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物理が世界を広げてくれた

学生時代、私が一番ハマった科目は物理だった。物理に出会わなければ、きっと理系に行かなかったのではないか、と思うぐらい、物理との出会いは、私にとって衝撃的だった。

作用反作用の法則、慣性の法則、圧力と温度と体積の関係(ボイル・シャルルの法則)など、日常生活で起こる事象を計算式で表せる、ということがまず驚きだった。

たとえば、

人にぶつかって、後ろによろけた。

作用反作用の法則 だ!
電車に乗っている時、急ブレーキでつんのめりそうになった。

慣性の法則 だ!
電車が混んできて、電車内が暑くなってきた。

ボイル・シャルルの法則 だ!

このように、日常生活で、物理で習った法則に出会うたび、感動しまくりだった。ただ、ここまでハマったのは、高校の物理の先生が、とにかく物理愛に溢れる方で、説明がとても上手だったというのも大きいと思う。

とはいえ、いわゆる難問は全く解けず、高校時代、物理の成績は、いつも全教科の中で一番低い点数だった。それでも物理が大好きだった。ある意味、物理は、分からないが故の憧れの科目だったけれど、物理を通して明らかになる世界が楽しくて仕方なかった。

DATA Saberとして、データを通して世界を紐解いていくことが楽しいのも、学生時代、物理にハマっていた理由と同じかもしれない。

Apprenticeだった時代、動画教材で教えてくれるのは、まさかのコスプレを着た先生(KT)。

イメージする講師像と違いすぎて、初めは衝撃を受けたものの、独特のオーラがあり、Tableau愛に溢れるKTは、私が高校時代に出会った物理の先生と同じ匂いがした。勉強を重ねるうち、Tableauで可視化される世界に興奮を覚えた。

未知の世界に惹かれる習性、わからないことを紐解く楽しさにハマる性格、私、学生時代から何も変わってないなぁ。

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