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【使用の】マッチングアプリの池で泳ぐ魚になる【きっかけ】
マッチングアプリを使用したきっかけと、アプリ使用前のプロローグを書き殴りました、ご覧下さい。ブー(幕が上がる音)
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"働き盛り"そう呼べば聞こえは良い。そんな会社員ライフ。
通勤電車の窓越しにうつった自分の姿を見ては「嗚呼、今日も会社と家の往復だけをする兵隊よ。お疲れ様。」と自分を慰めdisる。
代わり映えのない日常。
「そういえば、あの人に失礼な事をしたのはもう何ヶ月前か…」
何度か食事とデートをし、このままいくと付き合うのでは?
そう思っていた相手がいた。
過去だ。完っ全に過去だ!!…何故こうなった?
仕事、シゴトである。憎むは仕事。
仲を深め順調そうな雰囲気だった中、私のお仕事は激務に確変したのだ。
交わしていたLINEの返信も疎かになり、やがて反応を返す事すら億劫に。兎にも角にも仕事の事でキャパオーバーしていた。
"おはよう。お疲れ。おやすみ。"相手が話しかけてくる。
仲を深めようとしていた相手だ…連絡をくれるのは良い…だがしかし。キャパオーバーの私が出来る事は、精一杯のノーリアクション既読。
そんな事を繰り返したある日、相手はこんな事を言い出した。
「…色々無理?」
ああん?なんだよ色々って。
余裕が無かった。仕事の規模が変わった為に本気で余裕皆無であった。向けられた言葉に苛立ちを感じる程、消耗していた。
「色々って何が?」
久しぶりに文字でリアクションをした。
相手はこう返す。
「これ以上の進展は望めない?」と。
それはそうだ。良い雰囲気でいた相手が、ある日を境に反応が悪くなったのだから。
この後は何と返信をしたかさえしっかり覚えていない。微かに覚えているのは
「いい人をみつけて下さい。」
…既読にはならなかった。
そんな事をたまに振り返っては、目まぐるしい日々を過ごしていた中、とあるタイミングで知人の事を思い出す。
婚活パーティーや合コンへ行き、婚活をしていた知人。最終的にマッチングアプリにて出会った方と縁あって結婚をした。
ある休日の夜、自宅にて久しぶりに晩酌をしていた私は飲酒によってテンションが上がり "こ〜れは誰かと話したい気分だ〜" となる。
誰か私に構えよ!が発動。
そんな時に思い出す。ふとマッチングアプリという存在の事を。
飲酒で覚醒した私の脳はもう好奇心しかない。すぐさまマッチングアプリのワードを検索し、目に止まったものを即落とす。どのアプリがどうだとういうリサーチはこの時していない。兎に角話すぞ!!!その一心だったと記憶している。
果たしてマッチングアプリの池で泳ぐ魚になろうとは、電車に揺られた兵隊は想像もしていなかった。
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