見出し画像

虫の知らせを信じていますか

霊能力や超能力を否定する人でも、虫の知らせは信じている場合があります。虫の知らせとは、良くないことが起こりそうな気がすること、悪い予感のことを言います。

どうやら人間の身体の中には、生まれた時から虫が住んでいるらしいのです。その思想は道教から来ていて、三尸(さんし)と言います。

さんし【三尸】とは、道教で人の腹の中にすむといわれる三匹の虫。この虫が庚申(こうしん)の夜,人の寝ている間に天に昇って,その罪過を上帝に密告すると長生きできないという。大辞林より

人間の身体の中に三匹の虫が住んでいる三尸(さんし)について、ずいぶん昔に読んだことはありましたが、久しぶりに辞書で調べてみて、面白いことだなあと思いました。能力ではなく、自らの中にある虫の力で悪いことを予測するのが人間ということなのです。だから、霊能力や超能力とは違うものなのですね。自分の力ではないのですから。

道教を伝える人のことを「道士」といいます。かなり以前に流行した映画で「霊幻道士」というものがあり、キョンシーと呼ばれる吸血鬼が登場し、退治する人が「道士」です。作り話とはいえ、面白い映画でした。

さて、道教の思想は日本人にとっては身近なものです。宇宙の心理、道を元にした宗教で、太極・仙人・陰陽・風水・易もその世界なのです。

道教の太極図は白と黒で描かれており、陰陽を表しています。名前は知らなくても見たことがある人は多いでしょう。知らず知らずに中国の宗教の影響を受けている私たちなのですよ。

何かの交渉ではっきりと決めてしまいたい時は、モノトーンの洋服を着ていきましょう。白黒はっきりつけたい気持ちが明確になりますよ。

※写真は名古屋の蓬莱軒のひつまぶしです。美味しいよっ!

有料に設定してありますが、実質無料で読めます。投銭歓迎ということで(^_^)/

ここから先は

0字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?