実は中学生達の閲覧頻度はそれなりにあるようです。
そこで進んだのが長らく保護者から提案を続けていた、NewsPicksの導入。
デジタルベースなら場所を問わず生徒達が閲覧することができます。

一筋縄でいかない導入。それでも入れたら早い

教員が前向きにデジタルメディアの導入を検討くださいました。
それでも、長野市では導入事例がないことから、検討に数カ月を要し、また、契約した後も生徒が使えるよう公開されるまで更に数カ月を要し、気が付いたら半年近くが過ぎ去りました。
「デジタル」というだけで、極めて慎重を期する風潮があったように思いますし、何よりも未知なるものを導入するすることへのハードルがそびえるように高かったです。

先生方の研修に数カ月を費やしたようですが、それでも最後は整いきらない中で生徒に公開。
そうしたら、先生方の期待を裏切る速さで生徒は吸収し活用を始めたようです。デジタル世代はデジタルツールに慣れている、というのが軽く立証されたのではないでしょうか。

まずは閲覧に慣れるようにする。
次に、生徒同士あるいは生徒教員間で相互に記事に対してコメントをできるようにする。
と道筋を慎重に考えてくださっていた先生方だったようですが、それを簡単に飛び越えてしまったと、当時教頭先生からお電話をいただきました。

一進一退

日常の中に紙の新聞の良さと、デジタル二次メディアの良さが定着すると良いなと思います。
4月で先生方の異動もあり、新年度が明けたら急速にNewsPicksは使われていないようです。
新しいものを導入するより、新しいものを日常文化として定着させることの方が如何にハードルが高いかを実感します。
中学生の期間は3年間だけです。
良さも悪さもあるとして、導入したものを活用し最大限を得られるように進めて欲しいとこれからに期待します。
極小規模校だからこそ他地域の中学生とニュースを題材につながり合うことへの期待もあります。

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