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【雨奇晴好_vol.18】第八回ワイワイ会 みんなで考える学校と学びの未来

12月のワイワイ会。
いよいよ児童・生徒も交えて話し始める時間になりました。

前回までは、保護者・教職員・地域住人有志で「2025年目指す学校のありたい姿」を話し合ってきました。その中で繰り返し、学校の主体者である、「児童・生徒の声も」と繰り返し声はあがっていて、ようやくそれが実現した回となりました。

11月開催時は、言葉が凝縮されていきました。発散と収集を繰り返しながら進んでいます。

小・中学校の目指す姿。学校の存在目的。

今まで話しあってきたワイワイ会から出てきた、大岡小と大岡中が目指す学校の姿と学校の目的をそれぞれ両校長から児童・生徒に向けて話してもらいました。

小・中両校長が目指す学校の姿を発表してます

ワクワクする体験、何があったら良い?

学校の向かっていく先が見えたところで、児童・生徒、それぞれが輪になって、校長先生の言っていたことを実現させていくために、「自分達はどんなことをやりたい?」「どんな体験や学びを取り入れて欲しい?」を言葉にしていきます。

小学生は高学年のお兄さん、お姉さんがリードしながら、低学年の言葉も拾い上げていきます。
中学生はそれぞれ思いつく言葉を付箋に貼り出しながら、考察を深めていきます。

小学生も中学生もそれぞれのやり方で言葉を出していきます

・地域の方々から学ぶ体験活動。
・動物の飼育や畑など立地環境を活かした体験活動。
・地域を題材にした「〇〇プロジェクト」学習。
・社会経済を知るためのお金の勉強。
・地域の方々から学ぶ地域の歴史。
・地域課題を捉えた上で、自分達が何ができるか考察する学習。

児童・生徒からはたくさんの「やってみたい」「やりたい」「やってほしい」が言葉として出てきました。

ワイワイ会がより増して、言葉が豊かに立体的になり、また子ども達の「やりたい」の言葉は深いと感じていました。

試されているのは大人達だと思う。

子ども達から出てきた言葉や「やりたい」を実現させていくために、どのように学内外の活動を豊かにしていくのか、授業のコマ数との兼ね合いもある中で、どのように保護者や地域の方々と連携した学びを広げていくのか。
どのように、大岡地域全体を学びの場、として学校から地域に出て行くことができるのか。
何を学校内で行い、何を学校外で行うのか、内外の連携した取り組みもあるかもしれません。

手をこまねいていても、足踏みしていても、実現したいことは実現することはできません。
おっかなびっくりかもしれないとしても、まずは時間をかけ過ぎずに勢いに乗ってやってみることで未来へと進む道が開けるのではないかと思います。

目的を見失った手段に飛びついていては、なぜやっているのか見失い形骸化してしまうので、目的意識をもち、校長先生が示した目指す先に結び付いていくよう実行する内容に深みを持たせていくことも求められていると感じています。

小学生も中学生もやってみたいこと、やりたいことを発表します。

はじまったばかり。3学期は形にしていく時。

児童・生徒を交えた対話は今後益々増えていくよう学校にも働きかけていく必要があると思います。
関係者皆で額を突き合わせて話すからこそ、それぞれの視点で話せるものがあり、物事を捉える視野の幅が広がっていくのだとワイワイ会を通して実感しています。

話し合ってばかりいても仕方ありません。
3学期は形にしていく時。実行計画と時間軸を据えて行動していきたいと思います。

"Learning by Doing."
まずはやってみる。やりながら考える。

柔軟な思考と失敗を称え合いながらまずはやってみる精神なんだろうとしみじみ思います。

大岡小・中学校のこれからが楽しみです。

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