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宝貝は古代の貨幣だった。

もう二年ほど前になりますが、宝貝と巻貝が約70個届きました。ご縁のある方にプレゼントするようにと、九州の尊敬する方から贈っていただいたのです。

可愛い色合いの宝貝、ネイティブアメリカンが儀式に使った形式の貝、5ミリぐらいの大きさの巻貝が貴重品扱いで届けられました。その貝を私は、100均の店で買った小さなポーチの中に一個ずつ入れました。

貝は小さくても形は完璧です。美しさは黄金比となっているのでしょう。一個ずつ手に取りながら、自然の持つ素晴らしい美の造形を小さな貝を通して改めて感じていました。

北アメリカのインディアンの部族であるオジブワ族は、宝貝の貝殻を "Megis Shells" もしくは "whiteshell" と呼んで神聖なものとみなし、神との交流に用いていたそうです。また、太古、宝貝は、貨幣そのものでした。漢字のかいへんには、貨幣や財産に関する文字が作られていることでもわかりますね。調べてみると「「貝」字は貝殻を意味し、子安貝の貝殻の形に象る。古代においては貝殻が装飾品や貨幣(貝貨)として使われていたので、財物・貨幣の意味が生じた」という記述が出てきました。古代から貴重なものとして、大切に扱われていたのです。

幸運を呼ぶ「宝貝」、人生を巻き返す「巻貝」は、購入したり、海で採ってきても意味は無く、無償で贈られるものだけにパワーが宿っているのだそうです。

きっと必要な人のところに、どこかの誰かから贈られてくるのだと思います。私がご縁のある方に手渡すことになっている貝たちも、その方を通じてまた旅立つことになるかもしれませんね。

青い海は世界をつないでいます。青い色はコミュニケーションの色。小さな貝を見つめて海を思い浮かべ、自分の心と語り合いましょう。

※投銭歓迎(^_^)/

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