今の私の暮らし方
2人の息子たちがそれぞれ独立してから、夫婦と義父と二匹の猫たちと暮らしている。
平日は85歳の義父と夕食を一緒に食べる。なるべく柔らかく調理し、一日の過ごし方を聞きながら過ごす。
それから、テレビの前で猫と一緒にゴロゴロしている。平和で静かで幸せな時間だ。
夫が帰宅したら、夕食を並べて持ち帰ったお弁当箱を洗う。
あとはお風呂に入って眠るだけだ。
最近はあまりネットにも繋がず、書くこともせずにいる。というのは、仕事場でパソコン作業を大量にこなした時期に腕が痛くなったことがあり、キーボードを打つことを控えているのだ。
もう一つ、友だちが腱鞘炎で病院に通っていたから、私は行かないと決めている。腱鞘炎予防として書くこともお休みしている。
土日のうちどちらかは家事の日にしている。朝からお弁当のおかずのつくりおきをしてから、掃除とアイロンかけをする。
家事の日以外の一日は夫と外出することが多くなった。夫もテレビの前ばかりに座っていることが飽きたようなのだ。
地味で淡々とした暮らしをしていて、イベントのお誘いがあっても断り、観劇も映画にも行かず、ほとんど家と仕事場の往復と夫との外出という生活である。
しかし、こういう暮らしができるのは奇跡のようなものだ。ちょっと前までは認知症の姑がいたし、四世代同居七人家族の嫁というのは気を使ってストレス満載だったこともある。二人の息子たちは「モテないブラザーズ」だと言っていたこともある。
巡り合せ、運命、縁。いろんな言葉があるけれど、日々の暮らしが今の自分を作っていて、これからの自分も作っていく。
他人からみたら面白くもない平凡な女の暮らしではあるだろうが、本人はいたって満足している。
バリバリと休日も講師業やセラピスト業に励む人もいるのだが、私はしばらくは淡々と特に何もせずに過ごしていく予定である。
そういう季節を生きている。しばらくは静かに何もせずにいる。
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